「旅行」カテゴリーアーカイブ

ペット同伴で飛行機に乗ろうとすると、小鳥は意外と大変、という話

1月2日の、羽田空港でのJAL機と海上保安庁機の事故では、JAL機に貨物として預けられていたペット2匹が犠牲になったことが報じられると、貨物室に入れられてかわいそうというようなことが話題となりました。

ペットと飛行機に乗ろうとすると、どうなるのか、割と知らない方が多いようですので、私が知っている内容をここにまとめておきます。正確を期すよう努めますが、間違いや航空会社の規則変更もありえますので、参考までに留めていただければ幸いです。

さて、基本的にペットと飛行機に乗る場合は、貨物扱いになります。
貨物室でもペットのいるところは客室とほぼ同じ気温に保たれていますし、国内線であれば長くても2,3時間なので、そこで何か起きることはあまりないようですが、実はそこに運び込まれるまでに、時間がかかってしまい熱中症で死んでしまう、というようなことがたまにあるようです。
また、短頭種(フレンチブルドッグのような鼻ペチャさん)は、熱中症になりやすいため、預けられません。

JAL国内線

JAL国際線

ANA国内線

ANA国際線

日本の航空会社だとスターフライヤーのみ、同伴して客室持ち込みが可能です。

スターフライヤー fly with pet

ただし、同伴可能なのは、犬猫のみです。

私のような、小鳥をペットとしている場合は、日本国内の移動で飛行機に同伴はできません。

さて、では海外の航空会社ではどうかというと、犬猫同伴OKは割とあります。

小鳥が同伴可能かを調べると、これが非常に少ないんです。

たとえばユナイテッド航空は犬猫のみ同伴可です。

小鳥同伴で日本発着便のある航空会社を検索すると、一番手軽そうなのは、韓国の航空会社です。

アシアナ航空

大韓航空

韓国系以外だと、アラスカ航空が小鳥可ですが、国際線はダメですし、そもそも日本発着がありませんでした。

中東系の航空会社だと、鳥でもハヤブサだけはOKというような会社もあります。
中東では富裕層がハヤブサを飼っているからでしょうね。

うちのぴーすけくんは、飛行機に乗せてあげたら喜ぶかなあ?笑笑

 

20年ぶりのグアム社員旅行

インターリンクでは、社内コミュニケーションを大切にしています。

社員旅行、社内運動会、誕生会をやっている、ということで新聞に取り上げられたこともあります。

社員旅行は2003年から毎年行っています。ただ、2020年だけはコロナ禍で中止としました。

記念すべき第1回は、グアムでした。

なんと、旅行代金ひとり29,800円!

オンラインで、たしかHISか何かの飛行機とホテルだけついているものを予約しました。

それ以来、当社の社員旅行、特に海外の場合は、ほとんどが自由時間、1回だけ全体懇親会というパターンが多いです。

近年は旅行代理店にこちらの希望を聞いてもらって、いくつか案を出してもらい、その中から選んでいます。今年は、他の旅行代理店は価格的に海外は無理、という中、JTBさんがグアムを出してきました。グアムは、ちょうど20年前の第1回で行った思い出の場所でもあり、若干の予算オーバーは大目に見て、グアムにした、という次第です。

宿泊は、星野リゾート リゾナーレグアムでした。

星のやのイメージだと、高級な感じがしますが、リゾナーレグアムはファミリー向けで、高級感はあまりありません。オンワードホテルを買収して日も浅いので、そこかしこにオンワードの表記が残っていたり、エレベーターが3台中2台修理中だったり、という残念な点はありましたが、大きなプールがいくつもあり、ウォータースライダーも2つあり(1番大きなmantaは運転休止中でした)、社員の子供たちはもちろん、私自身もすごく楽しめました。

ちなみに、当社では家族同伴もOKにしています。

20年前は家庭を持っている人は少なかったのですが、今は増えていて、参加数も社員と社員家族が同数くらいになっています。

しっかりと社員旅行で骨休めができました。

冒頭の写真は今年の成田空港のカウンターの写真ですが、20年前を思い出せるよう、モノクロにしてみました。

eSIMがマダガスカルで使えなかったことなど

eSIM絶賛記事をこれまで書いてきています。

2022年、最強の海外用eSIMはコレだ!海外用Wi-Fiはやめておくべきこれだけの理由

2023年、最強の海外用eSIMはUbigi!

ただ、まだまだこれらのサービスは発展途上で、100点満点とは言えません。

ヨーロッパ、アメリカのように主要な国に行くのであれば(全部行って試しているわけではありませんので保証はできませんが)、多分何も問題は起きないと思います。

しかし、ドメイン島めぐりで行く、インド洋諸国、カリブ海諸国、南太平洋諸国のような場所でeSIMを使おうとすると、うまく使えない場合があります。

2022年に最強とした Airaloは、イギリスのジャージー島、ガーンジー島で利用できず、アフリカのマダガスカル島では全世界用のeSIMは利用できましたが、マダガスカル用のeSIMでは利用できませんでした。また、マヨット島は対応エリアにありませんでしたが、全世界用eSIMでつながりました。

2023年に最強と評価したUbigiは、マダガスカル島では遅すぎて利用できませんでした。


なぜ、このようなことが起こるのか、考えてみました。

AiraloもUbigiも自社回線を持っているとは思えません。各地の通信会社と契約しているのだろうと推測します。

そして、主要な国であれば、接続試験もしっかりするでしょうし、ユーザーも多いので、もし不具合があれば大問題になるので、しっかりと接続できるのだと思われます。

一方、ドメイン島めぐりで行く、旅行者も少ないような場所だと、接続試験もしっかりやっていなかったり、相手側の通信会社が大手ではないので問題を起こしてしまったり、ということがありそうです。

マダガスカルでAiralo, Ubigiともに利用できなかったのは、現地の通信会社の問題のような気がします。


日本の会社である、ソラコムはドメイン島めぐりで行くようなエリアに元々対応しておらず、Airalo, Ubigが問題ないような主要国にのみ対応なので、比較ができませんが、今のところ使えなかったことはありません。

あとは、意外なところで、楽天モバイルいいですよ。

どこがいいかと言うと、海外2GBまで無料です。追加は1GB500円というわかりやすい値段設定で71ヶ国対応ですし、Rakuten Linkアプリを使えば、日本国内に無料で電話もかけられます(*1)。私は楽天SPUのポイントアップのためだけに楽天モバイルを契約していますが、海外でたまにeSIMを使っています。解約も簡単そうなので、海外旅行前に契約して、帰国後解約という手もありそうです。

(*1)有料になる場合もあります。詳しくはこちら

旅行、出張必携アイテム〜ピルケース〜

ダイソーのピルケースですが、これが一番使いやすいです。

上の部分には、常備薬を少しだけ入れるところがあります。頭痛薬とか、胃腸薬入れにぴったり。

下の部分は8マスになっていて、毎日服用するサプリや薬を入れておくことができます。

そして特筆すべきがここ。8マスの部分は蓋を外せます。

これがとてもいいんです。なぜかというと、薬を小分けにするときに便利です。

たとえば、下もダイソーで売っている8マスのピルケースですが、

ふたがあまり開かないんです。これだと薬を入れるときにちょっと面倒。それに、このタイプは、バッグの中でふたが開いてしまうことがあり、バッグ内が錠剤だらけになったこともありますし、サモア島では、ほんの少しの隙間から小さな蟻が侵入してたことも!?

まとめると、私が今回のピルケースをおすすめしてる点は、

・ちょっとした胃腸薬など入れられる(このタイプがあまりない)

・しっかりした作りで、かばんの中でも錠剤があふれたりしない

・錠剤を小分けにするときに、ふたがはずせて便利

の3点です。

さて、実はこのピルケース、もう10年くらいは使ってるのですが、写真ではわかりませんが、上蓋がちょっと欠けてしまいました。新たに買おうとダイソー何軒か回って、3軒目、たまたま入った新宿サブナード店でやっと2つだけ半透明のものが置いてあり、1つ買いました。もしかすると不人気商品かもしれません。廃番商品になる前に、一生分、と言っても10年で壊れるとして、あと2、3個あれば十分なので、見つけたら買おうと思います。

世界一周運賃の不思議(ワンワールド)

ドメイン島めぐりで、世界中のドメインを持つ島を訪ねています。できるだけ安くあげたいので、どういう航空券を買うかということを考えます。

世界一周運賃というのをJAL系のワンワールドでも、ANA系のスターアライアンスでもやっています。世界一周なんてあまり関係ないと普通は思うのですが、うまく使うと運賃を安くできます。

世界一周運賃は、2つのルールがあります。基本的に地球を東回り、もしくは西回りをして、地球を一周して出発地点にもどること、もう1つは24時間以上の滞在を2回以上すること、です。

一番短い旅程は、たとえば、

東京→ロンドン→ニューヨーク→東京

で、ロンドンとニューヨークでそれぞれ24時間以上滞在すればOKです。

12月1日出発でエコノミーで検索すると、下図のように459,560円になります。JALでロンドン往復直行便の一番安い運賃は254,470円(世界一周と東京発着を同じにした12/1東京発、12/9ロンドン発)ですので、世界一周運賃はまあまあ、そういう値段だろうという価格設定です。ただ、JALの一番安い価格は、変更が自由にできないとか、キャンセル時に手数料が取られるなどありますが、世界一周運賃は普通運賃扱いなので、日程の変更も自由にできます。(ただし、旅行開始後は有料)

ここからが面白いのですが、世界一周運賃は、飛行区間が増えると安くなったりします。

たとえば、上記の旅程にロンドンとニューヨークの間に、パリに立ち寄ることにして、

東京→ロンドン→パリ→ニューヨーク→東京

とすると、453,330円と、さきほどの運賃より安くなります!

もっと立ち寄りを多くして、

東京→香港→パリ→ロンドン→ニューヨーク→ロサンゼルス→ホノルル→東京

とすると、458,080円と、これも最初の

東京→ロンドン→ニューヨーク→東京

よりも安くなっています。

さて、エコノミーでなくビジネスクラスだと、単純往復と同じくらいになります。

たとえば、

東京→ロンドン→パリ→ニューヨーク→東京

は、782,720円ですが、JALのロンドン往復直行便ビジネスクラスの一番安い運賃は769,600円ですので、世界一周運賃とほぼ変わりません。少し高くても世界一周運賃は、普通運賃扱いなので、変更が自由ですし、マイルもたくさんつくというメリットもあります。

もっとすごいのは、世界一周ファーストクラス運賃です。

JALでロンドン往復直行便のファーストクラス運賃は3,406,600円ですので、世界一周運賃1,133,720円は、ほぼ半値八がけ2割引という、すごいことになっています。

ただ、世界的に国際線ファーストクラスはなくなりつつあります。米系航空会社では、すでになくなりました。ですので、上記の旅程でもJAL以外はすべてビジネスクラスになっています。

さて、今日のブログですが、書き終えるのに6時間もかかってしまいました。

なぜかというと、、、、、

ワンワールドのページが超出来が悪い!!!

私のMacとiPhoneだと、まず、日本語での検索ができません。

それと1回検索したあと、別の検索をしてもキャッシュに残っているのか、前回の結果が表示されてしまう。ちょっとした変更もできずに、ブラウザ再起動が必要になりました。

みなさんもお使いになる時は、ご注意ください。

オーストラリア空港税関では薬を申告した方が良いと思った話

世界まる見えテレビ特捜部では、定期的に空港税関のトラブルを放送していて、人気があるようです。

空港税関の中でも、一番うるさいと私が思うのが、オーストラリアとニュージーランドです。ニュージーランドでは別室に行かさせられたことがあります。(もちろん色々聞かれて無罪放免です)

オーストラリアは、芸人の松本人志さんが2022/11のサンスポ記事ですが、税関で揉めたそうです。

「松本人志、オーストラリアの税関で職員と揉めた過去「俺も機嫌も悪くなっていて…」

先月、ドメイン島めぐりでなんとオーストラリアに短期間に4回入国という怪しい?行動をした中で、結論として、「申告した方が楽」ということになったので、その経緯を説明します。

日本語版入国書類は下記のようになっています。

税関申告の質問の中で、下記はちょっとどう答えたものかと迷ってしまうと思います。

1.禁止または規制されている物。医薬品、ステロイド、不法わいせつ物、鉄砲、武器、不法な薬物

6.食肉…………

9.土または例えばスポーツ/レクレーション用品、靴などのように土の付着した物品、もしくは淡水域で使用した物品

10.過去30日以内に家畜と接したり、農場、荒野地域、淡水の川、湖に行きましたか?

今回は1.についてのブログなのですが、まずは1.以外を見ていきます。

6.の食肉は、肉製品全般なので、カップ麺はほぼアウトです。

9.ですが、土のつかない靴ってあるんですかね?靴履いてたら全員本当は「はい」にチェックをつけなければいけないかのような感じです。

10.は結局、家畜に伝染病がうつるのを警戒しているのだと思います。なにしろ狂牛病がない国ですので。

 

さて、本題の

1.の薬を申告するかどうか、という話に入ります。

今回の4回の入国(同行者あり)の履歴は、下記のとおりです。

1回目 メルボルン

 自動ゲートの写真撮影でNGになり、係官のいるところへ行かされたが時間はそれほどかからなかった。税関もすべて「いいえ」で答えてあったが、ノーチェックだった。

2回目 ブリスベン

 同行者が別室へ行かされる。税関では、私のバッグがすべてあけられ、薬があることを指摘され、市販薬の瓶に入っているものはなにも言われなかったが、小さなZIP LOCKに入れてた錠剤について、なんの薬かを聞かれる。痛風の薬だったが、痛風の英語名がわからず苦労した。かなり時間を取られた上、職員がこちらを犯罪者扱いしているような感じで態度も高圧的で、あやうくオーストラリアを嫌いになるところだった。

3回目 シドニー

 入国審査のKioskのパスポート読み込みで同行者含めNGとなり、係官のところへ行かされた。時間もあるし正直にと思い、項目1を「はい」で答えた。税関ではどんな薬か聞かれ、「Head ache, stomach ache and ‥‥」と言って痛風はなんだっけと思い出そうとしていたら、もう行っていいと言われた。

4回目 ブリスベン

 2回目の入国ですごく時間をとった上、乗り継ぎの国内便があるので早く入国したかった。申告しないことも考えたが2回目と同じ係官にあたったらバツが悪いし、2度目だろと言われて罰金となったら困ると思い、項目1を「はい」で答えた。税関の係官は別人で「Medicine?」と聞かれ、「Yes」と答えたら、ノーチェックだった。

ということで、薬持ってると申告した方が楽だった、という体験談でした。

Yesで答えた時に通る税関の職員は、やさしい人が多く、Noで答えた時の税関の職員は、疑ってかかる感じの人が多かった印象です。考えてみれば当たり前で、なにか密輸しようとする人は、すべてNoで答えますよね。つまり、悪い奴は、Yesで答える方にはいない、っていうことになります。

ちなみに、1.の薬は、「禁止または規制」されていなければチェックの必要はないはずですが、わからない場合は、チェックしろということになっています。医師から処方された場合はチェックした方がいいかもしれません。また、オーストラリアではどうなのか知りませんが、鎮痛剤のロキソニンは、アメリカでは売ってないので、国によっては規制されていることもあるかもしれません。

 

日本のガラパゴス化がー、とか言うくせに行ったことなかったので、ガラパゴスに行ってみた

今年のゴールデンウィークは、ガラパゴス諸島に行ってきました。

ルートは、

東京 → ヒューストン → キト(エクアドル) → グアヤキル → セイモア(ガラパゴス諸島)

です。東京からキトまではUnited航空、キトからセイモアはAvianca航空で両社ともスターアライアンスです。

乗り継ぎを入れて、片道36時間とかになります(汗)

キトは標高が高く(2800m)、時差調整もあって2泊するため、メキシコシティ(2200m)程度で軽度の高山病になったことがある私は、事前に高山病の予防薬を処方してもらっていきました。

入島税100ドルを現金で支払って、ガラパゴス到着になります。

さて、ガラパゴスです。ガラパゴスゾウガメをはじめとするガラパゴス固有種の生物の楽園、未開の地と思っていたのですが、中心地サンタ・クルス島は予想以上に都会でした。ハワイと変わらないくらいの感じでした。

イグアナやガラパゴスアシカはサンタ・クルス島で普通に見かけます。

ウミイグアナが陸にあがっています。コロナ前からソーシャルディスタンス2メートルです。ウミイグアナは黒いです。

ガラパゴスアシカはベンチが大好き。人が座れません。

サンタ・クルス島には、ダーウイン研究所があり、ガラパゴスゾウガメを保護しています。

さて、ガラパゴス諸島というくらいなので、ツアーで行ける島がいくつかあって、ツアーで向かいます。

なんと、幸運なことにアオアシカツオドリの求愛ダンスを見ることができました。

アメリカグンカンドリ、赤いのど袋をふくらませています。

リクイグアナはこういう色で、草食です。
 

サンタ・クルス島にもどって、MIDORIという寿司店のMIDORI ROLL。 

とても美味しいです。

日本の寿司と海外の寿司は少し違いますが、これも環境に適応した「寿司の進化」である、とダーウィンが言ったとか(嘘)

さて、ガラパゴス化という言葉は、一般的に、「他から孤立して、独自のモノやサービスを作って、その地域でのみ通用して、グローバルにはまったく相手にされない」という、悪い意味で使われます。

ガラパゴスゾウガメは、独自に進化し、あやうく絶滅するところでした。絶滅しなかったからこそ、貴重な種として、世界から人やお金が集まっていると考えられます。

ということは、、、

たとえば、日本のガラケーも、絶滅せずに残っていければ、いつか日の目を見る日が来るかもしれない、ガラパゴス化も悪くない、と考えた次第です。

(今でもレコード針は作られていますし、フィルム付きカメラが若者に受けたりしています)

2023年、最強の海外用eSIMはUbigi!

2023年、久々のラスベガスCESに参加後、カリブ海のドメインのある島をめぐる旅をしてきました。

そこでまたeSIMを活用しました。

昨年10月、

2022年、最強の海外用eSIMはコレだ!海外用Wi-Fiはやめておくべきこれだけの理由

というエントリを書き、その中で、Airaloをイチオシとしましたが、Airaloをオススメできない事態が起きました。

アメリカまでは問題なかったAiraloですが、ドミニカ国、ドミニカ共和国、とどちらもまったく使えなかったのです。それだけでなく、問い合わせをしても返事がありませんでした。

一つの島に長くて2日しか滞在しないので、問い合わせをしたらせめて翌日に連絡がほしいのですが、複数回問い合わせをしたにもかかわらず、いまだに返事をもらえていません。それに対して、Ubigiは翌日には返事をもらえましたし、ドミニカ国、ドミニカ共和国、どちらでも快適に使えました。

さらにUbigiは、データを使いきっても、Ubigiのサイトだけにはつながって、データ容量を買い足せるというメリットも、今回、十分すぎるほど感じました。

2023年、最強の海外用eSIMはUbigi 

これで決まりです。

格安なのにシートはフルフラットでビジネスクラスみたい?!無料Wi-Fi使える?機内が寒い?など話題のZIPAIRに乗って確かめてきた

ラスベガスで開催されているCESに、ZIPAIRの成田発ホノルル便→ハワイアン航空乗り継ぎを使ってラスベガスに入りました。
ラスベガスは西海岸のロサンゼルスやサンフランシスコ経由が一般的ですが、CESの時期は、西海岸経由の航空券が高騰します。ハワイ経由は、行程は少し長くなりますが、値段がかなり安くなります。さらにZIPAIRを使うことで、さらに安く抑えられました。ZIPAIRとは、2020年6月3日に運航を開始したばかりの日本の国際線専門格安航空会社(LCC)。日本航空(JAL)の完全子会社です。ZIPAIR初搭乗となりますが、JALと対比しながらレポートします。

「ZIPAIRの機内は寒い」という噂の真相?!
ネットで搭乗体験記を調べると「ZIPAIRの機内は寒い」という情報が出てきます。格安だからエアコン費用も抑えてるんだろうと勝手に考え、上下ヒートテック下着まで着込んで搭乗しました。
実際の機内温度はどうだったかというと、ダウンとセーターを脱ぎました!暑かったのです。CAさんに聞いたところ、設定温度は24度程度にしている、とのこと。つまり、温度自体は他の飛行機と変わりません。CAさん曰く、寒いとおっしゃる方もいれば、暑いとおっしゃる方もいます、とのこと。
ブランケットが有料なので、ブランケットなしだと寒く感じる人もいる、というのが真相のようです。特に暑い地域から薄着で搭乗するような場合は気をつけた方が良いでしょう。

無料Wi-Fiの実力
ZIPAIRには無料Wi-Fiがついています。テレビがない代わりに機内Wi-Fiを利用して、映画などのコンテンツを見たり、機内販売を申し込む仕組みです。機内 Wi-Fiでインターネット接続した場合、どのくらいの速度か出るか、試してきました。まず、Yahoo!ニュースはなんとか見れます。メーセージアプリも使えますが、写真や動画は難しいレベルです。
機内で3回計測。その後も何回か計測しましたが、ほぼ同じでした。


機内で買える食べ物

機内食は有料で事前に申し込みが必要です。ドリンクサービスもありません。もし申し込みを忘れて、さらに食べ物、飲み物の持ち込みも忘れてしまったら?その場合、機内販売があります。JALはWeb上で調べることができますが、ZIPAIRの機内で何が買えるか、探しても見つかりませんでした。
そこでホノルル便機内で機内販売メニューを撮影したので掲載します。
JALではプレミアムエコノミークラス以上で提供されるカップ麺、JALオリジナルうどんですかい、が買えるのはいいですね。
食べ物や飲み物を忘れても、なんとかなりそうです。


機内で見れる映画

クチコミにもありますが、新作はありませんし、007のような古いけど版権高そうなものはありません。

ビジネスクラスと思ってZIPAIRのフルフラットシートに乗ってはいけない!
ビジネスクラスであれば、搭乗前から特別扱いされます。
例えば、エコノミークラス チェックインカウンターの長蛇の列を脇目に、ビジネスクラスカウンターですぐに受け付けてもらえて、搭乗前の時間はラウンジで食事やビールが無料でいただけます。搭乗するにあたっても優先搭乗で先に案内されます。搭乗したら、席にはアメニティセットが置いてあり、CAさんが挨拶に来てくれたりもします。機内食も豪華なものが出てきますし、寒いといえば、羽織るものももらえたりします。
ZIPAIRのフルフラットシート、これらすべてありません!よく見てください。ZIPAIRはビジネスクラスとは謳っていないのです。フルフラットシート、と呼んでいます。フルフラットシートは、クラスではないので、特別扱いされません!
ZIPAIRのフルフラットシートは、あくまで、シートの選択に過ぎません。エコノミークラスとビジネスクラスのようにクラスが違うわけではないので、搭乗順も機内サービスもすべて同じです。特別扱いされたい方は、親会社のJALに乗ってください、ということなのでしょう。

ZIPAIRの方が良い点
①並び席のパーティションが常時クローズ
ビジネスクラスで二席が並んでいる場合、ニ席の間にパーティションがあります。JALは上下に動かすタイプで、搭乗時には開けられており、離陸後に閉めますが、離着陸時には開けることを求められます。
ZIPAIRのフルフラットシートの並び席のパーティションは左右に動かすタイプで、搭乗時には閉められており、離着陸時も閉めたままで、開ける必要はありません。これはとてもいい仕様だと思いました。
②トイレが空いている(気がする)
③通路がワゴンで塞がれない
④食事中の音がしないので寝るのに良い
⑤余計な食事を取らなくて済む
食事や飲み物のサービスがオプションになっていることで、②③④のようなことが起きていると思います。普通の航空機だと、食事後にトイレがすごく混みますが、そもそも食事がないので、私もそうですが機内全体でトイレの利用自体が少なく感じます。
また、せっかく用意してくれている食事を頂かないのはもったいないと、お腹があまり減ってもいないのに食べてしまうことが
ないので、健康的です。
⑥テレビがないメリット
テレビがないので、かなりスッキリしていて、少し広く使える気がしました。また、他の席のテレビが明るくて睡眠の邪魔になることもありません。

ZIPAIRを使う時に注意することや、その他いろいろ
荷物は機内持ち込み2つ合わせて7キロまで無料ですが、それ以上は有料です。
私はなんとか7キロに収めましたが、かなり難しいと思います。成田空港にパッキングエリアがあり、そこで重さが測れますので、必ず計測しましょう。チェックインカウンターで重さを計測して、その時に超過していると、預け荷物として別料金が必要になります。前もって手荷物プラス5キロのオプションを買うなどしておくほうがベターです。二人で乗る人は、二人分の荷物を合計して測っていました。スマホやバッテリーなどは、ポケットに入れておいて、荷物だけ計測して貰えば、ほんの少し軽くなります。チェックインカウンターで重量チェックを受けたら、その後は重量チェックはありません。
また、ZIPAIRのフルフラットシートでは2D,2G,3D,3Gの席は上の棚が使えません。
自席の上の棚以外は使いたくないという人は、それ以外の席を選びましょう。ただし席の選択も有料です。私の時は選べる席が一つしかなかったため、席選択をしても一緒なので席選択オプションは買いませんでした。
フルフラットシートは、基本のポジションに戻すとインジケーターが青く光ります。たまにリクライニングを戻してない人がCAさんに指摘されているのを見ますが、このように青く光れば乗客にとっても、CAさんにとってもわかりやすくていいなと思いました。

機内は他の飛行機と同じような温度設定です。ブランケット販売はありますが、無料貸し出しがないので、心配な人は対策を。
2023年1月現在、アメリカ入国にあたってアプリVeriFLYの登録をしましたが、ZIPAIRよりメールで米国CDCに2種類の書類の提出が必要で印刷して記入してくるように、という案内がきます。実際にはVeriFLYのみでOKで書類は不要でした。

今回、国際線LCCにはじめて乗って、いろいろと考えさせられました。CAさんの仕事って、本来は食事を出したりすることじゃないよなぁ、とか、昔は新幹線に食堂車があったけれど、無くなったように、航空機の食事サービスも無くなっていくのかなあ、そういえば駅弁売りも無くなったなぁなどなど。JALとANAだと、ほぼ同じサービスで良い意味で競い合っていたと思いますが、これからは様々な価値が提供され、ユーザーが選択していくということになりそうですね。

ACアダプターのようなモバイルバッテリー、預けないように注意しよう

先日、社員旅行で福岡に行ってきました。2002年から毎年おこなっているのですが、コロナ禍で中断していて、久々の飛行機を使った社員旅行です。

安全検査を終えて出発までのんびりしてたら、「預けた荷物の中にモバイルバッテリーが入っていた、このままだとその人は飛行機に乗れない」という連絡がありました。

時間に余裕があったので荷物からそのモバイルバッテリーを取り出して、事なきを得たのですが、預けた本人は、それがモバイルバッテリーとは思ってもいなかった、単なるACアダプターと思っていたのです。

    預けられる          預けられない

(無印良品のページより)

上の左側は「ACアダプター」、右側はACアダプター兼モバイルバッテリーです。

一見、ほぼ同じような形で、値段が少し右側が高いですが、USBポートが1つ多いので、少し高くてもおかしくないと考えてしまいますね。

うーん、これは間違えてしまいそうです。

モバイルバッテリーは手荷物で持ち込みは可能ですが、飛行機には預けられないので要注意です。

ほぼ同じ形なのに、JALは、それがモバイルバッテリーとわかったわけで、AIなのか、熟練の技なのかわかりませんが、すごいことだと思いました。