今、世界卓球やってますね!
早田ひなさんと対戦したのが、62歳元中国代表で現ルクセンブルク代表のニー・シャーリエンさん。東京五輪にも代表として出場し、今でも第一線で活躍しているレジェンドです。
さて、その3セット目、早田さん、11対0で勝ちました。
卓球では、0点で勝ちそうな時、わざとミスをして1点相手にあげるのが礼儀、という考え方もあって、実際そういう場面も何度かみましたが、今回の早田さん、一切手を抜きませんでした。
私は中学校で卓球部に入ったのですが、できたばかりの部活動でほぼ1年生だけ、というスタートでした。顧問の吉野先生の方針で、中学一年の5月の公式戦に出ました。(出場させられた感じです)もちろん、コテンパンに負けます。そんな「デルトマケ(出ると負け)」の状態が一年くらい続きました。
そんな時に、一番悔しかったのはどういう時だったか、と言うと、負けた時ではないんです。
相手が手を抜いている、とわかった時が、何より悔しかったのです。
その後、それなりに強くなり、地区大会でシードをもらうようになって、初戦、2戦目で戦う選手とはかなり力の差がある状況になっていました。そのような余裕で勝てる時でも、私は全力で戦うことにしていました。手を抜かれる悔しさを身に沁みて知っていたからです。当時は、現在の1ゲーム11点ではなく、1ゲーム21点だったのですが、公式戦で一度だけ、21-0で勝ったことがあります。
かわいそう、という気持ちもありましたが、それよりは、手を抜かれたと感じる方がかわいそうと思ったのです。
上の動画で、試合後のニー・シャーリエンさんの表情がとても印象的です。とても満足したような笑顔です。早田さんが全力を出して戦ってくれたこと、そして、その早田さんに全力を出させるようなプレーを自分ができたことを誇らしく思っていたのではないだろうか、と想像します。
なお、卓球では0点で勝つことを「スコンク(skunk)で勝つ」という言い方をします。アメリカの俗語で、アメリカでは卓球に限らず使われるそうですが、日本では卓球で使われることが多いようです。