「ドメイン」カテゴリーアーカイブ

十月十日は萌の日

十月十日は萌の日ということで、あまりキャンペーンをしない当社ですが、下記のようにキャンペーンをします。

上級者向け(使う人のあまりいない)の特殊な(微妙な)サービスの提供やオタク川柳大賞を主催する、インターネットサービスプロバイダーの株式会社インターリンク(東京都豊島区、代表取締役:横山正)は、 アニメ、漫画、ゲーム、コスプレイヤー、アイドル等のオタクカルチャーや推し活関連サイトにピッタリなドメイン「.moe」を、1,010円(通常料金2,860円)で提供するプロモーションを10月10日午前11時より開始いたします。

【萌の日プロモーション】(※料金は税込、登録期間1年)
対象ドメイン .moe
料金     1,010円 (※2年目以降は、通常料金2,860円。)
詳細・申込  https://www.gonbei.jp/tld/moe/
期間     2024年10月10日(木)午前11時 ~31日(木)午前11時まで

 

【萌の日特設サイト】

YOUは何しに日本へ?ガーンジー島からポケモングッズを買いに来た

YOUは何しに日本へ? – テレ東

9月23日放送で、ガーンジー島から来た男性にインタビュー。ガーンジー島はイギリス王室の属領で人口は約6万人、ドメイン名は.gg。ポケモングッズを買いに来たという。

ドメイン島巡りでガーンジー島にも行っています。

日本から9737km離れたガーンジー島で路線バスを乗り継ぎ島の魅力を調査してきました【インターリンク ドメイン島巡り 第30回「.gg」】

テレ東から連絡があり、写真を使いたいとのこと。OKしたところ、使われてました!

右上に「画像提供:ドメイン島巡り 株式会社インターリンク」とあります。

ガーンジー島にもアニメグッズショップはあります!

「Just Games」というお店です。ドメイン探検隊はそこも訪れています。

インタビューを受けた男性、Just Gamesの常連かもしれませんね!

Go To Eatのドメインがオンラインカジノやパパ活おすすめサイトに⁉︎

Go To Eatのドメインがオンラインカジノやパパ活おすすめサイトになってしまう

インターリンクの「あなたの知らないドメインの世界」2024年4月11日の記事です。

Go To Eatで使われていた、各都道府県のキャンペーンサイトのドメインがオークションに出されていて話題になりました。

期限切れのGo To Eatキャンペーン関連JPドメイン名、オークションに続々登場中(2023/10/19 やじうまWatch)

 

これらを入手した人たちが、オンラインカジノ紹介サイトやパパ活紹介サイトとして使っています。

詳しくは、「あなたの知らないドメインの世界」をどうぞ!

新gTLDの次回募集は2026年頃になりそうです

ドメインの国際的管理団体であるICANNでは、次の新gTLD(*1)募集について、さまざまな議論がなされています。

まだ決定ではありませんが、当社ではおよそ次のようになるのではないかと考えています。


(1)新gTLDの募集開始時期は2026年頃

(2)申請費用は、前回の18万5千ドルよりも高くなり、24万ドル程度になりそう。

(3)一般名詞をドメイン名とする場合は、独占的使用はできない


(3)については若干説明を加えさせていただきます。

たとえば、.makeup というgTLDは企業が自社で独占使用するために取得しましたが、議論が起こり、最終的には自社使用しないことになりました。自社使用するのであれば、社名、商品名、サービス名で、一般名詞でないものがいいでしょう。

新gTLDを申請しようと考えている方は、まずは、こちらのトップレベルドメイン一覧を見ていただき、この一覧にないものを検討してください。このページになければ、ほぼ申請可能です。(ルートゾーン登録前のドメインはありえますので、100%正確とは言えませんが)

さて、円安ドル高、ずっと続いていますね。

以前でしたら、申請費用18万5000ドルで1,850万円くらいでした。

このままいくと、申請費用24万ドル = 3,600万円(1$=150円)ですから、ほぼ倍になりそうです。

 

(*1) gTLD (Generic Top Level Domain)のことで、.comなど多くのドメイン名がこれに属しており、ほとんどが3文字以上。取り扱い基本ルールはICANNで決められている。一方、国別ドメイン = ccTLD (country code Top Level Domain) は、国コードの2文字となり、国ごとにルールが異なる。

行きたくても行けない島のドメイン .io 、イギリス領インド洋地域

(イギリス領インド洋地域の旗)

ドメイン島めぐりで、インターネットドメイン名をもつ島を巡っています。

コロナ禍で一時中断していたのですが、今年に入って再開しています。以前は毎月、更新していましたが、現状、毎月の更新は難しいです。

さて、約50個あるドメインを持つ島のうち、これは行けないなあという島がいくつかあります。

その中でも、.io ドメインを持つ、イギリス領インド洋地域、こちらはほぼ無理そうです。

ioというのは、入出力を意味するコンピュータ用語ですから、ドメインの需要は結構多く、みなさんも.ioドメインを見かけたことがあるのではないでしょうか?

しかし、.ioドメインがどの国か、までは知らない人がほとんどだと思います。このように、ドメインは知ってるけど、それってどういう国なのか?という疑問に答えるというのが、当社がやっているドメイン島めぐりの重要なミッションです。

このイギリス領インド洋地域、まず絶対に行けません。

詳細はWikipediaなど見ていただいた方がよいのですが、簡単にまとめると、

・イギリスの海外領土

・最大の島 ディエゴガルシア島は米軍に貸与されていて、軍関係者以外、入れない。その他の島は人も経済活動もほぼゼロ。

というのです。さらにいろいろ調べていたら、

2019年2月25日、国際司法裁判所は、1965年にイギリスがモーリシャスからディエゴガルシア島を含むチャゴス諸島を分離して「イギリス領インド洋地域」に編入した措置について「国際法に照らして違法である」という見解を示し、チャゴス諸島の統治を「可能な限り速やかに終える義務がある」と勧告した。ただし、この勧告に法的拘束力はない[6]。(ディエゴガルシア島 -Wikipedia-

というものを見つけました。

もし、モーリシャスに返還されると、ドメイン名はどうなるのでしょうか? 今の所、返還されるというような状況にはないようですが、ドメイン名にも関係するので、注視しておこうと思います。

ドメイン島めぐりを再開しました!

コロナ禍もあって中断していたドメイン島めぐりですが、GIGAZINEでの連載をおよそ2年2ヶ月ぶりに再開しました。

再開第1号は、

わずか3時間でジャージやジャージー牛乳の由来となったジャージー島を弾丸調査した【インターリンク ドメイン島巡り 第29回「.je」】

です。

再開していきなり乗り継ぎに失敗するというドラマがありました。

今後も毎月15日にGIGAZINEに掲載される予定です。

ロシアをインターネットから排除しようというウクライナの要請とそれを受けたICANNの対応

3/2、私は下記のtweetをしました。

調べたところ、すでにICANNは要請を却下していたことがわかり、下記のtweetをしました。

この件については、GIGAZINEが詳しく下記でまとめています。

ウクライナがロシアをインターネットから締め出すために「.ru」ドメインの取り消しやIPアドレスの使用停止を要求(2022/3/3)

「ロシアをインターネットから切り離せ」というウクライナの要求をICANNが拒否(2022/3/4)

平和が1日も早く訪れますように。

トンガ火山噴火でドメインは無事、復興に向けて寄付をしました

1000年に一度の大噴火と言われるほどの大噴火がトンガを襲ったのは1月15日でした。

トンガのドメイン「.to」は、早くから一般向けに公開されていたこともあり、当社のドメインの中でも人気のドメインの一つです。

当社では、ドメイン島めぐりというコンテンツで、ドメインを持っている島を巡っています。もちろんトンガにも行きました。こういった島のドメインの運営自体、米国の企業などが運営していることも多く、また、安定運用の観点から数箇所にサーバーを分散しているなど、島のインフラに事故があったとしても問題なく運営されるようになっています。

そういう意味では、ドメインに影響はないだろうとは思っていましたが、注意深く見守っていました。

1ヶ月が経過し、今は、問題なかった、と自信を持って言える段階になりました。

さて、トンガに寄付をしたいと思って、Yahoo!募金を見てみました。

 

トンガで検索すると6団体出てきます。

直近1週間の寄付額多い順に並んでいます。

団体名 直近1週間寄附額 総寄付額
(公財)日本財団 703,436 13,667,092
Yahoo! 599,961 8,799,616
NPOピースウィンズジャパン 116,243 34,407,253
(一社)アジアパシフィックアライアンス 58,320 19,493,140
NPO ADRA Japan 5,115 615,160
(公財)日本ユニセフ 3,780 532,888

(2022/2/14 現在)

日本財団やYahoo!の直近1週間の寄付額が多いのは、当然ですね。ユニセフが下位なのは、トンガだけではなく、自然災害緊急募金だからだと思います。

そして、気になったのは総寄付額です。

NPOピースウィンズジャパンが3400万円、アジアパシフィックアライアンスという一般社団法人が1900万円とすごく多くなっていて、日本財団よりも総寄付額が多いのです。

両団体には申し訳ないのですが、両団体ともに、私は聞いたことないものでした。もしかしたら、その方面では有名かもしれませんが、知名度のさほど高くない団体が、日本財団やYahoo!をさしおいて、こんなに集めるってすごいと思ったわけです。

なにか理由があるのでは、と探したところ、寄付受付開始日がその原因ではないかと思いました。

日本財団 1/21
Yahoo! 1/26
ピースウィンズ 1/17
アジアパシフィックアライアンス 1/17
ADRA Japan 1/21
(ユニセフはトンガのみではないので外しました)

大きな団体は、寄付開始日が遅くなり、それより前に寄付を開始した団体は、金額を集めやすい、という傾向がありそうです。

さて、私が中学生の頃です。赤い羽根募金について社会科の先生から、「赤い羽根をつくるのにお金がかかるから、100円募金しても寄付先には100円届かないんだよ」という話を聞き、それ以来、何%くらいが寄付先に届くか、というのを気にするようになりました。

この6団体の記載内容を見る限り、全額もしくは全て、と記載があったのは下記2団体でした。

日本財団「全額(※1)、甚大な被害を受けたトンガ王国へトンガ赤十字社を通じて活用される予定です。(※1)全額とはYahoo!ネット募金の利用料(クレジットカード寄付分の5%および消費税)を引いた金額」

日本ユニセフ「2022年1月15日に発生したトンガ沖大規模噴火・津波を受けて、現在お預りたご寄付は全てトンガへ送金させていただきます。」(原文通り。お預りしたの「し」が抜けてるようです)

いろいろ考えて、一番身近な存在であり、かつ、このような社会的意義のあるプラットフォームを提供していることに敬意を表する意味でYahoo!に寄付しました。

チューリッヒのドメインは次のうち、どれでしょう?zürich, .zurich, .zuerich

スイスのチューリッヒと言えば、風光明媚な観光都市ですが、いまや、チューリッヒで検索すると

(広告)チューリッヒ保険

1位 チューリッヒ保険
2位 チューリッヒ保険の自動車保険
3位 チューリッヒ生命
4位 Wikipedia
5位 チューリッヒ少額保険
6位 チューリッヒ生命Club Off

と、1ページ目は世界有数の保険グループである、チューリッヒ・インシュアランス・グループのページでほぼ埋め尽くされていると言ってもいい感じです。それだけ利用者が多いということですね。

このマークはみなさんも見たことがあると思います。

公用語であるドイツ語表記では Zürich となります。

さて、2021年12月3日に、当社がプレスリリースを出しました。

「スイス最大の都市チューリッヒを表すドメイン「.zuerich」、一般登録受付開始」

 

このプレスリリースを見て、私はすごく焦りました。

誤字がある、、、ZuerichじゃなくてZurichでしょう、と。

 

しかし、真相は、これで正しかったのです。

Zürich ドイツ語での表記(スイスの公用語)

Zurich 英語表記

Zuerich スイスでのアルファベット表記

なのです。ドイツ語のüは、タイプライターなどウムラウトを表現できない時、ueで代用表記するのだそうです。(Wikipedia

大学で第二外国語がドイツ語だったのに、すっかり忘れていました(汗)

さきほどのチューリッヒ保険グループはzurichでドメインを取っていましたが、たとえば、チューリッヒ国際空港のドメインは、flughafen-zuerich.chで、画面には、下記のようにZurich Airportと出ています。こんがらがりますね。(笑)

海外向けの文書はレターヘッドが必須。日本で言えば、レターヘッドは社印のようなもの。

レターヘッド、ってありますよね。

文書の上部に会社名、ロゴ、連絡先などがカッコ良く書かれているものです。

今回は、レターヘッドが海外では日本人が思ってる以上に重要だ、というお話です。


ゴンベエドメインでは、「.ai」、「.cn」、「.tw」、「.ee」、「.sg」、「.io」など、世界中のccTLD(国別コードトップレベルドメイン)598種類を含む、全1,060種類以上のドメイン名を取り扱っています。

その中で日本企業が運営する、登録が一般向けにオープンとなっているトップレベルドメインは、実は、5社11ドメインしかありません。

JPRS社 .jp

インターリンク .earth, .moe,  .osaka

GMO社 .shop, .tokyo, .nagoya, .yokohama

ビジネスラリアート社 .okinawa, .ryukyu

京都コンピュータ学院 .kyoto

(*)関連子会社が運営するものも、親会社名表記とした。

つまり、.jpドメイン以外は、ほとんど海外のレジストリとのやりとりになります。

上にあげた.jp以外のドメインはgTLDと呼ばれるもので、各種手続きは、ICANNのルールに則っているため、多少の違いはあっても、そんなに大きな差はありません。

それに対して、ccTLD(国別トップレベルドメイン)と呼ばれる、国やエリアに割当られているドメインは、個別に規則を作って運営しているため、ちょっとした変更、たとえば、電話番号の変更なども、結構やっかいだったりします。

(最も簡単な見分け方は、ccTLDは.jpのように2文字、3文字以上はgTLDです。)

書面でのやりとりが必要なccTLDも多くあり(書面と言っても添付ファイルで良い場合もあります)、その際、レターヘッドがないと受け付けてもらえないことがよくあります。

レターヘッドなんて、誰でも作ろうと思えば作れるし、なんでこんなもので拒絶されるのか?と私も最初は思いました。

でも、よく考えてみると、印鑑だって、作ろうと思えば誰でも作れますよね。

私たちは、ビジネス文書はA4の再生紙に印刷する、というふうに思っていますが、歴史的には海外では質の良い紙に、レターヘッドにエンボス加工するなど凝った作りにするのが、ある意味で会社のステータスを表していたわけです。

元々、印鑑も、リアルな文書で使われていたものです。そして、立派な印鑑だったり家紋のようなものが入っていると立派な会社だと思ったわけです。レターヘッドもまさにそうで、その習慣がネット時代になっても残っていると言えます。添付で文書を送ってくれ、という時にも、日本だと社印がないと無効になったりして、それには違和感を感じないですよね。同様に、海外だとレターヘッドがないと無効になってしまうのだと思います。

参考)レターヘッドとは何ですか?(インターリンクFAQ)