「ドメイン」カテゴリーアーカイブ

ロシアをインターネットから排除しようというウクライナの要請とそれを受けたICANNの対応

3/2、私は下記のtweetをしました。

調べたところ、すでにICANNは要請を却下していたことがわかり、下記のtweetをしました。

この件については、GIGAZINEが詳しく下記でまとめています。

ウクライナがロシアをインターネットから締め出すために「.ru」ドメインの取り消しやIPアドレスの使用停止を要求(2022/3/3)

「ロシアをインターネットから切り離せ」というウクライナの要求をICANNが拒否(2022/3/4)

平和が1日も早く訪れますように。

トンガ火山噴火でドメインは無事、復興に向けて寄付をしました

1000年に一度の大噴火と言われるほどの大噴火がトンガを襲ったのは1月15日でした。

トンガのドメイン「.to」は、早くから一般向けに公開されていたこともあり、当社のドメインの中でも人気のドメインの一つです。

当社では、ドメイン島めぐりというコンテンツで、ドメインを持っている島を巡っています。もちろんトンガにも行きました。こういった島のドメインの運営自体、米国の企業などが運営していることも多く、また、安定運用の観点から数箇所にサーバーを分散しているなど、島のインフラに事故があったとしても問題なく運営されるようになっています。

そういう意味では、ドメインに影響はないだろうとは思っていましたが、注意深く見守っていました。

1ヶ月が経過し、今は、問題なかった、と自信を持って言える段階になりました。

さて、トンガに寄付をしたいと思って、Yahoo!募金を見てみました。

 

トンガで検索すると6団体出てきます。

直近1週間の寄付額多い順に並んでいます。

団体名 直近1週間寄附額 総寄付額
(公財)日本財団 703,436 13,667,092
Yahoo! 599,961 8,799,616
NPOピースウィンズジャパン 116,243 34,407,253
(一社)アジアパシフィックアライアンス 58,320 19,493,140
NPO ADRA Japan 5,115 615,160
(公財)日本ユニセフ 3,780 532,888

(2022/2/14 現在)

日本財団やYahoo!の直近1週間の寄付額が多いのは、当然ですね。ユニセフが下位なのは、トンガだけではなく、自然災害緊急募金だからだと思います。

そして、気になったのは総寄付額です。

NPOピースウィンズジャパンが3400万円、アジアパシフィックアライアンスという一般社団法人が1900万円とすごく多くなっていて、日本財団よりも総寄付額が多いのです。

両団体には申し訳ないのですが、両団体ともに、私は聞いたことないものでした。もしかしたら、その方面では有名かもしれませんが、知名度のさほど高くない団体が、日本財団やYahoo!をさしおいて、こんなに集めるってすごいと思ったわけです。

なにか理由があるのでは、と探したところ、寄付受付開始日がその原因ではないかと思いました。

日本財団 1/21
Yahoo! 1/26
ピースウィンズ 1/17
アジアパシフィックアライアンス 1/17
ADRA Japan 1/21
(ユニセフはトンガのみではないので外しました)

大きな団体は、寄付開始日が遅くなり、それより前に寄付を開始した団体は、金額を集めやすい、という傾向がありそうです。

さて、私が中学生の頃です。赤い羽根募金について社会科の先生から、「赤い羽根をつくるのにお金がかかるから、100円募金しても寄付先には100円届かないんだよ」という話を聞き、それ以来、何%くらいが寄付先に届くか、というのを気にするようになりました。

この6団体の記載内容を見る限り、全額もしくは全て、と記載があったのは下記2団体でした。

日本財団「全額(※1)、甚大な被害を受けたトンガ王国へトンガ赤十字社を通じて活用される予定です。(※1)全額とはYahoo!ネット募金の利用料(クレジットカード寄付分の5%および消費税)を引いた金額」

日本ユニセフ「2022年1月15日に発生したトンガ沖大規模噴火・津波を受けて、現在お預りたご寄付は全てトンガへ送金させていただきます。」(原文通り。お預りしたの「し」が抜けてるようです)

いろいろ考えて、一番身近な存在であり、かつ、このような社会的意義のあるプラットフォームを提供していることに敬意を表する意味でYahoo!に寄付しました。

チューリッヒのドメインは次のうち、どれでしょう?zürich, .zurich, .zuerich

スイスのチューリッヒと言えば、風光明媚な観光都市ですが、いまや、チューリッヒで検索すると

(広告)チューリッヒ保険

1位 チューリッヒ保険
2位 チューリッヒ保険の自動車保険
3位 チューリッヒ生命
4位 Wikipedia
5位 チューリッヒ少額保険
6位 チューリッヒ生命Club Off

と、1ページ目は世界有数の保険グループである、チューリッヒ・インシュアランス・グループのページでほぼ埋め尽くされていると言ってもいい感じです。それだけ利用者が多いということですね。

このマークはみなさんも見たことがあると思います。

公用語であるドイツ語表記では Zürich となります。

さて、2021年12月3日に、当社がプレスリリースを出しました。

「スイス最大の都市チューリッヒを表すドメイン「.zuerich」、一般登録受付開始」

 

このプレスリリースを見て、私はすごく焦りました。

誤字がある、、、ZuerichじゃなくてZurichでしょう、と。

 

しかし、真相は、これで正しかったのです。

Zürich ドイツ語での表記(スイスの公用語)

Zurich 英語表記

Zuerich スイスでのアルファベット表記

なのです。ドイツ語のüは、タイプライターなどウムラウトを表現できない時、ueで代用表記するのだそうです。(Wikipedia

大学で第二外国語がドイツ語だったのに、すっかり忘れていました(汗)

さきほどのチューリッヒ保険グループはzurichでドメインを取っていましたが、たとえば、チューリッヒ国際空港のドメインは、flughafen-zuerich.chで、画面には、下記のようにZurich Airportと出ています。こんがらがりますね。(笑)

海外向けの文書はレターヘッドが必須。日本で言えば、レターヘッドは社印のようなもの。

レターヘッド、ってありますよね。

文書の上部に会社名、ロゴ、連絡先などがカッコ良く書かれているものです。

今回は、レターヘッドが海外では日本人が思ってる以上に重要だ、というお話です。


ゴンベエドメインでは、「.ai」、「.cn」、「.tw」、「.ee」、「.sg」、「.io」など、世界中のccTLD(国別コードトップレベルドメイン)598種類を含む、全1,060種類以上のドメイン名を取り扱っています。

その中で日本企業が運営する、トップレベルドメインは、実は、6社12ドメインしかありません。

JPRS社 .jp

インターリンク .earth, .moe,  .osaka

GMO社 .shop, .tokyo, .nagoya, .yokohama

ビジネスラリアート社 .okinawa, .ryukyu

京都コンピュータ学院 .kyoto

エックスサーバー社 .blog

(*)関連子会社が運営するものも、親会社名表記とした。

つまり、.jpドメイン以外は、ほとんど海外のレジストリとのやりとりになります。

上にあげた.jp以外のドメインはgTLDと呼ばれるもので、各種手続きは、ICANNのルールに則っているため、多少の違いはあっても、そんなに大きな差はありません。

それに対して、ccTLD(国別トップレベルドメイン)と呼ばれる、国やエリアに割当られているドメインは、個別に規則を作って運営しているため、ちょっとした変更、たとえば、電話番号の変更なども、結構やっかいだったりします。

(最も簡単な見分け方は、ccTLDは.jpのように2文字、3文字以上はgTLDです。)

書面でのやりとりが必要なccTLDも多くあり(書面と言っても添付ファイルで良い場合もあります)、その際、レターヘッドがないと受け付けてもらえないことがよくあります。

レターヘッドなんて、誰でも作ろうと思えば作れるし、なんでこんなもので拒絶されるのか?と私も最初は思いました。

でも、よく考えてみると、印鑑だって、作ろうと思えば誰でも作れますよね。

私たちは、ビジネス文書はA4の再生紙に印刷する、というふうに思っていますが、歴史的には海外では質の良い紙に、レターヘッドにエンボス加工するなど凝った作りにするのが、ある意味で会社のステータスを表していたわけです。

元々、印鑑も、リアルな文書で使われていたものです。そして、立派な印鑑だったり家紋のようなものが入っていると立派な会社だと思ったわけです。レターヘッドもまさにそうで、その習慣がネット時代になっても残っていると言えます。添付で文書を送ってくれ、という時にも、日本だと社印がないと無効になったりして、それには違和感を感じないですよね。同様に、海外だとレターヘッドがないと無効になってしまうのだと思います。

参考)レターヘッドとは何ですか?(インターリンクFAQ)

検索結果が乗っ取られ、アダルトコンテンツとGoogleが判断してしまう事案が大量発生中〜weke.xyzに気を付けろ!

知らない間に自分の会社や組織のウェブサイトがアダルトサイトとして検索されていたら?!どうでしょうか?

実は、今、ウェブサイトのサイト内検索結果をうまく利用して、アダルトサイトとして検索されるように仕組む、という事案が発生しています。

上の図は、「weke.xyz」でGoogle検索した結果です。

会社や病院、NPOのような組織などが、「dating service」などの文字とともに表示されています。

明らかにweke.xyzがアダルト系なので、アダルト系の英語で検索してみます。先ほどの検索結果を見ると、onlineという文字も多いので、「online porno」で検索してみると、

上図のように、1位はたしかに有名なアダルトサイトなのですが、2位から10位はすべて、weke.xyz関連です。表現が難しいのですが、一般の方にもわかりやすいよう、「weke.xyzに検索結果を乗っ取られた」としました。

どのくらい日本のウェブサイトがこのようになっているかを調べてみます。Google検索では、site:ドメイン名 でドメイン名を指定することができますので、ドメイン名に「.jp」を指定し「weke.xyz site:.jp」で検索してみます。

なんと、3900万件と出ました。(同一ドメイン名で複数カウントもあります)

自社のサイトは大丈夫か、調べる場合には、

「weke.xyz site:自社のドメイン名」

でGoogle検索します。当社のドメイン名で調べてみると(weke.xyz site:interlink.or.jp)、下記のようになります。

こういう表示になれば大丈夫です。Googleは完全一致しなくても表示してしまうので、この表示のあとにズラズラーっと出てくる分には問題ありません。

UniRegistryが23個のトップレベルドメインをオークションに

UniRegistry社は、23個のトップレベルドメイン(TLD)をオークションで売却します

レジストリバックエンドプロバイダーとしての活動に資金を集めたい、とのこと。

プレスリリースはこちら(英文)です。

nTLDstatsの2/17時点のデータからまとめた表は下記の通りとなります。

全体に登録数の少ないTLDが多いことがわかります。登録数1万を切るTLDがほとんどなので、赤字になっているTLDが多そうです。

登録数の一番多いものは、.linkで16万件の登録ですが、単価12ドルはかなり魅力です。多分、この金額だと買いたい人が多く、もっともっと値段が上がりそうです。

.llpは、潜在的に顧客がいるということでしょうが、登録数1で20万ドルはどうでしょう?

.hiv,.juegosは登録数が少ないことから、開始価格が0ドルになっていますね。

4月28日からオークション開始です。

レジストリになりたい方は参加してみてはいかがでしょうか?

おカネより愛

時代が変わっても価値が変わらないものなーんだ、で始まるオープンハウスのCMがありますが、

『愛』

と答えたいところですが、駅近の土地が正解だそうです。

夢見る小学生に現実を教えていますね(笑

さて、ドメインの世界ではどうなっているでしょうか?

実は、ドメインの世界では、おカネより、地位より、宝石よりも

愛が一番なのです。

詳しくは、「あなたの知らないドメインの.世界」をご覧ください。

歴代総理大臣 佐藤さん、田中さん、安倍さん、菅さんになくて、宇野さんにあるものは?

人知の及ばぬ32ビットの空間に、
名前がついたその日から、
見知らぬあなたと、見知らぬあなたに、
ウェブの糸がつながった
ドメインの織りなす運命を解き明かす
あらたな世界の扉が開かれる
それが、あなたの知らないドメインの世界

というオープニングナレーション、というか、音声がないのでオープニングメッセージではじまる、『あなたの知らないドメインの.世界』ですが、2020年9月15日現在、第76回の連載となっています。

「歴代総理大臣 佐藤さん、田中さん、安倍さんになくて、宇野さんにあるものは?」

というものが第30回でしたが、菅さんにもないものがあります。

それは、ドメイン名です。

「.uno」だけがドメイン名として存在しています。

詳しくは、https://あなたの知らないドメインの.世界/uno をご覧ください。

夏祭りがオンライン!『愛染まつり』

大阪三大夏祭りのひとつ、愛染祭りがオンライン開催されます!

開催は、2020年6月30日から7月2日です。

史上初かも知れないオンライン夏祭りに、当社も協賛させていただきました。

ドメインは、aizenmaturi.osaka で、大阪ドメイン(.osaka)を使っていただいています。

今日6月29日には、オンライン祈祷がオープンしていました。

早速、私もやってみました。願い事は「疫病退散」です。

 

メールアドレスを入れて、祈祷ボタンを押すと確認メールが届きます。

確認メールの承認リンクを押すと、

「頂いたお願いごとは、6月30日(火)からはじまる愛染まつりの中でお祈りいたします。」とのことです。

また、

※基本的に無料ですが、また愛染堂にお参りくださった時が、願いが叶った時にお礼参りの際にお賽銭多めに入れてください。」

とのことですので、コロナが収束したら、お賽銭多めに用意してお参りしようと思います。

南アフリカ政府が.zaドメイン運営者にコロナウイルス情報サイトへのリンクを要請

2020年3月26日に南アフリカ政府は全ての.za登録者でアクティブなウェブサイトを運用している場合は、以下の指定するURLのリンクをわかるように掲示しなければならない、という通達を出しました。
www.sacoronavirus.co.za

2020年3月26日に公表されたRegulation No.43164のSection 5.1.4
All Internet sites operating within .zaDNA top level domain name must have a landing page with a visible link to www.sacoronavirus.co.za.

レジストリサイト:https://www.registry.net.za
Government Gazette: https://www.registry.net.za/downloads/43164_26-3_Telecommunications.pdf

指定されたサイト(www.sacoronavirus.co.za)には、コロナウィルスに関する政府の公表する情報が掲載されていて、新型コロナウィルスに関しての説明や、プレスリリースに加え、パニックにならないように、症状に関して、予防のポイントなども掲載されています。

ドメイン名を持っていてもWebサイトがなければ問題ありませんが、Webサイトを持っている場合、Webサイト管理者は、ページ内にwww.sacoronavirus.co.zaのリンクを貼るか、事態が収束するまでサイトの運用を一時停止するか、の対応が求めらます。

リンクを入れてある例:toyota.co.za ポップアップが起動

リンクを入れてある例:kia.co.za 最上部に記載

南アフリカ政府のこういった通達に対してどれくらいWebサイトが対応しているか、少し見た限りでは実施しているサイトは少ないようです。

規約違反に対するペナルティは書かれていませんが、レジストリの規約に違反することになるので、最悪、ドメイン名を取り上げられる可能性はありそうです。


コロナウィルス関連のドメインの悪用がICANNのレジストリやレジストラ部会でも話題になっている中、政府がこういった取り組みを行うケースは初めてです。