2回にわけて書きます。まず1回目はワルプルギスの夜を迎えるための予習ということで、ヴェルニゲローデです。
(写真:かわいらしいヴェルニゲローデ市庁舎)
『魔法少女まどか☆マギカ』ファンなら、ワルプルギスの夜というものが実際にあれば行きたくなりますよね。
ということで、ゴールデンウィークを利用して、ワルプルギスの夜を体験しに、ドイツに行ってきました。
ワルプルギスの夜、もう少し正確には、ヴァルプルギスの夜とは、ヨーロッパ各地で4月30日から5月1日にかけて行われる伝統行事です。
ドイツでは、ヴァルプルギスナハト (Walpurgisnacht) またはヘクセンナハト(Hexennacht、「魔女の夜」という意味)は4月30日の日没から5月1日未明にかけての夜を指し、伝えられるところによれば、魔女たちがブロッケン山で大規模な祭りを催して、春の到来を待つという。
(Wikipedia ヴァルプルギスの夜)
文豪ゲーテが取り上げるなど、最もメジャーそうな、ドイツのブロッケン山のふもと、ヴェルニゲローデとシールケに行くことにしました。
4月28日成田発(ソウル経由)フランクフルト着
フランクフルト空港近くのホテルで一泊
4月29日ヴェルニゲローデへ移動
4月30日ワルプルギスの夜当日 ブロッケン山の麓、シールケへというようなスケジュールでした。
ゴールデンウィーク中、ヨーロッパ便はバカ高くなりますが、ソウル経由することで少し安くなりました。
まず、ヴェルニゲローデへの行き方です。
ベルリンやハノーファーからバスもあるようですが、フランクフルト空港駅から4時間半かけて、鉄道で行くことにしました。
どの空港からも2時間くらいはかかってしまいそうなので、直行便で行きやすいフランクフルトを選択しました。
フランクフルト空港駅からICEで約2時間でゲッティンゲン、乗り換えて約70分でゴスラーまで、さらに乗り換えでヴェルニゲローデに約30分で到着します。乗り継ぎ時間を入れると、大体4時間半かかります。
フランクフルトは空港駅「Frankfurt(M)Flughafen Fern bf」と中央駅「Frankfurt(Main)Hbf.」があって違う駅なので注意が必要です。
ドイツ鉄道アプリで検索が便利です。
フランクフルト空港駅朝8:09発のICEに乗って、12:39着です。
Pl.1はプラットホーム1の意味なので、わかりやすいです。
ただし・・・
ドイツ鉄道は遅延や運休がたまにあるようで、ドイツ人にも評判が悪いらしいです。「ドイツ鉄道 遅延」で検索するとたくさん出てきて心配になるほどです。
実は私も予約していた8:15くらいのICE(新幹線のようなもの)が運休になっていて、あわてて切符売り場にいき、8:09発に交換してもらいました。
アプリ内の表記が予約時と変わっていたら要注意です。
フランクフルト空港駅からICEに乗ってゲッティンゲンまで。
ゲッティンゲン駅ではランチを物色。
アジア料理を発見!ベトナム系の人たちがやっている感じ。
おいしかったです。駅構内に本屋さんも発見したので入ってみました。
NARUTOをはじめいろいろありました。
ゲッティンゲンからゴスラーまで乗ったドイツ鉄道。
そしてこれが最終区間、ゴスラーからヴェルニゲローデまで。
ヴェルニゲローデ駅前は、なんにもないです。
右がヴェルニゲローデ駅。左が蒸気機関車を運行する、ハルツ狭軌鉄道ヴェルニゲローデ駅
途中駅のゲッティンゲンやゴスラーがわりと大きな駅だったので、とっても田舎な感じ。あんまり人がいません。
(ホテルの部屋から撮った写真)
徒歩15分で町の中心部、市庁舎前に到着。
こちらもあまり人がいません。魔女も全然いない!明日がワルプルギスなので、もっといるかと思ったのですが。まだブロッケン山にいるのでしょうか?
ほぼ同じ時間に、左奥のツーリストインフォメーション前から撮ると、たくさん人がいますね。写真の撮り方次第で賑わっているようにみえたり、賑わっていないように見えたりします。正面の写真が今回泊まった、ヴァイサーヒルシュです。
ただ、魔女がほんといないです。たまに一人,二人いるくらい。
市庁舎の左奥、ツーリストインフォメーションセンターに行ってみました。
扉は閉じていますが、開けて入っていきます。
観光地のツーリストインフォメーションは、どこも混雑しているので行列かと思いきや、観光客はおらず職員さんのみ。
日本語のパンフレットをもらいました。リンクはPDFになっています。
さらに、4月30日13時半から、市庁舎前で市長があいさつして、そこに魔女もたくさん集まるという情報をゲット。
そして4月30日当日の264番のバス運行予定表ももらいました。深夜0時55分までシールケからヴェルニゲローデまで15分間隔でバスが運行されるとのこと。
通常運行の時刻表はこちら(PDF)。
そしてワルプルギスの夜用運行スケジュールはこちら(PDF)。
職員の方に、外国人が魔女のコスプレをしていいか?と尋ねたところ、問題ない、との回答でした。今後、魔女コスプレをしたい人は参考にしてください。町の商店には、魔女の帽子やほうきは売っていましたが、衣裳は見つからなかったので、衣裳は持参しないとダメそうです。
今回、私は市庁舎のある広場のちょうど正面にある、リングホテルヴァイサーヒルシュに泊まりました。とても歴史のあるホテルです。窓から市庁舎が見える部屋にしたので、それも良かったです。
ほかにもホテルはたくさんありますが、市庁舎前広場には、ゴーシュホテルというホテルもあり、そちらも人気のようです。
ヴェルニゲローデ城に行こうと、まずはUberをチェック。
むむ、残念ながら利用できませんでした。
では、せっかくなので、蒸気機関車風の車で行くことに。
料金が6ユーロですが、ホテルでもらった、クーポンを使うと一人0.5ユーロ安くなります。
ヴェルニゲローデ城へ到着。
食べ物や、弓や剣などを売る屋台がたくさんでています。
もちろん魔女グッズもありました。
ヴェルニゲローデ城でも4月30日、ワルプルギスイベントはあるようなのですが、それほど大きくなさそうなので、前日に見学しておしまいにしました。
20ページ以上の小冊子を見ながら、ワルプルギスの夜への期待は高まります。(リンクはPDFです)
魔法少女まどかとほむらが、何度も何度も繰り返し戦った、ワルプルギスの夜、いったい何が起きるのでしょうか?(つづく)