海外出張時、長時間のフライト中に機内Wi-Fiが使えると仕事ができるので便利です。
私は積極的に使っていますし、社員にも海外出張レポートを書いたりするのであれば、どんどん使っていいと言っています。
JALとANAでは、ものすごく違いがあるので、簡単に整理してみます。
JALの国際線機内Wi-Fiサービス料金表は下記の通りです。
フルフライトプランで18.8ドル
そして一番重要なのが、一番最後に小さく書いてあるこちら。
なぜ、こんなうれしいことを小さく、最後に書いてあるのかわかりませんが(笑)
通信速度も通常のWebブラウジングではまったく問題ありません。
それに対して、ANAは2種類のWi-Fiサービスがあります。
通常のANA Wi-Fi Serviceの料金はこちら。
フルフライトプランで$19.95、そしてデータ容量が100MB!
ちょっとこれは少なすぎます。
実際、私も使いましたが、そもそも速度が遅くて、SMSで小さな画像でもなかなか送れません。Webページもなかなか表示されず、あっという間に使いきってしまいました。
使うならショートメールのみ利用するくらいのつもりで使ったほうがいいです。
ANA Wi-Fi Serviceの運営はOn Air社ですが、他のスターアライアンス各社も同じサービスを利用しているようです。
そして、最新のANA Wi-Fi Service2の料金はこちら。
フルフライトプランで$21.95と高くなっていますが、データ容量の記載がありません。しかしながら、上限なしとも書いていないのでもしかしたら上限があるかも知れません。
私は残念ながらANA Wi-Fi Service2の機体に乗ったことがなく、速度、レスポンスなどもわかりませんが、パナソニック系の会社が運営しているので、多分問題ない速度であろうと思います。
ただ、問題があって、
Wi-Fi Service 2の機体は現状ではとても少ない。
空港でANAの飛行機を見ればわかるのですが、大きなアンテナがついていれば Wi-Fi Service 2ですが、とても少ないです。
JAL Wi-FiとANA Wi-Fi Service 2は、ほぼ差がなさそうですが、価格的にJALの方が安いので、国際線で機内Wi-Fiを使う場合に順位をつけるなら、
JAL > ANA Wi-Fi Service 2 >(超えられない壁)> ANA Wi-Fi Service
ということになりそうです。ANAはWi-Fi Service 2が必ず提供されるA380便とかならいいのですが、B777のように両方のサービスが提供されている機体だと事前にどちらになるかわからないのが難点です。
さらに、フリークエントフライヤーにとっても、
JALのプレミア会員は年間40回搭乗分、無料Wi-Fiが使える
という特典があります。ANAにはありません。
結果として、JALに乗ることが多くなる→プレミア会員になる→無料でWi-Fiが使えるのでまたJALに乗る、という、JALの営業戦略にすっかりはまったのが私です。