私のブログの隠れた人気記事、「ドイツ日本デーJapanTag」
例年5月に開催されていましたが、今年は、10月15日のようです。
今日は、このイベントの来場者数は水増しである!という話をします。
公式ページの2009年日本語版に100万人という数字が出て、それがどこかで150万人となり、以来、ヨーロッパ最大の日本関係イベント、とネット上に紹介されています。
しかしながら、英語版には数十万人(hundreds of thousands)とありました。150万人という情報に惑わされて、大きな期待をして日本から出展する人がいたらかわいそうですし、このまま150万人という数字が独り歩きするのもどうかと。
水増しであるとする理由を下記にまとめます。
●会場が狭い。150万人とすると、1mあたり750人。
●デュッセルドルフの人口 58万人
●会場は入場口があるような会場ではなく、カウントしていない。
●150万人なら世界最大の花火大会(隅田川花火大会 95万人)
●パリのJapan EXPO(4日間開催) 18万人
●コミケ(3日間開催) 56万人
●Japan Tag(1日開催) 150万人???
●2011年版ドイツ語ページには、70万人???
●行って見れば、わかります。
他のイベントと比較して、あり得ない数値の上、実際の会場は空いています。
主催者にはぜひ正確な数字を公表してほしいものです。
会場は非常に狭いです。
これを見てください。ライン川沿いの2km弱が会場です。
トイレや駐車場が周りにありますが、実際の会場は川沿いだけで、映画上映する小さな会場がちょっと離れています。
この地図には縮尺がないので、グーグルマップで確認。
2kmの間に150万人が入ったら、10mあたり7500人!1mあたり750人。
150万人でなく、15万人だとしても、10mあたり750人。1mあたり75人。
そんなに絶対いない!
それに混雑していません。私の地元、所沢まつりの方が混雑しています。
そもそも、人口58万人の町で、来場者数150万人とか、あり得ないですよね。
交通機関パンク、宿は一切取れない、とかになるはずです。
100万人という数字は、日本語版ページに書かれ、いつの間にか150万人とネット上で言われるようになりました。
英語版ページのhundreds of thousands(数十万人)を、日本版ページでは、100万となっていたため、単なる誤訳と思われます。
ということを以前のブログで指摘をしました。
さきほど見たところ、なぜか英語版ページは消滅しているのに、誤訳と思われる日本語版ページのみ残っています。
しかもURLは、PHPのページで、最後の変数LがLanguage(言語)だと思われるのですが、L=0から4を指定するとドイツ語版ページとなるのに、L=5(日本語版)のみ残しているという不可解さ。
わざと、このページだけ残しているような感じです。
日本では150万人ってことになってるから、そうしておこうってことでしょうか?
Wikipediaや、その他のブログなどでも150万人と紹介されていて、その数字を修正したくないのではないか?と思ってしまいます。
実際には、2011年版のウェブページはドイツ語版しかありませんが、70万人と書かれています。
150万人からすると、半減です。orz
では70万人なのか?というと、それも絶対ないでしょう。
たとえば、コミケと比較してみましょう。
コミケの会場は、8万平米。
Japan Tagの会場は縦2km、横20mくらいですから、4万平米。
会場の広さが半分。
混み具合は10分の1。
私の見立てを申し上げますと、5万人くらいではないでしょうか?
主催者は水増し発表をしていたら、いつの間にか、パリやコミケより多くなってしまって、いまさらあとに引けない、今年は日独150周年もあるし、ということかも知れません。
私は、パリのJapan EXPOもそうですが、海外で開催されるこの種のイベントは、とても素晴らしいことと考えています。イベント自体も、大変楽しめるものでした。今年もまた参加させていただこうと思っています。ただ、あまりにもサバを読みすぎなので、苦言を呈させていただきました。
150万人・・・不可解な数字と思っていました。 謎が解けました。1日で5万人でも成功だと思います。 うちの町の人口は13000人です(笑)。
西日本さま
コメントありがとうございます。
おっしゃる通りで、5万人でもすごいイベントだと思います。規模だけではない面もありますし、是非、今後は正しい人数を発表してもらいたいです。
以下の記事によると、2012年は70万人だそうです。
http://www.thelocal.de/society/20120604-42937.html
個人的な感想だと、狭い場所でも案外人は入ると思います。
自分の身近なところでは、入間基地航空祭があります。
このイベントには毎年20万人以上が集まりますが、狭い場所にも関わらずそんなに混雑しているようには見えませんし、皆、電車で日帰りで帰ります。
入間基地航空祭は私も子供の頃よく行きました。最近だと5年前くらいに行っています。
入間基地航空祭の20万人は私も同意します。