クラウドはF1だ

世界有数のエンジニアがその技術力すべてを結集している、自動車のF1レース。
みなさんもよくご覧になると思います。
F1の自動車を私たちは買うことはできません。
もし買えたとしても、何億円という高額なものになるでしょう。
クラウドという技術はF1と同じくらい最先端のものです。
世界中の多くの技術者が、日々その改良に取り組んでいますが、まだまだ不安定要素を抱えています。
インターネットの世界、コンピュータの世界では、最先端を一般の人がすぐに手に入れられます。
商用でまだまだギガビットルーターがなかったころ、ギガビットハブが小売りされていたりしました。
しかも、かなり安い価格で提供されるのが普通です。
たとえて言えば、「クラウドとは、F1の自動車を、きわめて低価格で使える」ようなものなのです。
ファーストサーバの事故が話題になっています。日経記事
クラウドは、Amazonでさえも大規模な障害を起こしています。
グーグルもGメールで大規模障害を起こしています。
F1レースの自動車、あれだけ優秀なメカニックとドライバーでも、よく故障をします。
技術の最先端というのは、そういうものなのではないでしょうか?
「クラウドを使うということは、F1の自動車に乗っているようなもの」という感じを持っていただければと思います。