3/18、私の大学院時代の恩師である浦環教授の最終講義が駒場の東大生産技術研究所で行われるため、行ってきました。
私の学生時代は、六本木にありました。現在は新国立美術館になった場所が生産技術研究所でしたので、駒場の新しいキャンパスは、まったくなじみがありません。
海中ロボット学が専門の浦教授ですが、私の学生時代に研究の中心を錨や(船の積み荷の石炭などの)液状化から、海中ロボットに変更し、現在は海中ロボット学の世界的権威です。
私は、ニューロによる海中ロボット自動制御のシミュレーションを修士論文にしました。
このときは、C言語で研究所に寝泊まりしながらシミュレーションプログラムを作成しました。
出来上がったニューロによる自動制御プログラミングは、私の最高傑作と思っています。
さて、そんな研究所寝泊まりの生活で、洗濯物がたまります。
深夜に六本木の裏通りのコインランドリーで洗濯をしていたら、通りがかりの酔っぱらった男性2名、女性2名くらいが話しているのが聞こえてきました。
「こんなとこにコインランドリーあるんだね。何を洗ってるんだろう?」
「パンツじゃないの?」(笑)
実際にパンツを洗ってました(笑)
バブル華やかりし1988年頃の話です。懐かしい思い出です。
浦教授の最後のスライドが大変素晴らしかったので、ここに紹介させていただきます。
活躍している人をさらにもちあげ、活躍している人は若手を引き上げる。
これが生研の精神であると先輩たちに教えられました。
新たなエースを作ることを旨とし、足を引っ張り合わない。
できない、やらない理由は言わない。
こうした生研の風土は、研究機関としてふさわしいと思います。
おかげさまで、その恩恵を多いに受け、36年間も楽しく長居をしました。
これにて退場。
生研、ありがとう。
浦教授、ご苦労様でした。