以前のブログでは、中国聯通香港のSIMが一番、と書きましたが、2017年現在では、GlocalmeのWi-Fiが最高と思います。
理由は、
1) Wi-Fiでありながら、クラウドSIMのため、SIM入れ替えの必要がない
2)現地SIMと同じくらい通信料が安い上、有効期限が30日〜と長い
3)本体もデータパックも日本で購入でき、海外の空港に到着してすぐに使える
4)購入当初は、イニシャルパッケージが1.1GBあるので、それを使える
5)データを使いきった場合の購入が簡単
価格が高い(Amazonで約2万円)ことを除くと、欠点はありません。
年に1,2回海外出張、旅行する人なら十分に元が取れそうです。
当社では、アメリカ本土、ハワイ、中国本土、台湾、ヨーロッパ3カ国で利用して、通信速度も使い勝手も素晴らしかったです。
本体は2種類あり、ディスプレイのついたものと、ついていないものがあります。ディスプレイつきは残容量が一目でわかり操作が楽で、本体が大きいのですが、バッテリーとしても使えます。
ディスプレイなしは、スマホにアプリを入れてコントロールします。本体は小さいです。
さて、上記1)から5)を詳しく説明します。
1) Wi-Fiでありながら、クラウドSIMのため、SIM入れ替えの必要がない
クラウドSIMなので、一切、SIM入れかえが不要です。現地SIMを買う場合、元のSIMをなくしてしまう心配もありますが、これならまったく心配ありません。
2)現地SIMと同じくらい通信料が安い上、有効期限が30日〜と長い
たとえば、フランスで使えるデータパックは下記のように7種類あります。
一番安いのは、フランスでしか使えない300MBのデータパックで5ユーロです。ヨーロッパ数ヵ国を周遊する場合でも、1GBで10ユーロからです。世界一周をするなら29.9ユーロです。
ただし、イニシャルパッケージが最初に使われるので、イニシャルパッケージを使い終わってから、各地のデータパックは購入したほうが良いです。
また有効期間が長いので、30日間に2回出張する場合は、そのまま利用可能です。
3)本体もデータパックも日本で購入でき、海外の空港に到着してすぐに使える
旅行が決まったら、データパックをすぐに購入して大丈夫です。
現地で利用がはじまったら、そこから30日間有効です。
4)購入当初は、イニシャルパッケージが1.1GBあるので、それを使える
これは読んで字の通りで、説明の必要はないでしょう。なお、イニシャルパッケージは365日間有効です。購入して電源を入れるとイニシャルパッケージが使用開始となります。
5)データを使いきった場合の購入が簡単
さきほどのフランスの例で言えば、300MBを使いきったら、また5ユーロで300MBを購入すれば、すぐに使えます。
いまのところ、海外旅行用のSIM、Wi-Fiとして、これ以上の選択肢はないように思います。
さて、先日のソフトバンクの株主総会で、孫社長が、無線LANを整備するより、ローミングを整備した方が良い、と発言されたそうです。
孫社長「訪日外国人向けの無料Wi-Fiはなくすべき」(ITMedia)
無料Wi-Fiよりも、世界中の携帯事業者とデータローミングをする方がいい。例えばアンリミテッドな(無制限の)ローミングなど。
外国人向けだけでなく、ぜひ、ソフトバンクSIMが海外で使えるローミングをアンリミテッドもしくは、Glocalme社同等価格にしてほしいです。
本当は、現地SIMとかWi-Fiを持ち歩くのではなく、ローミングで使える方がいいのですから。