東京大学基金に寄付しています

過日、東京大学基金の活動報告会というものがあり、行ってきました。

実は私、東京大学基金に寄付をしています。

ひとくちに寄付といっても、いろいろな種類があります。たとえば、

など、目的を定めたものがさまざま用意されています。

そんな中で私が寄付をしているのは、UTokyo NEXT 150 という基金です。

これは特定の目的に紐づいた基金ではなく、大学側が自由に使えるお金になります。意外に思われるかもしれませんが、国立大学では使い道が自由になるお金というのは、ほとんどないのだそうです。たとえば研究の途中で思いがけない発見があり、ぜひそれを追いかけたい、というときに、それに充てるお金がない、ということが起きるのだそうです。それはもったいない話だな、と思いました。

もうひとつ、この基金には特徴があります。「エンダウメント型」と呼ばれるものです。

これは、集めた寄付金をそのまま使ってしまうのではなく、運用にまわして、その運用益を使っていく、という考え方です。元手は減らさず、果実だけをいただく。こうすることで、長期的に大学の自主財源として育っていく、という設計になっています。

このような基金をつくりたい、というのは、藤井総長の肝煎りで実現したものだそうです。


来年、2027年に、東京大学は創立150周年を迎えます。「UTokyo NEXT 150」という名前も、次の150年へ、という想いが込められているわけです。

私自身、東大の大学院で学ばせてもらった身です。あのころ取り組んでいた研究が、世の中の何の役に立つのか、正直、自分でもよくわからないものでした。基礎研究というのは、たいていそういうものです。すぐにお金になるわけでも、すぐに誰かを幸せにするわけでもない。

けれど、いつか、どこかで、誰かの暮らしをそっと良くしている。そういう種を、気の長い話として蒔いておく場所が、大学なのだと思います。

その種に、ほんの少しだけ水をやるつもりで、私は寄付を続けています。