2年縛りの頃なら迷わず買えたのか〜iPhone Duoの値段を見て考えた

iPhone Duoが発表されました。

Apple初の折りたたみiPhoneです。

これは、ほしい。

でも、価格は364,800円から

さすがに、ちょっと迷います。

そこで思い出したのが、昔の「2年縛り」です。

以前は、ドコモ、au、ソフトバンクなどと2年間契約する代わりに、iPhoneをかなり安く買えることがありました。「実質0円」という言葉もよく見かけました。

だから、「昔のほうがiPhoneは安かった」と感じている人も多いと思います。

当時の携帯電話会社は、AppleからiPhoneを仕入れて売っていました。

仮に、普通に売れば2万円儲かるところを、1万円の利益に減らしてでも、その人が2年間自社の回線を使ってくれるなら、そのほうが得です。

端末だけでなく、その後の通信契約まで含めて考えていたわけです。

ただし、当時は端末代と通信料金が複雑に絡み合っていて、結局いくら払っているのかわかりにくい、という問題もありました。

そこで現在は、通信料金と端末代金を分ける方向になっています。

でも、今もiPhoneを安く使う方法がなくなったわけではありません。

回線契約やMNPを条件にした端末値引きがありますし、

2年ほど使ったあと端末を返却することで、残りの支払いを軽くする仕組みもあります。

昔は、

「2年間、うちの回線を使ってください」

でした。

今は、

「2年くらい使ったら、そのiPhoneを返してください」

という感じです。

私はこれまで、こういう返却型のプログラムはほとんど使ってきませんでした。

iPhoneは普通に買って、使い終わった端末も手元に残していました。

でも、iPhone Duoが36万円を超えてくると、少し考えが変わります。

しかも私は、新しいiPhoneが出ると欲しくなるタイプです。

だったら今回は、返却型のプログラムを使ってみるのもありかもしれません。

「昔の2年縛りのほうがよかった」と言うつもりはありません。

ただ、iPhoneがここまで高くなると、

今ある“安く使う仕組み”を、ちゃんと利用する時代になったのかもしれない

と思っています。

一日坊主のAIジャーナリングに希望の星あらわるあらわる!

「♪透明人間あらわるあらわる〜」BGMはピンクレディー、透明人間でお願いします。

最近、「AIジャーナリング」という言葉が少し盛り上がっているようです。私も興味があります。

ジャーナリングというと、なんだか難しそうな言葉ですが、簡単に言ってしまえば「日記」です。

その日にあったことや、自分が考えたこと、感じたことを書く。

昔からある日記と基本的には同じです。

日記を書くことには、単に出来事を記録するだけではなく、自分の考えていることや感情を言葉にすることで頭の中を整理する効果があると言われています。

つまり、日記を書くことは、ストレスを軽減したり、精神的な安定につながったりする可能性があるわけです。(参照:米国心理学会のページ

では、「AIジャーナリング」とは何か。

これは、紙やパソコンに自分で日記を書く代わりに、AIを使って記録したり、整理したり、振り返ったりするものです。

たとえば、その日にあったことをAIに話すだけで文章にまとめてもらうことができます。

さらに面白いのは、その日の日記を作って終わりではないことです。

日記が何日分、何か月分とたまってくれば、AIがそれを読んで、

「最近、仕事についてこんなことをよく考えています」

「このところ、こういうことでストレスを感じているようです」

といった具合に、自分ではなかなか気づかない傾向を、ある程度客観的に整理・分析してもらうこともできます。

自分で自分の日記を読み返すのとは違って、自分とは別の視点からAIが過去の記録を横断して見てくれる。

これは、AIジャーナリングならではの面白さだと思います。

私がやりたいのは、たとえば、

「この前行った、おいしい中華料理のお店、どこだったっけ?青山のあたりだったと思うけど。」

というようなことがよくありますが、AIジャーナリングであれば、

「○月○日です。○○さんと一緒に、○○という店に行っています」

と答えてくれて、ものすごく便利そうです。

さらに、仕事をしている途中や誰かと話をしているときに、

「あ、これ面白いかもしれない」

と思いつくことがあります。

ところが、その場では覚えているつもりでも、数日すると忘れてしまいます。

そういうアイデアも全部記録しておいて、あとから、

「先月、私が思いついた新しいアイデアを全部出して」

と聞けたら面白いと思います。

私にとってのAIジャーナリングは、日記というよりも、「自分の記憶をあとから検索できる仕組み=外部記憶」に近いのかもしれません。

少し前に、AIジャーナリングをやってみようと思いました。

やり方は簡単です。

毎晩、音声入力で、その日にあったことをAIに話すだけ

それをAIに日記としてまとめてもらえばいい。

キーボードで日記を書く必要もありません。

話すだけなら簡単だし、これなら続くだろう。

そう思いました。

ところが、続きませんでした。

三日坊主という言葉がありますが、私が日記を書いたのは1日だけ。

三日坊主どころか、

「一日坊主」

でした。

結局、音声入力とはいえ、

「今日は日記をつけよう」

と思って、自分からAIに向かって話さなければいけません。

この、ほんのひと手間があるだけで、あっさりやらなくなってしまいました。

そんなことをしているうちに、すごく面白そうなものを見つけました。

Mori Journaling AI」です。いま、マクアケで応援購入できます。

小さなデバイスを身につけて生活していると、日常の会話などを記録し、文字起こししたものをAIが分類・要約してくれます。

そして、その日の出来事をジャーナル、つまり日記としてまとめてくれます。

これが面白い。

私が毎晩、

「さて、今日の日記をつけよう」

と思わなくてもいいのです。

普通に生活をしていれば、機械のほうが記録しておいてくれる。

一日坊主の私に必要だったのは、日記を書くための便利なAIではなく、

「日記を書くこと自体を忘れていても大丈夫なAI」

だったのかもしれません。

会議で話したこと。

誰かとの雑談。

ふと思いついたアイデア。

行った店。

そのとき話題になったこと。

そういうものが蓄積されていけば、あとからAIに聞くことができます。

私が欲しかったのは、まさにこれです。

Mori Journaling AIは購入済みで、11月末までには届く予定です。

今から楽しみにしています。

ただ、11月末というと、まだ少し先です。

そして調べていたら、Ankerからも「Soundcore Work」という、似た方向性の製品が出ています。

こちらはMoriのような「自動的に人生の日記を作る」という製品そのものではなく、どちらかというと会議や商談などの音声を記録して、AIで文字起こしや要約をする「AI議事録」に近い製品です。

でも、小さな機械を身につけて、現実世界で話したことをAIに取り込んでいく、という発想はかなり似ています。

Moriが来るまで待てばいい。

それは分かっています。

分かっているのですが……。

11月末まで待ちきれなくて、Ankerのほうも買っちゃおうかな、と思っています。

AIジャーナリングを始めるためにAI機器を2個も買って、結局また一日坊主だったら、それはそれでブログのネタにはなりそうです。

それでAIジャーナリングができたかどうか、また報告したいと思います。

Apple CEO 交代

  • Photo: Tessa Bury / Wikimedia Commons, CC BY 4.0

今日(2026年9月1日)、AppleのCEOがティム・クックからジョン・ターナスに交代しました。

ティム・クックは65歳。CEOの座は譲りますが、Appleを完全に離れるわけではなく、エグゼクティブ・チェアマンとして会社には残ります。

ティム・クックは、スティーブ・ジョブズの後継CEOです。ジョブズが2011年8月24日にCEOを辞任し、自らクックを後継者に強く推薦しました。クックはその日からCEOとなり、今回の交代まで、約15年間Appleのトップを務めました。

この15年間の数字(概算)は、かなりすごいです。

クック就任時(2011) 直近(2025) 約何倍
年間売上高 約1,080億ドル 約4,162億ドル 3.9倍
純利益 約260億ドル 約1,120億ドル 4.3倍
時価総額 約3,500億ドル 約4.6兆ドル 約13倍

面白いのは、ジョブズが「新しいものを生み出す天才」だったのに対して、クックは「Appleを巨大な事業に仕上げた経営者」だった、という違いです。

クック時代には、Apple Watch、AirPods、Apple Pay、Apple Musicなどが登場しました。さらにサービス事業だけで年間1,000億ドルを超える規模になり、MacもIntelからApple Siliconへ移行しました。Appleのアクティブデバイスは25億台以上になっています。

私は2025年3月に「IT系企業、トップはいつまで続けるべきか?〜進む高齢化」というブログを書きました。

IT業界の経営者もずいぶん高齢化してきました。私自身も60歳を超えてから、「いつまで社長を続けるのか」「どうやって次の世代にバトンタッチするのか」を以前より考えるようになりました。

相場の格言に、

「まだはもうなり、もうはまだなり」

という言葉があります。

「まだ大丈夫」「まだ上がる」と思っている時には、すでに潮時が近いかもしれない。逆に「もうダメだ」と思った時には、まだ先があるかもしれない、という戒めです。

経営者の引き際にも、この「まだはもうなり」は当てはまるような気がします。

まだやれる。
まだ自分の方がよく分かっている。
まだ辞める必要はない。

「まだ」と思っていても、実際には「もう」潮時なのかもしれません。

今回のティム・クックも、業績が悪くなって追われるように辞めるわけではありません。65歳で、Appleも好調。まだ十分やれるように見える時にCEOを譲り、自分は会長として会社に残るという選択をしました。

「まだはもうなり」。