日本シリーズ、楽天が巨人を破って初優勝ですが、本日、楽天がアマゾンに完敗した、ということがわかりました。
アマゾンは数十の新gTLDを自社使用として申請しています。
.bookもその一つです。
アマゾンが.bookの権利を得ると、一般人は.bookを登録できません。
それはあまりにひどくないか?という声がICANNコミュニティ内でもありました。
しかし、特にそれを禁止するわけにもいかず、そのままとなっています。
一方、楽天は新gTLDを1つも申請していません。
「.rakuten」「.楽天」もしていないのです。
新gTLDに対してのIT企業各社の対応はさまざまで、
1)たくさん申請した Google, Amazon
2)商標のみ申請した アリババ,Apple
3)申請しなかった Facebook,楽天
以上の3通りに大きく分けられます。かなり大雑把ですみません。
今回、楽天は.bookを申請したアマゾンに対して、KOBOコミュニティが反対している、という趣旨の申し立てをしました。KOBOとは、楽天が出している電子書籍リーダーです。
それに対して、審査員たちは、KOBOがコミュニティであるとは認められない、ということで、主張の前提から認めてもらえなかった、という結果でした。
KOBOを投入して、書籍部門においてアマゾンを追撃したい楽天、.bookを取って、書籍を”1Q84.book”のようなわかりやすいURLで売り、差を広げたいアマゾン、という構図ですが、楽天にとっては残念な結果となりました。
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資料32ページ、項番99に簡単なSummaryがありますので、チェックしたい方はどうぞご覧ください。