ドメインも爆買いする中国人

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 私たちは、2015年10〜12月期でやっと黒字化することができました。

中国人がたくさん買ってくれたからです。

あるCEOの挨拶ですが、どんな企業のCEOだと思われますか?
電気自動車メーカー?スマホメーカー?
いえ、これは、新gTLDのひとつである.club CEOのNamesConでの講演冒頭の言葉なのです。

2016年のNamesConでは、中国市場についてのセッションが3つもありました。

それほど中国人の購買がドメインのマーケットを活性化させているのです。

ドメインのマーケットは2つあります。
一つは、通常のドメイン取得で、空いているドメインを通常価格で購入するというもの。
もう一つは、既に誰かが持っているドメインを、プレミアム価格で購入するもの。アフターマーケットとも呼ばれます。日本語にすると、中古ドメインマーケットでしょうか。
日本ではほとんどアフターマーケットで購入する人はいませんし、アフターマーケットで儲けている人もいませんが、世界には、100万ドル単位で儲けている人がいます。

中国人は、両方のマーケットで爆買いをしています。

今回のNamesConでは、ドメインを爆買いする中国人にどう売っていくか、などさまざまな見解が出されました。

以下に簡単にまとめます。

なぜドメインを爆買いしているか?

-需要が上がったために、投資として成り立つようになったという、普通の考えもあれば、一般的な投資と違い、政府の目が届きにくく、規制がされにくい投資で資産として魅力的だからという説も。

中国のドメイン投資の特徴

– 中国のドメイン投資は2015年に最高記録をマークしています。
– 主な投資は1-3文字の数字ドメインや1-5文字のドメイン
– 中国人ユーザーは、PinYinのドメインを使うことが多く、PinYinドメイン投資が増えました。
PinYinとは、中国語の発音記号です。
– 中国人が価値をつけると、意味のある、もしくは8など縁起の良い数字のドメイン > Short Pinyin Domain > long Pinyin domain > short English domain > Long English domain
– 意味のある数字はPinyinより覚えやすいので、人気であって、価値が高い。
例えばAlibabaは1688.com(発音:yao-liu-ba-ba、ヤオリウバーバー)を運営しています。
– 電話番号、郵便番号や市内局番が人気

ドメイン業界でも中国市場にどうやって売っていくかが、たいへん重要な課題になっています。

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