南アフリカ政府が.zaドメイン運営者にコロナウイルス情報サイトへのリンクを要請

2020年3月26日に南アフリカ政府は全ての.za登録者でアクティブなウェブサイトを運用している場合は、以下の指定するURLのリンクをわかるように掲示しなければならない、という通達を出しました。
www.sacoronavirus.co.za

2020年3月26日に公表されたRegulation No.43164のSection 5.1.4
All Internet sites operating within .zaDNA top level domain name must have a landing page with a visible link to www.sacoronavirus.co.za.

レジストリサイト:https://www.registry.net.za
Government Gazette: https://www.registry.net.za/downloads/43164_26-3_Telecommunications.pdf

指定されたサイト(www.sacoronavirus.co.za)には、コロナウィルスに関する政府の公表する情報が掲載されていて、新型コロナウィルスに関しての説明や、プレスリリースに加え、パニックにならないように、症状に関して、予防のポイントなども掲載されています。

ドメイン名を持っていてもWebサイトがなければ問題ありませんが、Webサイトを持っている場合、Webサイト管理者は、ページ内にwww.sacoronavirus.co.zaのリンクを貼るか、事態が収束するまでサイトの運用を一時停止するか、の対応が求めらます。

リンクを入れてある例:toyota.co.za ポップアップが起動

リンクを入れてある例:kia.co.za 最上部に記載

南アフリカ政府のこういった通達に対してどれくらいWebサイトが対応しているか、少し見た限りでは実施しているサイトは少ないようです。

規約違反に対するペナルティは書かれていませんが、レジストリの規約に違反することになるので、最悪、ドメイン名を取り上げられる可能性はありそうです。


コロナウィルス関連のドメインの悪用がICANNのレジストリやレジストラ部会でも話題になっている中、政府がこういった取り組みを行うケースは初めてです。

絶対に失敗しないTV会議 進行役の心得

TV会議は進行役が重要です。特に慣れない参加者をうまく導く意味でも、最初のうちは会議の成否は進行役が鍵を握ると言ってもいいでしょう。

●ありがちな失敗例

音が出ない、画像がでない、など、参加者の不具合調整で、会議参加者全員が長時間待たされてしまう

やっとはじまったと思ったら、ハウリング(エコー)がひどい

雑音が多くて、よく聞こえない

進行役が意見を求めるが、誰も発言しない、もしくは、大勢が発言しはじめてしまい、収拾がつかない

 

これらは、進行役のちょっとした気遣いで簡単に回避できます。

 

●絶対に失敗しないTV会議 進行役の心得

1)参加者にはスマホで参加してもらう

 スマホなら、たいていの場合、接続ミスは起きません。PCだとカメラやマイクの調整だったり、ブラウザのバージョンアップなど、様々な要因で不具合が出ることがあります。
 また、ハウリング防止もスマホの機能に含まれていますし、ヘッドセットも持っている人が多いので安心です。

2)資料はメールで事前配布

 PCで資料を見ながら、スマホで参加者の顔を見るという使い方です。

3)全員が揃わない場合、誰かにサポートしてもらう

 全員が揃わない場合、すでに参加してるメンバーに、「○○さん、△△さんに携帯で連絡をとってサポートしてあげて」などヘルプをお願いしましょう。

 

さあ、全員が揃いました。

 

では会議を始めます、まず最初に、

4)「発言しない時は、マイクをミュートしてください」と呼びかける

 実は、キーボードを叩く音は、ものすごい音量でマイクが拾い、全員にいやな雑音として聞こえます。また、紙をめくる音も同様です。
 たまにミュートのまましゃべってしまう場合があるので、その場合は、進行役がすぐに言ってあげましょう。
 ミュートになったかどうかは、進行役がわかるので、ミュートになった人は進行役の声が聞こえているとわかります。ミュートにならない人は進行役の声が聞こえていないか、ミュートにする方法がわからないかのどちらかなので、3)誰かにサポートしてもらう、を実行してください。

5)指名されてから話す、という形式をとる

「ここまでよろしいですか?」など全員に対する問いかけは、基本NGです。

 ごく少人数でない限り、複数がしゃべりだしたらわからなくなってしまいます。
 進行役が指名してから話してもらうようにしましょう。
 たとえば、「発言したい人は手を上げてください」と言って、手をあげてもらってから指名するなどが考えられます。

 

この5つを進行役がおさえておけば、あまりコンピュータに詳しくない参加者でも簡単に臨場感あふれるテレビ会議をすることができます。ぜひ皆さんお試しください。

 

フェムトパートナーズ第3号ファンドに参加

インターリンクではベンチャー投資もしています。

femto startupは、スタートアップしたての会社を支援しています。当ブログでも何回か紹介させていただきました。

フェムトパートナーズ社は、ある程度実績を積んで、さらなる成長を目指す会社への投資をしています。今回、第3号ファンドを設立し、当社もそちらに参加させていただきました。

こちらの写真、中央の磯崎さんをはじめ、いかにもテック系ベンチャーを支援するイケてるVC(ベンチャーキャピタル)ないい感じに撮れてますね。

さて、私はどこにいるかというと、、、

いません。(笑

イケてる系とは無縁です(笑

それはさておき、この時期にこのプレスリリースが素晴らしいと思います。

米国の大手プレスリリースサイト PR News Wire は、Covid-19関連のプレスリリースを受け付けないことにした、とメルマガで発表しました。

理由は、メディアに取り上げられないからとのこと。多くのメディアは、Covid-19に関する暗いニュースが多いので、明るい話題を求めているから、明るい話題がいい、というようなことがメルマガには書かれていました。

勝手な推測ですが、Covid-19は注目のワードであることは事実なので、もしかしたら便乗的なプレスリリースが増えたのかも知れないとも思いました。

船舶では労働基準法が適用されない!?

ダイヤモンドプリンセス号への対応が話題になりましたが、今は、姉妹船グランドプリンセス号が米国で同様の状況になりつつあります。

私は船舶工学を専攻していましたが、プログラミングの会社を起業したため、実はそれほど詳しくないのですが、少し船の特殊性について知ってもらいたいと思って、本エントリを書きます。
なにしろ30年以上前に学生だっただけなので、誤りがあるかも知れません。もし誤りがあればお知らせください。(特に元同級生のみなさん、よろしく)

まず、

船では労働基準法が適用されません!

さらに 健康保険法や雇用保険法も適用されません!

え?!そしたら無法地帯?!

だから「マグロ漁船に放り込んでやる」みたいな話があるんですね。
 ↑
いえ、違います。船員法という法律が、そういった関係の規定をすべて含んでいるのです。

船長の権限は強大

船長は乗員乗客の命を預かっています。乗員乗客の安全のために、必要な命令を下せます。報道で、都道府県知事並みに権限がある、というのがありましたが、東京都知事は人を拘束できませんが、船長はできます。たまに航空機で暴れた酔っぱらいを拘束したというのが報道されますが、あれと同じです。私は船長の権限は、都道府県知事以上と思います。

船長最後離船の義務

船が沈むとき、船長もともに沈む、というような場面を戦争映画で見たことがあります。実は1970年までは、商船でも最後離船が義務で、殉職も多くあり、船長協会が働きかけて改正され、現在は最後離船は義務ではありません。海上自衛隊は義務のようです。Wikipediaを長くなりますが引用します。

古くから商船(軍艦)が沈む際には、船長は最後に離船する、時には船と運命を共にするという事例が見られた。こうした伝統は、長年、商船の運用を行ってきたイギリスにおいても法令などで成文化されてはいない。1980年LNG船関門海峡の投錨地で座礁した際にアメリカ人船長がピストル自殺した例、1997年福井県沖でナホトカ号重油流出事故が発生した際にロシア人船長が救出を拒否して後日、遺体となって発見された例など、個別事例は枚挙にいとまない。しかし一方で、2012年コスタ・コンコルディアの座礁事故2014年セウォル号沈没事故の様に、船長が救助の現場を放棄し、いち早く避難するといった極端な例も見られる。一方、日本では、過去、前述のように船員法第12条で船長の最後離船が定められていたが、1969年から1970年にかけてぼりばあ丸事故、波方商船の「波島丸」事故、かりふぉるにあ丸事故と立て続けに3件遭難し、それぞれの船の船長が離船を拒否して殉職する例が見られたため、法改正が行われ、船長の最後離船、最後退船は義務ではなくなっている[8]

船長最後離船義務の船員法ができた明治時代の経緯はこちら、1970年の改正における経緯はこちらが詳しいです。

船籍国の法律が適用される

ダイヤモンドプリンセス号の船籍は英国で、船長以下、船員は英国の法律で働いています。

検疫業務は相当、大変だったろうと思います。ロンドンのアパートに厚労省が立ち入り検査する、みたいなものです。(ちょっと無謀なたとえですが、英国法が適用されるアパート=船、大家=米国の運行会社、住民=乗客)さらに、なにをするにも船長の許可が必要で、その船長は英国の法律で自らが罰せられることがないようにしなければなりませんし、米国の船主から責任追及されてもいけないので、そちらにも配慮する必要があります。もし、船長の許可が出たとしても、乗客に強制力を持たせられるのか?すでに沖縄で入国しているので、入国時の検疫ではないはずです。ちょっとここまで来ると30年前のグータラ学生にはわかりません。映画シンゴジラで自衛隊を発動させる法的根拠は?という議論が官邸でなされましたが、同じような法的根拠が求められたものと思います。

3500名規模について

3500名の乗員乗客を収容するのがどれほど大変か調べてみました。たとえば、日本一のベッド数があるのは、愛知県藤田医科大学病院で1,435ベッドです。全然足りません。その他、ホテル、マンションも調べてみました。

病院 藤田医科大学病院 1,435ベッド

Close view of Fujita Health University Hospital Entrance 2018

ホテル 品川プリンスホテル 3,679室(本館、アネックス計)

マンション THE TOKYO TOWERS  2,799室(ツインタワー)

品川プリンス2棟を全館貸切にして、やっとなんとかなるレベルです。マンションも2棟なので1棟あたりだと半分くらいになります。(ホテルとマンションはワンルーム以上の部屋も多いのでオーバースペックとは思います)

本エントリは、船が特殊な空間であること、非常に大きいということをお伝えしたく書きました。典拠を明らかにするなど間違いのないようにしましたが、間違いがあればご指摘ください。

シリコンバレーインターンシップで開発したAIが第43回日本アカデミー賞を予想してみた

インターリンクでは、シリコンバレーインターンシップを2011年から毎年開催しています。これまでの参加者は40名を越えます。

2019年のインターンシップは、日本アカデミー賞(最優秀作品賞、本ブログ中は通称として日本アカデミー賞と記載)を予想する、というAIに挑戦しました。

完成したインターリンクAI予想システムは、1978年から2019年までの過去42年における日本アカデミー賞において52%の確率で予想を的中させています。このAIシステムは、ロジスティック回帰、線形判別分析、サポートベクターマシン、ニューラルネットワーク、決定木分析、以上5つの手法をハイブリッドしたものです。

そして、2020年第43回日本アカデミー賞を予測してみると、

上表のように、僅差ながら蜜蜂と遠雷が1位となりました。(早速、私は原作書籍を入手しました。)

3月6日 21:00〜22:54 日本テレビ系列で授賞式が放送されます。

COVID-19 コロナ ウィルスさえなければ、インターン生とともにタキシードを着て授賞式観覧に行く予定だったのですが、テレビで結果を待ちたいと思います。

2020年のシリコンバレーインターンシップは開催予定時期は8月で例年と同じですが、COVID-19を考慮し、募集は例年より2ヶ月遅く5月上旬からを予定しています。

(2020/03/06 23:47追記)
日本アカデミー賞は、新聞記者でした。おめでとうございます。残念ながらAI予想は外れてしまいましたが、前評判の高かったキングダムや翔んで埼玉を予想しなかった点は、AIを褒めてあげようと思います。下は家のテレビ画面ですが、日本テレビが発表直前にCMに入る前、「このあと今年度No1映画に輝くのは一体!? キングダム vs 翔んで埼玉」というテロップが出て、やっぱり、と思っていたのですが、どちらでもなかったのは、テロップ作成時点の日本テレビ内の下馬評だったのでしょうか。

超簡単 テレワークでテレビ会議をする方法

 

インターリンクは、3月も継続してテレワークをしています。

社員によっては、通勤がなくて元気になる人がいたり、運動不足でちょっと不健康?になったりする人がいて、人それぞれです。今は、ジムに行け、と言いにくいので、運動不足は別の方法で解消してもらうしかないですね。

さて、今日は超簡単にテレビ会議をする方法について、です。

テレビ会議と言えば、一般的には、

Skype

と思う方が多いかと思います。

Skypeでテレビ会議をしようとすると、各自がSkypeアカウントを持っていないといけません。

テレビ会議のためにSkypeアカウントを作るとなると、面倒ですね。

 

LINEでグループ通話をする、というのも手軽です。

たいていの人は、スマホとLINEのアカウントを持っています。その意味で、インストールとアカウント登録が必要なSkypeよりかなり敷居は下がります。

しかし、LINEをプライベートで利用している人にとっては、仕事でアカウントを知られることを嫌がる人もいらっしゃいます。

 

2005年頃からテレワークに取り組んできた当社がオススメしたいのは、

Whereby   (←ホームページのデザインはダサいです)

 

なにがいいかというと、

参加者は会議主催者から送られたURLを開くだけ

なのです。もちろんスマホでも参加可能です。

「URL知ってれば、誰でも参加できちゃって危ないよね?」

はい、そうなのですが、

普通の会議室も、もし関係ない人が入ってきたら、追い出しますよね。それと同じで、もし関係ない人が参加してきたら、退出させることができます。

また、参加者がそろったら、会議室に鍵をかけて、新たに入れなくすることもできます。(ほとんどリアルの会議室と同じですね)

 

次に、参加者は何を用意すべきか?です。

パソコンなのか、タブレットなのか、スマホなのか。

パソコンの場合、マイクとカメラがある機種ならOKですが、私はスマホをお勧めします。特に初めてやるなら、カメラ、マイクのセッティングをしなくて済む、スマホがいいです。

スマホでテレビ会議をすると、会議中も自分のPCは完全に自由に使えるというメリットがあります。(Wherebyが動いているブラウザを閉じてはいけない、などの制約がない)

デメリットとしては、画面が小さいこと、スマホを固定する必要があること、です。

テレビ会議がまだの方は、ぜひやってみてください。

テレビ会議には驚くべき効用があって、それは、「にこやかな会議になる」です。

自分の顔も映るので、自分自身のしかめっ面ほど、いやなものはありません。否が応でもにこやかになるのです。

すべて私見でしたが、みなさまのテレビ会議の一助となれば幸いです。