今、テレビCMで「1円玉をつくるのに、3円かかるって知ってる?」なんてやってますね。
今日は、1円玉の話です。
私が小学生の頃は、家形の貯金箱を持っていて、せっせと貯めていた懐かしい記憶があります。その頃は、消費税もなかったので、1円玉は小学生といえどあまり必要がなく、電車の初乗りが15円でしたので、5円玉は結構ありました。
親戚の家に行ったら、大きな空き瓶に1円玉がたくさん入っているのを見てびっくりしました。
「1円玉を作るのに1円以上かかるから、値が上がる」というようなことを、親戚のおじさんは言っていたような。。。
大学生になって、せっせと貯めた硬貨を銀行に持っていったら、「自分で数えてください」と言われました。数えてくれるものと思っていたのでがっかりしました。数えるのは無理なので諦めて帰り、その後、少しずつ使いました。
その頃から、銀行は(商店やお賽銭のある寺社などは別として)硬貨を受け入れたくなかったのかも知れませんが、最近、これまで硬貨受け入れを無料でやっていた、ゆうちょ銀行までもが硬貨預入手数料を取るようになりました。
ゆうちょ銀行 硬貨での預入や振り込みに手数料 きょうから(NHK 2022/1/17)
窓口では
▽50枚まで無料
▽51枚から100枚までは550円
▽101枚から500枚までは825円
▽501枚から1000枚までは1100円
▽1001枚以上 500枚ごとに550円
直感的にわかりにくいですが、51枚以上だと一番安くても、1枚1.1円取る、ということです。
1円玉だけの場合、常に赤字
5円玉だけの場合、274枚まで赤字、275枚で±ゼロ
10円玉だけの場合、54枚まで赤字、55枚で±ゼロ
となります。
神社にお賽銭を入れることを考えてみます。
1円玉は常に赤字なので、その神社を財政的に困らせてしまいますから、1円玉を入れるくらいなら、タダでお願いごとをしたほうがいいかも知れません。
ご縁がありますように、と5円玉をお賽銭に使っても、神様に届くのは3.9円以下になるので、ご縁にはちょっと足りません(笑)
じゃあ、6円(5円+1円)にすると手数料ひかれて、ほぼ5円になるかというと、硬貨2枚で手数料2.2円になり、神様に届くのは6-2.2=3.8円となってしまって、さらにご縁には遠くなります(笑)
中国では、物乞いですら、バーコードを掲げています。バーコード支払いで、お金をもらうわけです。
神社もお賽銭バコ、を置かずに、お賽銭バ-コ-ドを置いたらいいと思います。賽銭箱泥棒もできなくなります。
すでに神田明神はバーコードお賽銭やってました!
さすが商売繁盛の神田明神です。
街角で寄付を受けている人たちも、現金でなく、バーコードにしたほうが、管理も簡単だし、寄付する側も寄付先団体の名称等わかるし、いいと思うのですが、どうでしょうか。現金でやりとりすると、出来心で懐に入れてしまう、ということもあり得ますので。