(iPhoneに入ったマイナンバーカード。デザインがちょっと惜しいので、そこだけアップデートしてほしいですね)
本日、6月24日からiPhoneにマイナンバーカードを搭載できるようになりました。
そもそも、iPhoneにマイナンバーカード機能が搭載されるきっかけは、2024年5月30日に行われた岸田文雄首相とApple社CEOのティム・クック氏とのテレビ会談です。この席で首相からの要請を受け、Appleが「来春(2025年春)にiPhoneのApple Walletでマイナンバーカードを利用可能にする」と合意しました。(ロイター記事)
合意してたった1年でサービスイン!
デジタル庁、グッジョブ!!!
このプランを進めた方がどなたかは存じ上げませんが、Apple社と交渉し、政府を動かし、さらにその後、Apple社と連携して仕様策定と技術検証を進め、予定通り2025年6月24日から正式にサービスが開始となったことは、驚嘆に値します。コンピュータ業界にいれば、これがどんなに大変なことか、おわかりになると思います。
早速、iPhoneに入れてみました。準備は3つです。
1)マイナンバーカードの実物を手元に準備
2)マイナンバーカードの暗証番号を手元に準備
3)マイナポータルアプリを最新版にアップデート
そしてマイナポータルアプリを開いて、あとは画面の指示通りに進むだけ。本当に簡単でした。
ものの5分もかからずに登録できました。
マイナンバーカードがiPhoneに入ったので、マイナポータルや連携サービスのログインが楽になりました。これまでは実物マイナンバーカードの毎回読みとりが必要で、意外と面倒だし時間もかかっていました。また、たとえばネット銀行、ネット証券の口座開設が超簡単になるはずです。(これまでは、マイナンバーカードをいろいろな角度で撮影する、みたいな面倒な作業がありました)
さて、実物カードよりiPhoneマイナンバーカードの方が絶対に良い点があります。
それは、
紛失時に、『iPhoneを探す』アプリで自分で無効化できる
ことです。
まだiPhoneに搭載したばかりなので、コンビニで住民票取得には使えますが、その他のサービスですべて使えるわけではありません。たとえば医療機関で保険証として使えるのは夏以降ということですし、運転免許証としては将来、使えるようになるかも不明です。
とはいえ、着実に進んでいる感じがあり、どんなに便利になるかと楽しみにしています。