東京大学基金に寄付しています

過日、東京大学基金の活動報告会というものがあり、行ってきました。

実は私、東京大学基金に寄付をしています。

ひとくちに寄付といっても、いろいろな種類があります。たとえば、

など、目的を定めたものがさまざま用意されています。

そんな中で私が寄付をしているのは、UTokyo NEXT 150 という基金です。

これは特定の目的に紐づいた基金ではなく、大学側が自由に使えるお金になります。意外に思われるかもしれませんが、国立大学では使い道が自由になるお金というのは、ほとんどないのだそうです。たとえば研究の途中で思いがけない発見があり、ぜひそれを追いかけたい、というときに、それに充てるお金がない、ということが起きるのだそうです。それはもったいない話だな、と思いました。

もうひとつ、この基金には特徴があります。「エンダウメント型」と呼ばれるものです。

これは、集めた寄付金をそのまま使ってしまうのではなく、運用にまわして、その運用益を使っていく、という考え方です。元手は減らさず、果実だけをいただく。こうすることで、長期的に大学の自主財源として育っていく、という設計になっています。

このような基金をつくりたい、というのは、藤井総長の肝煎りで実現したものだそうです。


来年、2027年に、東京大学は創立150周年を迎えます。「UTokyo NEXT 150」という名前も、次の150年へ、という想いが込められているわけです。

私自身、東大の大学院で学ばせてもらった身です。あのころ取り組んでいた研究が、世の中の何の役に立つのか、正直、自分でもよくわからないものでした。基礎研究というのは、たいていそういうものです。すぐにお金になるわけでも、すぐに誰かを幸せにするわけでもない。

けれど、いつか、どこかで、誰かの暮らしをそっと良くしている。そういう種を、気の長い話として蒔いておく場所が、大学なのだと思います。

その種に、ほんの少しだけ水をやるつもりで、私は寄付を続けています。

日本でただ1社。世界でも5社。インターリンクがコミュニティ申請通過した話【新gTLDよもやま話】

今年の4月12日から、新gTLDの申請受付がはじまっています。締切は8月12日まで。まだ間に合います。ご希望ありましたら、こちらへどうぞ。

ドメインの右端、いわゆる「ドット以下」の文字列は、長いあいだ .com.jp といったごく限られた選択肢しかありませんでした。その常識を根底から覆したのが、ICANN(インターネットのドメイン名やIPアドレスを世界的に調整・管理する非営利法人)が2012年に実施した「新gTLDプログラム」です。

このとき世界中から集まった申請は1,930件。.shop.bank のような一般名称、.google.bmw のようなブランド名、.berlin.nyc のような地名──インターネットの“地名表記”そのものを各社が奪い合う、空前の地殻変動が起きました。

私たちインターリンクは、この2012年ラウンドで .moe.earth.osaka をはじめとする複数の新gTLDを取得し、ICANN公認レジストリとして今日まで運用しています。なかでも .osaka の取得は、少し特別な意味を持っています。日本の企業として唯一、「コミュニティ申請」を通過させた事例だからです。

今回は、この .osaka をどうやって私たちが手にしたのか、その舞台裏を少し詳しくお話しします。


そもそも「コミュニティ申請」とは何か

新gTLDの申請には、大きく分けて2つの種類があります。

ひとつは標準申請(Standard Application)。文字どおり、誰でも申請できる通常ルートです。同じ文字列に複数の申請が集まった場合(これを「競合=コンテンション」と呼びます)、最終的にはオークションなどで決着がつきます。資金力がものを言う世界です。

もうひとつがコミュニティ申請(Community-based Application)。これは「特定のコミュニティのために、そのコミュニティの総意にもとづいてドメインを運営します」と宣言して申請するルートです。地域、職能団体、文化的集団など、明確に線引きできる“共同体”を代表する立場で申請します。

コミュニティ申請には、標準申請にはない審査があります。CPE(Community Priority Evaluation/コミュニティ優先評価)です。競合が発生したとき、コミュニティ申請者は16点満点中14点以上を獲得すれば、オークションを経ることなく、他のすべての標準申請を退けて優先的にドメインを取得できるのです。

ただし、これは“いばらの道”でもあります。CPEは次の4つの観点から、それぞれ厳しく採点されます。

  • コミュニティの確立度:その共同体が実体として明確に存在しているか
  • 文字列との結びつき(Nexus):申請文字列がそのコミュニティを的確に表しているか
  • 登録ポリシー:コミュニティのための運用ルールが整備されているか
  • コミュニティからの支持(Endorsement):当事者である団体・組織から実際に支持を得ているか

中途半端な“コミュニティらしさ”では、まず14点には届きません。事実、2012年ラウンドでCPEを通過できた申請は、世界全体でも84件中、たった5件しかありませんでした。


84件のうち、CPEを通過したのは5件

.osaka は、地名gTLDです。地名gTLDの取得には、その地域を代表する政府・自治体からの支持または異議無しのレターが欠かせません。私たちはまず大阪府からその支持を得たうえで、あえてコミュニティ申請という最難関ルートを選びました。

標準申請であれば、競合が起きたときの最後の決着はオークション──つまり体力勝負です。対してコミュニティ申請なら、CPE(コミュニティ優先評価)で16点満点中14点以上を取れば、オークションを経ずに優先権を確定できる。その代わり、評価のハードルは桁違いに高くなります。

どれほど高いか、数字で見てみましょう。2012年ラウンドで世界中から寄せられた申請1,930件のうち、「コミュニティ申請」として出されたのは84件。さらに、競合が生じて実際にCPEまで進んだのは約24件。そして14点以上を獲得して通過できたのは、わずか5件でした。

その5件が、.osaka.radio.hotel.eco.spa

.osaka は、この5件のひとつです。

私たちは大阪府の支持に加え、大阪に根ざす企業・団体・組織から数多くの支持レターを集め、大阪コミュニティのための登録ポリシーを綿密に設計して、申請を組み上げました。その結果、CPEでの獲得スコアは16点満点中15点.osaka の優先権を確定させ、2013年のICANN承認を経て、2014年12月11日、.osaka はインターネットのルートゾーンに正式に委任されました。

日本の企業がコミュニティ申請でCPEを通過させたのは、後にも先にもこの一例だけ。私たちが「日本でただ一社」と申し上げる所以です。

スペースX IPO祭りの結果!

これが申し込みしたときの画面です。

最初、私は当選してから入金すればいいと考え、多めに申し込んだ方がいいはずだ、ということで、1万株申し込みました。

あとでよく読むと、【ご注意】のところに、「買い付け可能額の範囲内の株数で抽選」とありました。

つまり、当選してから入金ではダメでした。ただ、ここで救いは、抽選対象にしたい金額を買い付け可能額にすればいいということで、セキュリティ上、いくらにしたかは申し上げられませんので、100株以上1万株未満にした、とだけ申し上げておきます。

そして、抽選結果がコチラ↓

当選4株 🎉 やったー!!!(ちょっと少ないけど)

Yahoo! のスペースX掲示板を見ると、私と全く同じ、当選4株補欠1株という人が楽天証券に複数いることが判明。

さらに、その人たちは、5株とか10株の申し込み。

また、1株申し込みで1株当選という人も。

株数に応じて抽選とばかり思っていたけれど、一律だったのかもしれません。ネットにはすごい人がいるといつも感心しますが、分析している人がいました。こちら

私はお祭り参加で、ある意味、商店街のガラガラを引くようなイメージでしたから、少ししか買えなくてどうこうはまったくありません。楽しいお祭りでした。

『スペースX IPO』というお祭りに参加してみた。

イーロン・マスクさん率いるスペースXが米国ナスダック(NASDAQ)に上場します。

さて、これまで米国の市場に上場する株を日本人が日本で公開前に買うことはできませんでした。しかし、これが第1号となって、今後は日本の証券会社で買えるようになるものも出てくるそうです。

なお、今回の公募価格、つまり応募して当選した場合に買える価格は1株135ドルです。通常のIPOのように価格の幅(仮条件)を提示せず、最初から135ドルに固定して募集しているのが今回の大きな特徴です。ただしこれは「当選したら買える価格」であって、上場後に市場でつく初値や株価が135ドルになるという意味ではありません。初値は135〜165ドルといった予想も出ており、ふたを開けてみないとわかりません。

一株(2万円台)から買えるという気軽さと、テスラ車にも乗っているので、お祭りに参加(応募)することにしました。

上場前の応募と言えば、1987年のNTT株上場ですよね。あの時は、抽選でなかなか当たらなかったようです。売り出し価格119万7,000円に対し初値160万円、2カ月で318万円まで高騰しました。ただしその後ブラックマンデーで暴落しており、公募価格から上昇するとは限りません。今回のスペースXもいろいろな報道があります。(後述)

さて、日本の証券会社でスペースXを公募で買えるのは、

みずほ証券、SBI証券、楽天証券

の3社になっています。私はSBI証券と楽天証券、両方口座を持っています。抽選確率を上げるには両方に応募したほうがいいかなと思って、両方で手続きをしました。

SBI証券は、ログインすると右端にリンクがあります。楽天証券は、少しスクロールするとピックアップに。 応募株数は〇〇株としました。(これは内緒!)

応募株数が100株で当選すると100株、落選すると0株ということではなく、100株のうち何株かが当選する、というようなもののようです。

そして、口座に資金がないと抽選に参加できないとか、買えない、ということになります。

SBI証券(6/11 10:59まで申し込み受付)
楽天証券(6/12 06:00まで申し込み受付)

です。ともに申込み後に気づいたのですが、

SBI証券:口座にドルが必要!
楽天証券:円で決済なので口座に円があればOK

これ、大きな違いですよね。

SBI証券は事前に(抽選前に)口座にドルを用意する必要があります。SBI証券のページに為替手数料は無料、とありますが、売値と買値が違うので、ドルを買ってすぐ売ると差額分、損します。もしドルにしておいたお金が余ったら、私の場合は使い途がありません。

楽天証券は円で良いので、その点は非常に楽です。その上、マネーブリッジ(楽天銀行の残高の一部を楽天証券の買い付け可能額に反映する)というものがあるので、楽天銀行に残高があれば資金移動も不要です。

ということで、楽天証券から当選した、という連絡を待ちたいと思います。

本記事は私の体験談であり、投資をすすめるものではありません。以下に、主要メディアでスペースXのIPOに否定的な記事を載せておきます。

6月12日、〈Xデー〉が来る…スペースXが上場する日、AIバブルの崩壊が始まる…史上最悪のヤバいIPOに殺到する人々(東洋経済)

スペースXのメガ上場 市場が疑うAI戦略、「適正価値は半額」指摘も(日経新聞)

JPRS 25周年記念パーティ

先日、六本木のグランドハイアットホテルで開催された、JPRSの25周年記念パーティに行ってきました。

JPRSは、.jpを取り扱っている株式会社で、もともとはJPNICという社団法人が取り扱っていたものを、引き継いでいます。国別ドメインは、国によって扱いがさまざまで、政府系が運営しているところ、大学や研究機関が運営しているところ、非営利団体が運営しているところ、日本のように営利企業が運営しているところ、とあります。ただ、日本の場合はポリシーを非営利団体のJPNICが決定というハイブリッドになっていて、ツバル(.tv)をはじめとする完全に営利を求めるものとはちょっと違います。

インターネット業界の方やドメイン業界の人たちが集まるパーティで、私もなつかしい方々にお会いできて、楽しい時間を過ごせました。

おみやげをいただきました。バナナシフォンケーキです。

冷蔵庫に入れてしまったのがいけなかったようで、ちょっと型崩れしてしまいました。味はとてもおいしかったです。