Wiiソフトの「MAJOR」という野球ゲームに、たくさんバグがあると噂になっています。
私も、昔はゲームソフトを作っていまして、バグを探す人たちの技には驚かされました。「ESCとF1と上矢印キーを同時に押したら、音楽が止まってしまう」という、どうやって発見したんだ?!というようなバグまで見つけてくるのです。
任天堂は、もっともゲーム製作者には恐れられた会社で、QC(Quality Check,主にバグ探しのことを言う)が最も厳しい会社でした。その任天堂でこれだけバグが出たか、と隔世の感があります。
最近は、よく、銀行のオンラインシステム統合で、バグが出たり、ゲームでもバグが出たりします。
プログラマーの質の低下と言われることもありますが、私はそうは思いません。
あまりにもハードやソフトが複雑になってしまったのだと思います。
考えてみてください。世界中で一番売れているソフト「Windows」に、山のようにバグがあるんです。
バグのないシステムはありません。
バグはあるというのを前提に、対処方法を考えていく時代になったのだと思います。
Windowsが自動アップデートでバグを修正しているように、スグに、カンタンに、対処できればいいのですから。