年金機構から情報漏洩ということですが、攻撃者の手口が判明するにつれ、
ルパン3世あるいはオーシャンズ11並の
巧妙に練られた計画で
国家の情報が盗み取られた
ということがわかってきました。
年金機構の対応がまったく問題なかったか、と言えば、そうではないと思います。
が、しかし、オレオレ詐欺もそうですが、被害にあった側が悪い、のではなく、一番悪いのは、攻撃してきた側である、ということは、間違いありません。
これまでの情報漏洩では、
内部の者が名簿を売ってしまった
あるいは、
不特定多数に向けたウィルスに感染した内部のパソコンから、意図せず情報漏洩した
というものでした。
今回は、
年金機構の情報を狙って、それが攻撃者の手に渡った
ということで、事件の性質がまったく違います。
内部の者を抱き込む必要もなく、年金機構のオフィスに入り込む必要もないこの方法の最大のメリットは、世界中のどこからでも攻撃ができるということです。
誰が、なんのために、年金機構の情報を狙ったか、
このあたりに謎の真相がありそうな気がします。