スーパーコンピュータ 京の見学に、神戸の理研に行ってきました。
京は2011年に世界最速となりました。現在は4位です。
まずはエントランスにある、「京」。
書道家の武田双雲さんの書です。
さっそく見学者用ホールに行くと、2重ガラス越しに京が並んでいます。その数1080ラック。消費税込、みたいな数字になっています。
もちろん、京のある部屋には入れません。
天井には稼働状況のグラフが。
80%以上という感じで稼働していました。
理研の広報の方の説明によれば、年度末は稼働率が高いらしいです。
「2位じゃダメなんでしょうか?」という仕分けの際の政治家の言葉ばかりが目立ってしまう京ですが、コストが高いことについては、専門家からも疑問や反対の声がありました。
下記の表をご覧ください。京のあとに世界最速となったIBMのセコイアが200億円程度なのに、京は1100億円です。
なぜこんなに日本のスパコンはコスト高なんでしょう?
京の後継機、ポスト京の設計が進んでいますが、ポスト京は1300億円で世界最速には届かない見込みらしいです。
スパコン「京」の後継、最速より省エネ 使い勝手も磨く(朝日新聞DIGITAL)
世界最速でなくてもいいので、コストを下げて、利用者が利用しやすいものにしてほしいですね。
ちなみに世界最速は中国が3年連覇しています。