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僕が英語を話せるようになる前に、世界が日本語を話していた。

ハリウッド映画が米国の宣伝に使われた、日本のアニメも国策として、日本の宣伝に使うべきだ。

こういう話をたまに聞きます。

積極的に宣伝に使おうとしなくても、という話をします。

日本のアニメの世界席巻ぶりはスゴイもので、ブラジル代表サッカー選手が「キャプテン翼」を読んでいるのは当たり前で、中国や韓国に腐女子が生まれています

そして、彼らは「アニメで覚えた」という上手な日本語を話します。

私は、30年以上前から英語を勉強し、しかも最高学府と言われる東大を卒業しているのに、まともに英語を話せないわけですが、世界中で日本語を覚える人が増えてくると、英語を習得する必要がなくなるかも知れません。

海外旅行に行っても、年を追うごとに、日本語が通じるようになっている気がします。

僕が英語を話せるようになる前に、世界が日本語を話していた。

こんなことがあり得るかも知れません。

写真は、麻生太郎首相が立ち読みしたと言われる「ローゼンメイデン」の単行本。麻生太郎首相は、アキバ界隈では親しみと尊敬の念をこめて、「ローゼン閣下」「ローゼン麻生閣下」などと呼ばれます。

やさしいオタク

オタクなイベントに行くと、コスプレコンテストがあったりします。

コスプレコンテストでは、自己紹介をして、決めポーズ!などのあと、司会者が「それでは写真をどうぞ!」と言って、1分程度、観客が写真を撮ります。

こういったイベントにはじめて行った時、私は胸を熱くしたことがあります。

それは、コスプレの似合っている可愛らしい子に対しても、そうではない人に対しても、観客全員が、一斉にカシャカシャとシャッターをたくさん切るのです。どんな人にもまったく差がありません。シャッターの音が、賞賛の声、あるいは、大きな拍手に聞こえます。

オタクって、やさしいんだなぁ、と感動しました。