100億円キャンペーンが流行中…

泉佐野市がふるさと納税で100億円キャンペーンを開催中、

PayPayが第2弾100億円キャンペーンを本日開始、と

世の中、100億円キャンペーンが流行っています。

100億円還元するためには、

少なくとも100億円以上の売り上げ(収入)が必要

なわけですが、このあたりの根拠はどうなってるのかな、と思うわけです。

たとえば、町の小さな小売店、年商が1億円にも満たない商店が、「100億円還元キャンペーン」をやったとして、それは誇大広告というか、なんらかの法律にひっかかるのでしょうか?

泉佐野市もPayPayも20%程度の還元なので、わかりやすく言うと、

(最大20%還元しますので)
「500億円売れたら、100億円還元になります」

という話なわけです。

PayPayは新規参入でこれまでの売上ゼロでしたが、提携のファミマその他の売上を計算して、500億円決済も可能、という机上の計算があったのだと思います。

泉佐野市は、2017年度のふるさと納税が135億円だったそうですので、このキャンペーンで約4倍の500億円に増やす、という見込みなのだと思われます。

泉佐野市については、ふるさと納税の趣旨に合うとか合わないという議論はありますが、この100億円還元という規模については、あまり言及されていません。私はこの点が気になりました。

4〜5倍なら、まああり得る、ということで許容される範囲なのでしょうか?

残念ながら当社の売上規模では10倍しても500億円には全然届かないので、100億円還元キャンペーンはできそうにない、という結論になりました(笑)

NamesCon2019 ドメインオークション 最高落札額はOL.comの約1億円

ラスベガストロピカーナホテルで開催中のNamesConに来ています。
恒例のドメインオークションが昨日開かれ、盛況でした。


トロピカーナホテルのトイレの鏡にもNamesConの広告があります。

このオークションは、現場での参加はもちろん、インターネットでの参加もできるのですが、インターネットとの連携がしっかりできず、たびたび中断しました。
具体的には会場で1万ドルいませんか?と言っているのに、インターネット上ではまだ8000ドルだった、というような感じです。

最高落札額はOL.comの90万ドル(約1億円)!
新gTLDでは1,200ドルのsurgical.centerが最高でした。

*ライブオークションの数:* 136件
*ライブで落札した数:* 88件
*落札合計金額:* $2,250,710(約247,000,000円)
*最高落札金額のドメイン:* ol.com, $900,000(約1億円)
*新gTLDの数と総合金額:* 6件で$4,300(約473,000円)
.comのドメインは総合落札金額の95.4%でした。

※オークション金額は当社調べです。オンラインと会場で相違があるため、誤っている可能性があります。


ブースコーナーも盛況です。ICANNよりブースは多い感じです。


お菓子コーナー。去年まではなかったように記憶していますが、今年は豪華でした!

社内結婚

今朝、びっくりすることがありました。

当社社員のAくんとBさんから、「昨日入籍しました」と報告を受けました。

まったくそういう感じはなかったので、社内一同びっくり。

でも、よくよく考えてみると、とても相性がいいということで落ち着きました。

小さな会社なのに、社内結婚二組目です。

赤い羽根共同募金に寄付

2018年度のセカンドライフ内の赤い羽根共同募金(10/1~12/31)では、12,782リンデンドルが集まりました。

リンデンドルを日本円に換金し、社会福祉法人中央共同募金会に4,565円を寄付いたしました。

特にBareRose Tokyo様主催のチャリティーイベントでは11,381リンデンドルの募金が集まり、また、チャリティーグッズとして、コスチュームも配布されました。

ご協力まことにありがとうございます。

ドメイン島巡りのプランニング

(キプロス .cy アフロディーテ生誕の岩)

ドメイン島巡り連載開始から半年たちました。

いろいろ回って感じたのは、

ドメインで収入を得ている島々は、とても美しい島が多い一方、経済的には厳しい国が多いということです。

フランス領やイギリス領の島も多く、実はそういう島は、アクセスが便利だったりします。フランス領であれば、パリから直行便があったりします。

しかし、その場合でも、日本からパリに飛んで、さらにそこから飛ぶとなると、飛行時間だけでも24時間超えとかになり、費用的にも時間的にも現実的ではありません。

とはいえ、その島に行く飛行機があれば、いいのですが、船でしか行けない島もあって、プランニングには頭を悩ませます。

たとえば、.tkというドメインは、トケラウ諸島のドメインですが、ここは船便しかありません。でも毎月1便はあるのでいいのですが、.pnドメインのある、ピトケアン諸島も同様に船でしか行けない上、毎月の便はありません。

ドメインのある島々を訪ねて、その島の観光はもとより、通信状況をレポートしたり、ドメインのレジストリを訪問する、ドメイン島巡りですが、渡航計画の立案は意外と難しいのです。

なお、あまり知られていませんが、ドメイン島巡りには、英語サイトもあります。

ハンバーグは和食だと思う。なぜなら・・・

ハンバーグって、和製英語でほとんど通じないって知ってました?

そして、ハンバーグっていう料理は、海外にはありません。

 

DMM英会話のサイトが面白くて、ハンバーグって英語でなんて言うの?という問いに、DMM英会話の講師が答えています。

いくつか引用すると、

この食べ物について話すときには、”Hamburg Steak”と呼ぶのがおそらく一番よいでしょう。それまでに食べたことがなくても、ほとんどの人が理解するはずです。(*1)

これを注文したい場合はa hamburger without the bun(パン抜きのハンバーガー )と言うことをおすすめします。(中略)本当の日本の「ハンバーグ」はほとんどのレストランでは置いていないでしょう。

「patty」と言うことができます。
「patty」は普通牛肉か鶏胸肉のミンチで作ります。

 

ネイティブでもなかなか意見が一致しないようです。

それはそうでしょうね、ハンバーグという料理自体がないのですから。

さて、(*1)をつけさせていただいた、「それまでに食べたことがなくても、ほとんどの人が理解する」という、というのがとても面白いと思いました。

たとえて言えば、「ぎょうざの中身のソテー」みたいな感じでしょうか?そんな料理は存在しませんし、どこかの国で大人気ということでもありませんが、日本人なら、食べたことがなくても、どんなものかは想像できますよね?

ということで、私はハンバーグは和食と言っていいのではないかと思うようになりました。

 

さて、今週の「あなたの知らないドメインの.世界」は、ハンブルクとハンバーグなドメインのお話です。

2019 新年のごあいさつ

あけましておめでとうございます。

本日、1月7日より業務を開始しました。そして午後、明治神宮に初詣に行ってきました。

さて、今年は次の3つのことを大きな目標としたいと思っています。

・上級者ユーザー向けサービスの拡充

・モバイル対応の強化

・メンテナンスの自動化

下町ロケットを打ち上げるといような大目標ではなくて、非常に現実的な目標で、面白みはないです(笑)

さて、新春早々、下町ロケット特別編が放送され、しっかり見させていただきました。

ストーリーの中で、佃製作所を裏切ったギアゴースト社が窮地に陥って、佃社長に助けを求めてきて、佃社長はどうするか?という場面がありました。

なかなか、助けると言わないテレビ画面の佃社長に向かって、「すぐ助けてやるでしょ!?」と言っていたのは私です。

さまざまな逡巡を経て、最終的に佃製作所はギアゴーストに特許をライセンスして、助けるわけです。

「甘いと言われるかも知れないが、農家の人たちを助けるためにも、ギアゴーストに特許をライセンスして助けることにした」、と佃社長は言ったのですが、すぐに助け船を出してしまう私は、甘いどころか、大甘ですね。

甘い物が好きだから仕方ないと思います(笑)

2018年の振り返り

2018年もあと3日となりました。

ここでこの1年を振り返ってきわめて個人的な私の3大ニュースをお届けします。

 

No.3 『あなたの知らないドメインの.世界連載開始

人知の及ばぬ32ビットの空間に、
名前がついたその日から、
見知らぬあなたと、見知らぬあなたに、
ウェブの糸がつながった
ドメインの織りなす運命を解き明かす
あらたな世界の扉が開かれる
それが、あなたの知らないドメインの世界

ドメインに関する小ネタを毎週水曜日に連載しています。

この連載のドメイン自体が、

「あなたの知らないドメインの.世界」

という.世界ドメインを使っているのも重要です。

 

No.2 『ドメイン島巡り』連載開始

毎月15日に連載をしています。

GIGAZINE社にもほぼ同内容が掲載されます。

ドメインを運営して利益を得ようとしている島は、産業のない島国が多く、ツバルなど重要な国家予算となっている島国も多くあります。

これはビーチすれすれを飛行機が飛ぶ、セントマーチン島のマホビーチです。

セントマーチン島には、.sxドメインが割り当てられています。

このようなドメインを持つ島国を実際に訪問し、どのような島かをレポートしています。さらに、町でドメイン名を探したり、ドメインを取り扱うレジストリを訪問するなどしています。

【インターリンク ドメイン島巡り 第1回「.sx」】GIGAZINE

インターリンク独自のWebサイトは、islanddomains.earth となります。

こちらには、現地への行き方や英語版もあります。

 

No.1 『下町ロケット』にはまる!

そして、輝く第1位は、『下町ロケット』でした。

なんと、これまでまったく、『下町ロケット』を見ていなかったのですが、たまたま総集編的なものを見ていたら面白くて、最近は、TBSの Paravi を使って過去のものから見ています。

 

以上、私の2018年3大ニュースでした。

パリの秋葉原 モンガレ通り 2018年版

(モンガレ通り南のルイイ – ポール・ペルナン庭園)

11月のIGFでパリに行った時、パリの秋葉原こと「モンガレ通り」(Rue Montgallet) に行きました。

2013年8月にこのブログでも取り上げていますが、5年ぶりのレポートになります。

大きな地図で見る

最寄り駅は地下鉄8号線Montgallet駅です。

モンガレ通りの南西の端から見ると、通り全体はこんな感じです。

モンガレ通りで一番多いのは、

このような組み立てPCのお店です。

組み立てPCのお店には、ビデオカードをはじめ、一通りのものや、アクセサリが揃っています。

2013年に行った時には、このような修理の店が多いというイメージがあったのですが、これ以外なかったです。

そして、スマホの店も多いです。ここにあるのは、美品ですが、明らかにジャンク品もあります。

オタクがジャンク好きなのは、アキバもパリも同じようです(笑)

そして大量にあった、いわゆるガラケー。

絶対買いませんが、見ているだけで楽しいです。

これは珍しい。バッテリー専門店。

お約束のあやしげなモノたち。

ハンドスピナーもありますし、

やや大きめのUSB扇風機なども。

そして今回の目玉です。モンガレ通りの店舗の種類を調査しました。多分、こんな調査をした日本人はいないでしょう(笑)

★PC、電気関係

組み立てPC店   15店舗
スマホ、モバイル  7店舗
アクセサリー一般   6店舗
バッテリー専門店  1店舗
カメラ専門店    1店舗
中古ノート専門店  1店舗
修理専門店     1店舗
Web製作会社    1店舗

★飲食店(各1店舗)

ベトナムサンドイッチ
サンドイッチ
韓国料理
スーパー

★その他(各1店舗)

美容院
動物病院

さあ、これでオタクのみなさんがいつ、パリで生活することになっても大丈夫です。パリにはモンガレ通りがあります。オタク の仲間がたくさんいます。

さて、モンガレ通り南西端には公園があって、ちょっと寄ってみました。ルイイ – ポール・ペルナン庭園です。芳林公園じゃありません。

ハロウィンのかぼちゃがありました。本記事冒頭の写真も公園で写したものです。

ペイペイ祭りに参戦して考えたこと

お昼はたいていファミマで買います。

毎日、今日は当たるんじゃないか?とドキドキしながら、ペイペイを使っています。

ペイペイのキャンペーンは、簡単にまとめると、

20%キャッシュバック*(つまり全商品2割引のようなもの)
たまに全額キャッシュバック*(確率1/40〜1/10)

というものです。お店が2割引きするのではなく、ペイペイが2割分負担してお客さんに戻してくれます。

キャンペーンが話題になっていて、私も1回だけ全額キャッシュバックをゲットしたりしていますが、今日はその話題ではなく、ペイペイをはじめとするモバイルペイメントについて考えたことを書きます。

さて、このペイペイですが、中国で当たり前のように使われている、「WeChatPay」とか「Alipay」とほぼ同じです。

中国出張の多い私は、もちろん、「WeChatPay」は利用していて、本当に便利だと感じていました。

この支払い方法は、中国オリジナル(だと思います)で、よく考えたなあと思います。(このブログでは以降、これらの支払い方法をQRコード決済と呼ぶことにします)

ペイペイは、実は日本でも後発で、「Origami Pay」「LINE Pay」などに続いてサービスとなります。

私がいろいろ考えたことを箇条書きにしてみます。

◆なぜ、先発がそれほどシェアを広げなかったのか?

まずは使える店舗が少なかったからでしょう。

ペイペイのキャンペーンは、加盟店登録すればキャンペーンに参加でき、お店側の負担なく、実質2割引キャンペーンをやることができます。そこで、この機会に加盟店登録しようという店舗が多くあり、日々、ペイペイアプリの地図上で使える店が増えています。

その意味で、ユーザー還元に見えるキャンペーンですが、実際には、加盟店獲得のベストな方法だったのかも知れません。営業マンが加盟店獲得していたら、相当なコストになるはずです。

◆QRコード決済の便利さについて

QRコード決済の便利さは、実際に使ってみないとわかりにくいです。使ってみることで、下記の利点がよくわかります。

ユーザー側としては、

1)クレジットカード支払い対応していない店でクレジットカード支払いができるし、たとえばアメックスがダメな店は多いが、いつでもペイペイに登録したアメックスで払える。
町の片隅の小さなお店でもQRコード決済を通してクレジットカードで支払えることに。

2)生成されるコードが5分間しか有効でないから、安全

3)もしクレジットカードを1枚くらいなくしても気づきにくいし、すぐに使われてしまうが、スマホはなくしたらすぐに気づくので、すぐに止められる。顔認証もあるから、すぐには使われないのでその点も安心。

店舗側としては、

1)クレジットカード会社と契約しなくてよい。

2)カード決済なら端末が必要だが、特殊な端末が不要でスマホやタブレットでよい。

◆現在、欧米ではまったく利用されていないのはなぜか?

クレジットカードが普及しているため、QRコード決済に移行するモチベーションが低い。また、QRコード決済の便利さに気づいていない。

◆今後、普及していくか?

店舗側は個別のクレジットカード特約店契約をやめてしまうのではないか?と思います。

クレジットカード会社とペイペイとの契約は、他の加盟店より手数料が低く抑えられるはず。手数料が低いことは、結果的には店舗、そして消費者のメリットにつながりそう。

時間はかかりそうですが、欧米でもQRコード決済は大きくなっていくのではないでしょうか?

 

日本で発明された、QRコード(デンソーが1994年に開発)が天下を獲る日が来るかも知れません。

(*)キャッシュバックは、実際にはペイペイ残高で戻されますので、現金ではありませんが、本ブログではわかりやすくキャッシュバックと表現しています。

明日できることは今日しない