ジャパンエキスポ2013③萌えロボット製作

ジャパンエキスポで展示したロボットですが、メカ部分はキングカイザーで有名な丸直樹氏に設計、製作をお願いしました。

丸氏にとっても、はじめての女性型ロボット製作ということで、細身にした関係でいろいろと苦労をされたようです。

肩幅の狭さ、足の長さが、戦闘用ロボットとは、かなり違います。

これに外装をつけ、服を着せます。

この作業をしたのが、6月29日。ジャパンエキスポまであと5日。

翌30日、私はこのロボットを持って、パリへ向かいました。

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パリの空港近くのホテルにて、このような形で作業をしました。

(空港第1ターミナル駅の隣の駅が、ジャパンエキスポ会場の最寄り駅です)

ちょうど運良く、ひもを回せるところがあって、頭の上の金具に結びつけて吊るしています。

かなりのスピードで作業をして、なんとか自立して動くところまで持ち込めました。

動きについては、CG映画や、ゲームで使われる手法、モーションキャプチャーを採用しました。

モーションキャプチャーとは、モデルとなる人間が動いたとおりに、CGキャラクターやゲームキャラクターを動かす、という方法です。

モーションキャプチャーなら、すごくダンスのうまい人が踊った通りに、ロボットが踊れる、ということになります。

実際には、関節の位置や動くスピードに制限があり、そのまま、というわけにはいきませんが。

丸氏もWebで指摘してくれていますが、この方法はロボットの制御としては珍しく、もしかしたら世界初かも知れません。

これからの改良項目として、ソフトウェア、モーションデータ、外装の製作などがあり、人材募集も必要かも知れません。

約一週間、ホテル内に缶詰になって作業をして、スタートアップの会社をやっているような感覚で、とても楽しかったです。