チェス名人の至言「たとえ1勝でも」

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将棋電王戦のFINALの記者発表会に、伝説のチェスの名手 カスパロフさんが登場、エキシビションマッチとして将棋の羽生名人と対戦、2勝0敗で羽生名人を破りました。

今日の話はそこではなく・・・・

カスパロフさんは、IBMが作ったコンピュータ、「ディープブルー」とチェスで対戦したことでも有名です。

1996年は3勝1敗2分けでカスパロフさんの勝利。1997年は1勝2敗3分けでディープブルーの勝利でした。

当時は、チェス名人がコンピュータに負けた、と話題になりました。

あれから17年。。。

今回の記者会見でカスパロフさんが言った言葉です。

「文明は発達し、必ずコンピュータは人間を超える。人間対コンピュータの戦いは、人間が1勝でもできれば、続く。この実験は、人間が100%の力を出せば、コンピュータに勝つことができることを証明するものだ。たとえ1勝でもそれは人間の可能性を示す大きな1勝だ。」

チェスの対戦でディープブルーにカスパロフさんが敗れたと17年前にニュースで聞いた時、もう人間はコンピュータに1勝もできないだろうと、私は思いましたが、その考えは間違いでした。

将棋電王戦は、コンピュータとプロ棋士が戦います。プロ棋士が不利と予想されていますが、人間の可能性を示してほしいと思います。


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