シリコンバレーインターンシップ2015、とうとうプレゼンをしてもらう日がやってきました。
社長向けプレゼンということで、この1ヶ月の成果を発表してもらいます。
やや緊張した面持ちでスタート。
発表してもらった資料をスライド風にかんたんにまとめました。
ビッグデータを用いた、21世紀の新しい占いを作る、という課題で、できたのが Bokutei というものです。
まずは占いとはなにかを考える、ということからスタート。
学生らしい正しいアプローチですね。
占いには、大きく分けて3種類ある、
1つは、命というもので、生年月日などからその人の運命を占うもの。
1つは、卜(ぼく)というもので、進路に迷ったときにどちらに進むべきかを占うもの。
最後の1つは、人相、手相などから占うもの。
その中で、今回は、2番目の卜(ぼく)を選んだとのこと。
占いを仕事、健康、恋愛などのテーマから選び、いくつかの質問に回答すると結果が出ます。
結果を評価することで、それをBokuteiが学習して、最初は当たらなかった占いが徐々に当たる占いになっていくというものです。
データベースは、構造の自由度が高い、mongoDBを選択。
PHP,python,C++などのプログラミング言語で記述。
占いの結果は、後日 Twitterで返信してもらいます。
データの学習は、Random Forest法を採用。
Random Forest法では、Decision treeを用意して学習します。
フロントエンドは Pure.css , jQueryを使用。
そして、できあがった画面が↑。
占いを選ぶと、それに応じた質問が並び、答えると占い結果がでます。
過去の占い結果も見ることができます。
また、占い結果が当たっていたかどうかを報告してらうことで、Bokuteiは学習して、さらに当たる占いに進化していきます。
「黙って座れば、ピタリと当たる」
というキャッチコピーというか、言葉がありますが、実際には黙って座って占ってもらうことは、ほとんどなく、上手な占い師ほど、相談者の身の上話をうまく聞き出しているものです。
今回の占いは、まさにこの「対面型占い」を作ったと言えます。
フィードバックで学習していく点では、実際の占い師より、良さそうです。
実際の占い師に、「前回の占いが当たったよ」とか「外れたよ」という報告は滅多にないと考えられ、占いの精度が高まるとは考えにくいからです。
たった4週間のインターンシップですので、完成度は当然低いわけですが、プロトタイプとして十分なものができました。
インターン生諸君の健闘をたたえたいと思います。