テレワークするなら週何日?

ちょっと前になりますが、5月中旬、日本生産性本部がアンケート調査をした結果があります。

新型コロナ収束後も「テレワークを続けたい」 6割超 生産性本部調査

テレワークで勤務した346人の直近1週間の出勤頻度は
出勤しなかった 32.1%
1~2日出勤  37.3%
3~4日出勤  21.1%
5日以上出勤   9.5%
となっていたそうです。

このアンケートは、1~2日出勤と2日分まとめられているので、1日出勤と2日出勤に分けて考えれば、出勤しなかった(0日出勤)が一番多かったのだろうと思います。

0日出勤(出勤しなかった)と5日以上出勤の数字から、1日ごとの出勤を傾斜配分してみると、

出勤しなかった 32.1%
1日出勤    20.9%
2日出勤    16.4%
3日出勤    12.8%
4日出勤     8.3%
5日以上出勤   9.5%

上記のようになりました。仮定しての計算とはいえ、0日と1日出勤で半数以上というのは、感覚としてとても多い感じがします。

アンケート自体、緊急事態宣言中でしたので、できるだけ出勤しないようにテレワークを導入していたと思われます。では、それぞれどういう仕事をしたのかを私なりに考えてみました。

1日出勤   郵便物、FAX、印刷や会議などで出勤
2〜3日出勤 テレワークも2〜3日と考えられるので、テレワークでできない作業が50%くらいありそう。
4日出勤以上 テレワーク日数は週1日程度と考えられるので、テレワークでできる仕事は一部のみ。自宅で集中してやるような作業を持ち帰ったと考えられる。

コロナ収束後、週何日テレワークになるかを考えてみました。

0日出勤と1日出勤の53%は、すでにテレワークでほとんどの仕事ができている状態なので、このままテレワーク中心となっても不思議ではなさそうです。

2〜3日出勤の人の今後の予想は難しいです。テレワークでできない仕事が多かったが、緊急事態宣言に伴い、無理を承知でテレワークをしていた、という層もありそうで、そのパターンだとコロナ収束後はテレワークが縮小されそうです。テレワークを広げる組と、テレワークを減らす組にわかれると思います。多くはテレワーク縮小ではないでしょうか?

4日出勤以上はテレワーク は1日と考えられ、当社でも実は何年も前から夏季は週1日テレワークをしていました。暑い中の出勤がなく、作業効率が上がると好評でした。テレワーク 週1日は、割と定着するように思います。

さて、本稿のタイトル、「テレワークするなら週何日?」ですが、

週のほとんどをテレワーク(出勤は週1日か月1日程度)か、週のほとんどを出勤(テレワーク 週1日)のどちらかになる

というのが私の予想です。

日本生産性本部のアンケート結果(PDF)はこちら