11年ぶりにテレビを買い換え、パナソニックのテレビ「ビエラ」にしました。
これまで使っていたのは、東芝のREGZAです。ネットワーク機能が強く、オタクには人気でした。
DLNAガイドラインに対応していて、NAS(ネットワークハードディスク)にテレビ番組を録画でき、他のテレビから再生もできるというような機能がありましたが、結局あまり使いませんでした。
今回、テレビを東芝からパナソニックに変えるので、USB接続のハードディスクに録画した番組をいったんNASにコピーしておけば、パナソニックから見えるだろうということでNASにコピー(実際にはムーブ)しておきました。
ビエラリンクという名前を覚えていて、きっとそれがネットワーク機能で、パナソニックもかなり頑張っていると勝手に思っていたのです。
そして、配送当日、新しいテレビ「ビエラ」を搬入し、古いテレビ「REGZA」は持って行ってもらいました。
テレビのインターネット接続は簡単に終了。最近のテレビは、リモコンにNetflixやAbemaTVのボタンがあることにびっくり。進化してるなあ、と思ったわけです。
そしていよいよNASにアクセスします。
あれ???なにもない?!NASにアクセスしても中身がなにもないのです!
あとになって気づいたのですが、DLNAは2006年3月にDLNA1.5が発表されて以降、更新なし、ビエラリンクも2013年以降、更新なし、ということで、どちらももう過去のモノでした。
DLNA自体は、「家電、モバイル、およびパーソナルコンピュータ産業における異メーカー間の機器の相互接続を容易にするために2003年6月に結成された非営利業界団体」(Wikipediaより)です。
2011年当時、すでにDLNA1.5が発表されており、日本のメーカーも対応していましたが、それでもメーカー間の接続はなかなかうまくできませんでした。その中で東芝のREGZAはDLNAガイドラインを忠実に守っていたのだと思いますが、他社との接続がとてもうまくいく機種だという噂を聞き、購入したという経緯があります。
私としては、当然、新しい機種はもっと他社製品との接続も簡単になっているに違いないと思っていたのですが、現実は逆で、今は同じ会社の製品でも録画データは共有できないとかになっているようです。著作権保護の観点もあるかとは思います。
この話をあまりITに強くない人に話したところ、こう言われました。
「昔は、VHSのビデオテープに撮っておけば、テレビを買い換えても見れたのに、今は不便だね」
うーむ。たしかにその通りです。。。(汗)