シリコンバレーに行かないシリコンバレーインターンシップ2021『対戦型クイズアプリ』作成

私の学生時代、東大にはTSGというコンピュータサークルがあり、すごい人が集まっていました。

同級生のY君は、長崎出身で、TSGの中では常識人でした。プログラミング初心者の私は、塾の中学生むけの英単語学習ソフトを彼に作ってもらい、そのお礼にうどんすきをご馳走しました。

彼の書いたプログラムを見て、一番驚いたのが、正解の時に鳴る音、ピンポンが、ドレミの「ミド」だということです。

そして、不正解の時に鳴る音ブーは「ラ」。

たった2音で人を幸せにする「ミド」、そして不幸のどん底に陥れる「ラ」。

なににどう感動したのかわかりませんが、いまもその感動を持ち続けています。(笑)

さて、ピンポン「ミド」が鳴るといえば、クイズですね!

2021年、シリコンバレーに行かないシリコンバレーインターンシップのテーマは、対戦型クイズアプリを作る、です。

シリコンバレーに行かないと言っても、今年行かないのであって、来夏、シリコンバレーインターンシップ2022の実施時に、一緒に企業訪問に行く予定です。(ただ、コロナ感染状況次第では行けない可能性もあります。)

初めてのオンライン開催でアプリ開発はハードルが高すぎるか、と思ってスタートしました。

しかし、予想以上にインターン生が頑張ってくれて、きちんと動くものが作れました。

クイズということで、「InterlinQ」となっています。ちょっとお茶目です。

1対1で早押しクイズで対戦して、勝敗を決めるというものです。

サーバークライアントで通信をしたり、簡単そうに見えて結構難しいアプリです。本当に短期間、少人数でよくできたと思います。

今一番旬な職種はデータサイエンティストで、一番旬な学問は統計学だが、その第一歩すら踏み出せてないのが日本の現状かも知れない

移動平均という言葉を私が初めて聞いたのは、1990年代、東京銀行で為替予測のニューラルネットワークを構築した時でした。

移動平均とは、ある期間の平均を見るものです。たとえば1週間の株価の終値平均を出します。それを毎日やるわけです。株価のようなものは、ある日、ちょっと上がりすぎて、翌日にその上がりすぎを修正するために少しだけ下落する、というようなことがあります。そのような、行き過ぎを移動平均は調整してくれます。毎日見ていると、日々の数字に惑わされて傾向が見えにくいのが、最近は上昇傾向にある、とか下降傾向にある、ということがわかりやすくなるのです。

↑はドイツのテレビ局 zdf のニュースです。

タイトルが「Covid患者の94%はワクチン接種を受けていません」

とあります。まずここで、日本の報道だと、パーセントでなく、「ワクチン接種を受けた17人が」と、生の数字を使って、なおかつ、悪い情報、つまりワクチン受けても入院するということがあるというふうに報道していることがほとんどのように見えます。

また、本文中には、「ワクチン未接種の人々の7日間の発生率は」とあります。7日間でデータを取って、さらに割合(率)を使っています。日本のように、毎日毎日、生の数字を報道しているのと大きな違いです。

朝のNHKワールドニュースを見ていると、ヨーロッパの放送局は、感染者数を報道する時も、10万人あたりの7日間移動平均を取っていることが多く、統計的に意味のある数字です。

昨日、東京で何人でした、沖縄で何人でした、という報道に意味がないとは言いませんが、その数字だけでは、東京と沖縄でどちらが深刻なのかわかりませんし、曜日によって違うわけですから、増加傾向なのか減少傾向なのかもわかりません。

報道する側も、見る側も、移動平均や割合(パーセント)を重要視することが、本質の理解につながると思いますし、そのようなリテラシーを子ども達が持っている世の中になってほしいと思います。

iPhone,Macで新型コロナワクチン予診票をきれいに書く〜PDFを編集すると尊敬される?!意外と知られていないApple製品のPDF編集機能

ワクチン接種の予診票をMacで記入して行ったら、看護師の人に、「どうやって書いたんですか?みんなでびっくりしてたんです」と言われました。家族も同じことを言われたようで、逆に私がびっくりしました。PDFをいじると、尊敬されるようだ!?と。

一般的には、AdobeのAcrobat(リーダーは無料だけど、有料のもの)を利用するなどして編集するわけで、それなりに準備が必要です。

しかし!

iPhoneを含むApple製品には、プレビュー という超賢いアプリがついています。そのアプリで簡単に編集できるんです。このことがどうやら意外と知られていないのです。

ネットにはたくさん出ているわりに知らない人が多いので、今回は、新型コロナワクチン予診票を例題に、iPhoneでPDFを編集する方法を書きます。記入箇所も多いので、Macがある人は、Macの方が簡単です。操作はほぼ同じです。

(ただし、市町村によっては、複写式の用紙を利用している所もありますので、ここで紹介する方法ではダメで複写式用紙に手書きをしてくれと言われる場合もあるかもしれません)

まずは、厚労省のページから予診票をダウンロードして、iPhoneに保存します。

iPhoneでリンクをクリックすると、PDFがすぐに表示されます。

この画面は見るだけで編集ができません。(手順としては、PDFファイルとして保存して、その後、そのファイルを編集することになります。)

一番下の真ん中にあるアイコンをクリックします。

「コピー」「リーディングリストに追加」よりもっと下にスクロールします。

「”ファイル”に保存」をクリック

「このiPhone内」もしくは、「iCloud Drive」どちらでもいいので保存します。

次に「ファイル」というアプリを起動し、さきほど保存したファイルを開きます。

右上の鉛筆マークをクリック。

右下の+マークをクリックして、「テキスト」を選択。

画面真ん中に「テキスト」という字が出てきているのがわかると思います。このフォントだと大きすぎるので、小さくします。左下の「ぁあ」をクリック。

文字の大きさが大きすぎるので、スライドを左に動かし、最小にします。

最小にすると、あら不思議、真ん中の「テキスト」という文字がちょうどいいサイズになりました。

あとは、テキストボックスに文字を入れて、移動させていくだけです。

覚えておきたいことは、

1)操作ミスなどして、線を引いてしまったりしたら、すかさずアンドゥをする。アンドゥアイコンはこれ

2)テキストボックスの移動は、テキストボックスを選択したあと、長押ししたまま指を移動させます。コツをつかめば簡単ですが、最初のうちは、余計な線を引いたりします(笑)

3)丸をつける場合、テキストボックスに「まる」と入れて変換する。
 いくつか○が出てきます。太さや色が違うので良さそうなものを選ぶ。

4)チェックボックに印をつける場合も、テキストボックスに「ちぇっく」と入れて変換する。いくつか出てくるので、たとえば「✔︎」を選ぶ

5)電話番号など数字を1つずつ枠内に納める方法は2つあり、
 1文字ずつテキストボックスを作っていれていく、もしくは、スペースをうまい具合に入れていく。

下記がサンプルです。○や✔︎もこんな感じになります。

編集が終わったら、印刷です。iPhoneから印刷するなら、コンビニプリントが簡単です。ちょっと高いですが。

本当にMacやiPhoneのプレビューは便利なので、是非お試しください。

ただし、元のPDF文書の文字の変更はできません。文字を付け足すだけですが、書類の記入など、通常はこれで十分です。

ワクチンパスポート(紙)をゲットして思うこと

国内での接種証明は、接種時に使った紙(クーポン券)でいいのですが、海外出張するときには、英文表記されているワクチン接種証明が別途必要です。クーポン券の用紙に英語表記を併記しておけば、ワクチンパスポートになったんじゃないかという気がしますがどうなんでしょうか?

さて、気が早いと言えば早いのですが、出張が可能となった時、すぐに行けるよう、ワクチン接種証明をゲットしました。(1月のCES2022はラスベガスで開催予定で、予約だけはしてあります)

アプリはまだないようです。

そういえば、アフリカは、黄熱病ワクチンが地域によっては必須で、私も接種しました。その時に、黄色い証明書を渡されました。黄熱病だけに黄色ですか?と聞こうと思ったら、その間もなく、「再発行しませんから大切に保管してください」と言われました。よく物をなくす私としては、再発行しない、というのは最重要事項なので、ドキッとして、聞きそびれました。今、思えば絶対に聞くべきだったと後悔しています。

Covid-19ワクチン証明については、つい最近の8月4日のニュースとして、ニューヨーク市が屋内レストランなどでワクチン証明を求める方針とのことです。証明方法としては、米疾病予防センター発行の紙の証明書もしくは、ニューヨーク州や市の発行するアプリ利用を想定しているようです。

かなり古いニュースで、3月9日のニュースですが、中国は電子証明一本のようです。(電子証明をプリントアウトして使うことは可能)この時点でアプリができあがっているのがすごい早さですね。

さて、上記をまとめると、

日本 紙の証明書だけ
米国 国としては紙の証明書 州や市が個別にアプリ
中国 アプリ

このことだけをもって、日本が遅れていると言うつもりはありませんが、情報通信に携わる者としては、ちょっと残念です。

今回、92歳になったばかりの母の分もワクチンパスポートを発行してもらいました。実は先月、骨折をして今はリハビリ病院入院中ですが、元気になってコロナも収まったらハワイにでも行けたら、とこちらも予約だけしてあります。

テック系に人気らしいallbirdsのスリップオンを買ってみた

まず最初に申し上げなければならないのは、私はあまり靴にはこだわりがありませんし、詳しくもありません。

靴紐を結ぶのが面倒なので、革靴も紐なしのものの方が好きですし、普段用には、スリップオンを好んで履いています。

今回、たまたま、スリップオンを探していたら、allbirdsというメーカーが出てきて、デザインも好みだったのですが、聞いたことのないメーカーなので軽く調べてみたら、

米 Time 誌で世界一快適なシューズと賞賛された
ユーカリの木で作られていて、ユニークでサステイナブル
Google 創業者が激ハマり中
2020年、原宿に日本1号店が出来た
(参考URL 1, 2

という情報が出てきました。

これはチャレンジする価値がありそうということで、早速購入して現在使っています。

たしかに、これまで履いていたスリップオンより、はるかに歩くには快適です。

ただ、これまで履いていたものは、北京に出張した時にあやしげなスーパーで購入した、100元(約1,700円)くらいのものですので、比較にならないかもしれません。

しかし、ですね、私的にとっても問題なことがありまして、

スリップオンなのに、履くのに靴べらが必要

なのです。。。

そもそも、私がスリップオン好きなのは、サンダルのようにさくっと履けるからなのです。そして、革靴でさえ紐なしにして靴べらなしで履いていた私が、このスリップオンを履くために、毎日、靴べらを使用しています。そもそも、靴べらがなかったので、このために、ダイソーで靴べらを買ってきたのです。

allbirds 丸の内のページに、こんなに簡単に履けるというGIF動画があります。

すごく簡単に履けていますよね。私は、全然こんなふうにできないです。

甲高幅広の日本人向きには出来ておらず、足首周りがとてもぴったりしているように思います。

そして、「履きづらい」という声があるからこそ、こういう動画を作ったのではないか?と思ってしまうのです。履きやすい動画の存在こそが、履きにくさを証明しているのではないかと。

さて、私の人生初 毎日靴べら使用生活が、いつまで続くか、私自身わかりません(笑)