インターリンクでは週休3日制試験運用がいよいよはじまりました。
インターリンク、給与そのまま週休3日制度を試行 「週40時間の仕事を32時間で片付ける」(IT Media)
この記事にもありますが、「社員の92%が週休3日制を選択した」のですが、逆に言うと、8%は週休3日を選択しなかったのです。なぜ週休3日制を選択しなかったのかという声はtwitterでも見当たらず、あまり気にする人はいなかったようです。
実は、週休3日制を選択しなかった人の67%は、保育園を退園させられる可能性があるから、という理由だったのです!
東京都の認可保育園入園は、ポイント制で、ポイントの高い人から、希望する保育園に優先的に入園させることができるようになっています。(ただしすべてを調べたわけではなく、当社社員居住地およびその近隣での調査です)
そのポイント計算の中に、たとえば豊島区の場合だと
月の労働時間160時間以上 20ポイント
月の労働時間120時間以上160時間未満 16ポイント
という項目があり、週休3日だと16ポイントになります。
たった数ポイントですが、社員が申し込んだ頃は、160時間未満の人はすべて落ちていたそうです。今回週休3日制を選択しなかった社員は、すでに保育園に入園済みなのですが、
申し込み後、または入園(転園)後に退職、転職、就労形態の変更、家庭状況の変更があった場合は速やかに書類を提出してください。選考や保育の必要性に影響するため「内定取り消し」または「月末で退園」となる場合があります。
というきまりがあるとのことで、退園させられるリスクを考えて週休3日制を選択せず、これまで通りの週休2日制を選択した、という経緯でした。
保育園の枠が少ない中、勤務時間が長い人が優先されるのは当然のことなので、週休3日制を導入する企業としては、週休3日になると不利益を被る、このような社員がいることを認識し、週休2日を選べるよう、選択制にしたほうが良さそうです。
今回の週休3日制試験運用でも、当社は選択制にしましたが、このまま順調にいって、本運用となった時も、選択制にする予定です。