世界まる見えテレビ特捜部では、定期的に空港税関のトラブルを放送していて、人気があるようです。
空港税関の中でも、一番うるさいと私が思うのが、オーストラリアとニュージーランドです。ニュージーランドでは別室に行かさせられたことがあります。(もちろん色々聞かれて無罪放免です)
オーストラリアは、芸人の松本人志さんが2022/11のサンスポ記事ですが、税関で揉めたそうです。
「松本人志、オーストラリアの税関で職員と揉めた過去「俺も機嫌も悪くなっていて…」
先月、ドメイン島めぐりでなんとオーストラリアに短期間に4回入国という怪しい?行動をした中で、結論として、「申告した方が楽」ということになったので、その経緯を説明します。
日本語版入国書類は下記のようになっています。
税関申告の質問の中で、下記はちょっとどう答えたものかと迷ってしまうと思います。
1.禁止または規制されている物。医薬品、ステロイド、不法わいせつ物、鉄砲、武器、不法な薬物
6.食肉…………
9.土または例えばスポーツ/レクレーション用品、靴などのように土の付着した物品、もしくは淡水域で使用した物品
10.過去30日以内に家畜と接したり、農場、荒野地域、淡水の川、湖に行きましたか?
今回は1.についてのブログなのですが、まずは1.以外を見ていきます。
6.の食肉は、肉製品全般なので、カップ麺はほぼアウトです。
9.ですが、土のつかない靴ってあるんですかね?靴履いてたら全員本当は「はい」にチェックをつけなければいけないかのような感じです。
10.は結局、家畜に伝染病がうつるのを警戒しているのだと思います。なにしろ狂牛病がない国ですので。
さて、本題の
1.の薬を申告するかどうか、という話に入ります。
今回の4回の入国(同行者あり)の履歴は、下記のとおりです。
1回目 メルボルン
自動ゲートの写真撮影でNGになり、係官のいるところへ行かされたが時間はそれほどかからなかった。税関もすべて「いいえ」で答えてあったが、ノーチェックだった。
2回目 ブリスベン
同行者が別室へ行かされる。税関では、私のバッグがすべてあけられ、薬があることを指摘され、市販薬の瓶に入っているものはなにも言われなかったが、小さなZIP LOCKに入れてた錠剤について、なんの薬かを聞かれる。痛風の薬だったが、痛風の英語名がわからず苦労した。かなり時間を取られた上、職員がこちらを犯罪者扱いしているような感じで態度も高圧的で、あやうくオーストラリアを嫌いになるところだった。
3回目 シドニー
入国審査のKioskのパスポート読み込みで同行者含めNGとなり、係官のところへ行かされた。時間もあるし正直にと思い、項目1を「はい」で答えた。税関ではどんな薬か聞かれ、「Head ache, stomach ache and ‥‥」と言って痛風はなんだっけと思い出そうとしていたら、もう行っていいと言われた。
4回目 ブリスベン
2回目の入国ですごく時間をとった上、乗り継ぎの国内便があるので早く入国したかった。申告しないことも考えたが2回目と同じ係官にあたったらバツが悪いし、2度目だろと言われて罰金となったら困ると思い、項目1を「はい」で答えた。税関の係官は別人で「Medicine?」と聞かれ、「Yes」と答えたら、ノーチェックだった。
ということで、薬持ってると申告した方が楽だった、という体験談でした。
Yesで答えた時に通る税関の職員は、やさしい人が多く、Noで答えた時の税関の職員は、疑ってかかる感じの人が多かった印象です。考えてみれば当たり前で、なにか密輸しようとする人は、すべてNoで答えますよね。つまり、悪い奴は、Yesで答える方にはいない、っていうことになります。
ちなみに、1.の薬は、「禁止または規制」されていなければチェックの必要はないはずですが、わからない場合は、チェックしろということになっています。医師から処方された場合はチェックした方がいいかもしれません。また、オーストラリアではどうなのか知りませんが、鎮痛剤のロキソニンは、アメリカでは売ってないので、国によっては規制されていることもあるかもしれません。