12月に特許事務所から連絡があったのですが、最近取れた特許が、「@より前を無視するメールアドレス」です。
会社のメールアドレスとかは通常、
「tanaka@会社名.co.jp」という感じになっています。
新しい人が入社するたびに、システム管理者は、
「yamada@会社名.co.jp」というようなアドレスを新たにつくらなければなりませんし、退職する人がいれば、そのアドレスを削除しなければなりません。
今回の特許は、@より前を無視して、何が書いてあっても、特定のメールアドレスに転送する、というものです。
つまり、
tanaka@会社名.co.jp → test@ドメイン.jp に転送
yamada@会社名.co.jp → test@ドメイン.jp に転送
となります。
すべて1つのメールアドレスに転送することで、様々な利便性が考えられます。
1)会社あてのメールを一カ所で管理することで、担当者の返信忘れや、宛先不明などを防ぐことができる。
2)キャンペーンなどで、一時的なメールアドレスを簡単に発行できる。
3)送信する人が、tanakaを間違えてtanakと打っていても、会社あてには届き、そこから正しい担当へ届けることができる。
4)SPAMメール対策は、会社が1カ所でやれば良い。
5)退職した人にメールが来ているのに、気づかず放置されることがあるが、このシステムなら、それはない。
ここには書きませんが、欠点もあるため、すぐ実用化は難しそうですが。
これからも特許申請はこまめにやっていきたいと思っています。
hMailServerにある「ミラーメルアド」ですね。
(全てのメールを指定アドレスに転送する)
・・・でもこれって特許なのでしょうか?昔からあります。
最近他企業が「~する”技術”」といって特許を取るのを見て
いつか英単語さえもが特許化されそうで残念です。
特許自体は取れていますが、静狼さんの指摘通り、申請前に公知であって、独創性がないと、無効の可能性がありますね。
その場合は、申請料や維持費用など、当社は無駄に払っていることになります(汗