USB-Cタイプの充電器は、これまでのUSB-Aタイプと比べて圧倒的に充電時間が短くなります。
「30分で50%回復する」
というのが宣伝の謳い文句になっています。
本当にすごく早く充電するので、出かけようと思ってiPhoneの充電が足りない場合、ほんの10分でも充電できればかなり回復してくれます。
USB-Aタイプ(普通のUSBタイプ)の充電では、各メーカーがこぞって高速充電(給電)技術の開発をしていました。
たとえば、私の好きなANKER社はPowerIQという高速充電の独自技術を開発していました。
そうしたところ、USB-Cタイプでは、「Power Delivery」(略称PD)という技術規格が出てきました。
これがものすごく速いんです。
これまで各社が技術開発してきたものが、すべて無駄になってしまうほどのブレークスルーです。
技術革新というのは、ちょっとこわいですね。それまで優位だったものが、技術革新がなされることで、優位性を失ってしまうという。
さて、そのUSB-Cタイプの充電器の中で、私のお気に入りは、AUKEY社のPA-Y19(*1)です。
この充電器のいいところは、
・超小型、軽量
・PD対応で高速充電
・コンセント部分が折りたためる
家に一つと、常にバッグに一つの2個持ちをしています。
このように優秀なUSB-Cなので、モバイルバッテリーもPD対応のUSB-CでUSB-Aの端子がないものを欲しいと思っています。
USB-A端子があるということは、その分、大きく重くなるから、ないほうがいいという考えです。
いろいろ探したのですが、残念ながらそういう製品は見つけられませんでした。(USB-Cのケーブルが本体から出ている製品はありましたが、PD対応していないなど)
メーカーとしては、現在はUSB-Cへの過渡期なので、まだUSB-Aを使うユーザーが多いからUSB-Aもつけておこうという判断だと思いますが、Apple社がノートPCからDVDドライブやUSB-Aをあっさりなくしたように、ここは思い切ってUSB-Aをなくしてくれるメーカーがほしいと思う今日このごろです。
(*1)iPhoneに充電するためには、別途USB-C Lightningケーブルが必要です。