写真はサンフランシスコ港。
日本語を喋れる人が特に白人に増えているように感じました。
シリコンバレーツアーを終えて、雑感を羅列します。
- アキバとオタクは、日本が世界に誇れるものと再認識。
- ブレードサーバーはちょっと下火か?
- Appleは、強気の営業見通し。
- シリコンバレーは、バイオにシフト中。
今回の金融危機が与える影響は、軽微という答が多かったのもちょっとした驚きでした。
AdobeのAcrobatは動画が入ったり、もうすごいことになっています。
私のようにPDFをワードの代わり程度に利用しているユーザーからすると、本当に驚いてしまいます。
続いてGoogle社へ。秘密保持契約があるため、書けません。
午後、今回のツアーの最後の訪問先、Autodesk社へ。
Autodesk社は、AutocadというCADで有名な会社です。私も学生時代、使用していました。
現在ではCADも3Dになっていて、下の機械で3Dの造形物ができるそうです。
削るのではなく、輪切りにした映像から重ねていく、という感じらしく、複雑な形状や、バネのよようなものや、歯車が使われているマジックハンドのようなものまで、できるそうです。スゴイ。
ディナーはAutodesk主催でサンフランシスコからフェリーで渡ったところにあるメキシカン。
今日の戦利品
Adobe社、マウス、ヘッドセットなどがセットになったもの、ボールペン、メモ帳、iPod用スピーカー。
全米三番目というサンフランシスコの渋滞でバスが遅れて、Appleへの到着が遅れました。
AppleのEBC(Excective Briefing Center)でプレゼンを受けました。写真撮影はほとんどダメで下記だけです。
新しいMac Bookが本日プレスリリースで、ジョブスがプレゼンするまでは、僕は何も言えないんだ、とプレゼンテーターが言って、笑いを誘っていました。
iPhone用アプリのことについて質問が集中。企業向けのアプリにどういうものがあるかなど。
ランチをいただいたところ、大変おいしく、そばサラダはAppleの定番だそうです。Googleからシェフを引き抜いて、おいしくなったとのことでした。ヘッドハンティングだけではなく、シェフハンティングとは?!
次に、HPのベンダーでシリコンバレーNo.1のHPM社へ。
インド出身の社長の熱弁を聞きました。話が長いと評判のインド人ですが、短かくわかりやすい話でした。インセンティブを公平に社員に与えることと、定期的に飲み会をするなどして社員の定着率をあげているそうです。
たいてい、このように部屋の後ろにお茶、お菓子、フルーツがあります。
これは日本未発売のインクジェットの複合機。巨大!専有面積2m×1mくらい。
次に、HPが作ったIT仕様のモデルルーム『スマートハウス』を見学。
玄関脇のタッチパネルで、各部屋の明かりのオン、オフ、ブラインドの上げ下げ、BGMの選択などができます。
今日の戦利品
Appleは手帳とボールペン、HPはボールペンとメモ用紙。昨日のAMDはシャツ。
JCSSA主催シリコンバレーツアー初日は、抜けるような青空のサンフランシスコ空港に降り立ってバスで移動。ランチをとってAMD社へ。
AMD本社
AMD社では、次期CPU、コードネーム 上海を見せてもらいまいた。東大のスーパーコンピューターは、上海より1つ前のCPUを3000個使っているとのこと。日本で1番、世界で12番目の速度だとのこと。
コードネーム上海の次のCPUはイスタンブールだそうで、コードネームの理由を聞いたところ、F1開催地でした。
AMDの本社にはF1のボディが置いてあります。
よく見るとAMDのロゴが。
ディナーはAMD主催で、Lion Compassというお店。ベンチャー同士のミーティングがこのレストランで行われることが多いということでした。
昨晩のNHKニュースで、カブドットコム証券が取材されていました。
コールセンターのオペレーターが「自分はどうしたらいいのか、という困り果てたお客さまから電話を受ける」と話していました。
なぜカブドットコム証券にNHKは取材をしたんだろうと考えたのですが、他の証券会社は取材拒否だったのではないか、と思い当たりました。
カブドットコム証券のようなオンライン証券は(詳しく知りませんが、私の想像では)、お客様が自己責任で売買しているという自覚が高い。そのため、クレームが少ないのですが、一般の証券会社は、「営業担当者が勧めたから買った。損をした責任は証券会社だ。」ということをおっしゃるお客様がいて、もう取材どころではない状況なのではないかと。
1929年の恐慌は10月24日にはじまり、10月29日に大暴落。
ブラックマンデーは1987年10月19日。
金融不安が早くおさまってくれることを祈ります。
現在の下げ相場には、大暴落は10月に起こるという過去の亡霊に市場心理がとりつかれている面もあるのかもしれません。19日は今年は幸運にも日曜、29日は火曜日で、実は1929年と同じです。29日まで乗り切れれば、市場の恐怖心も取り除かれるのではないでしょうか?
2001年のグーグルの検索結果が、10周年記念ということで10月末まで公開されています。
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グーグルって、データを保管してるんだぁ、とちょっと怖くなりました。
「インターリンク」で検索すると、当時の当社のちょっと恥ずかしいホームページが出てきたりします。
どういう言葉で検索されるか、わかりませんから、検索結果だけを保存しているのではなく、検索に必要なデータ自体を保存していると考えられます。そのデータからWebページを復元することも不可能ではないでしょう。
いったい、何の目的でグーグルはデータを保管しているのでしょう?
そもそも、グーグルは、会社ができた当初、全世界のWebページのデータを保管したら、何か面白い事が出来るかも知れない、と考えてデータ保管を始め、それを利用して検索エンジンを作った、という話も聞いたことがありますから、何に使うかは、グーグル自身もノーアイデアかも知れません。
こうやって公開することで、グーグルにユーザーからの意見や質問、苦情が集まります。それを次のビジネスにするのだとしたら、グーグルはしたたかですね。
このところ、社員用の古くなったPCを交換するとき、Macを購入しています。
Windowsが動くようになったことで買い控えの理由はなくなりましたし、すっきりした一体型でコードだらけにならないことを一番気に入っています。
ただ、それだけのことですが、イエローハットの掃除哲学というのもありますし、きれいに片付いたオフィスで仕事をする、ということは、業務改善に役立つと信じています。
当社での比較(デュアルディスプレイのPCを24インチMacに変えた場合)
ある中国人経営者の方から面白い話を聞きました。
中国においては、信用上の推定有罪という考えがある。信用できるという証明がない限り、相手を信用できない。日本においては、逆で推定無罪である。この推定有罪、推定無罪の考え方で、日中の多くのことを理解できる。なぜ中国でワンクリック詐欺が存在しないのか、など。
詐欺に引っ掛かるのがいいとは言いませんが、人を信頼する民族性は誇りにしてもいいと思います。
「お金は銀行に預けるな」勝間和代著 という本を読みました。影響されやすい私は、すぐに投資信託をはじめて、金融リテラシーを身につけようと思ったわけです。
早速、価格.comの投資信託に関する、リスク、リターンの分布表を見ると、利回りマイナスばかりじゃないですか?!
時期が悪いのかも知れませんが、これは手が出せません。
ただ、こういう表を手軽に手に入れられるインターネットは、本当に素晴らしいと思います。
自分に関しては、金融リテラシーをつけるより、インターネットリテラシーをさらに磨いたほうが良さそうです。金融リテラシーを身につけるのには高い勉強代が必要そうですし。
※リテラシー ここでは、ある分野に関する能力。最近よく見かける言葉です。