新gTLDで同じ文字列を申請している場合、ICANNは話し合いや、プライベートオークションなど、当事者間での解決を推奨しています。
当事者間で解決できない場合は、10月以降に開催される、ICANN主催オークションで決定されます。
プライベートオークションとICANNオークションの違いは、落札した金額を、落札できなかった人たちが受け取る(プライベートオークション)か、ICANNが受け取るかの違いです。
さて、第2回プライベートオークションの結果です。
1件1件の落札金額は発表されていませんが、上記8件で、総額$9,651,000(約9億5000万円)、平均落札額$1,206,375(約1億1800万円)だったそうです。
落札できなかった企業は10社で、上記の金額を受け取りますから、1社あたり、$965,100(約9,500万円)を受け取る計算です。
すごく多いと思われるかも知れませんが、申請費用だけで$185,000(約1800万円)、申請書作成費用、その他費用もありますので、かかった費用の倍くらい、という感じでしょうか。
これはプライベートオークションとしては2回目で、1回目は6文字列、13社が参加、合計落札金額$9,010,000(約8億8800万円)、平均落札額$1,501,667(約1億4800万円)、落札できなかった会社の受取額平均$1,287,143(約1億2600万円)でした。
ただし、実際にはオークションシステム運営会社に手数料を取られますので、取り分は上記計算より少なくなります。
プライベートオークション資料(英文)はこちら。