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iDeCoが65歳まで加入できることになったので申し込もうとしたら、なかなか大変だったという話

公式キャラクター イデコちゃん(表情_05_b)

 

私が自分の年齢を感じたのは、これまで2回あります。

1回目は骨髄バンクドナー登録が、55歳の年齢制限で抹消になったという連絡が来た時です。この話はこちらで少し触れました。

2回目は、iDeCoが60歳の年齢制限で終わったよ、という連絡が来た時です。これは昨年、iDeCoをやっていたSBI証券から連絡が来ました。

その後、ニュースなどでiDeCo対象年齢が引き上げられる、ということが報じられていましたが、あまり気にしていなかったのですが、ふと気づくと、2022年5月の法改正でどうやら65歳に引き上げられた、ということがわかりました。

すぐに、SBI証券のiDeCoのページにログインして、延長の手続きをしようとしましたが、いろいろ見ても、一度、年齢制限で切れた人の延長の手続き方法が書かれているページが見つからないのです!

仕方ない、ということで、Google検索を始めたら、なんと、iDeCoは65歳をさらに70歳まで延長されるという話があって、Google検索結果はそればかり表示します。

必死に検索すると、楽天証券のページに非常にわかりやすくまとめられていました。

他の会社でもこのくらい、わかりやすくまとめてほしいです。

楽天証券で申し込みをしたところ、やはり、というか、お役所関係なので仕方ないのでしょうが、オンラインでは完結せず、申込書が郵送されてくる、とのことでした。マイナンバーカードでなんとかしてほしいですね。マイナンバーカード普及でポイントばらまくのもいいですし、保険証として使うというのもいいのですが、年金情報のようなものこそ、当初の目的だったのでは、と思った次第です。

 

口座振替事前通知のある銀行について調べてみた

私はネット銀行とか大好きなので、わりといろいろな銀行の口座を持っています。実はネット銀行と言っても、いろいろサービスが違っています。共通しているのは、町に支店がないってことくらいですね(笑)

ネット銀行は振り込みが簡単だったり、それこそ口座開設もスマホだけでできてしまったりします。住信SBIネット銀行で、はじめてスマホだけで口座開設した時は、本当にビックリというか、唖然としました。これがまたよくできているんです。キャッシュカードは後日になりますが、すぐに口座が使えるようになりました。

さて、いろいろな尺度で銀行の使いやすさを測る方法があります。普通預金の利率だとか、ATM無料回数、振込の無料回数などなど。今回は、口座振替事前通知の有無を調べてみました。と言うのも、口座振替事前通知のある銀行は、入出金の通知もしているので、ここだけ調べることで使いやすさがわかるだろうと考えました。

そもそも口座振替事前通知とはなにか、ということですが、口座振替(銀行引き落とし)が行われる前に、何日にいくら引き落としますよ、という連絡のことを言います。銀行口座を複数持っていて、普段あまりお金を入れていない口座から、たまに引き落としがあるような時は、通知をもらうと口座に事前にお金を入れられるので安心です。

調査方法は、各銀行のホームページを調べ、個人向けに事前通知があると書かれていたものを記載しました。地銀を除く銀行について調べましたが、漏れや記載ミスはあるかも知れません。その点はご容赦ください。

口座振替事前通知のある銀行
銀行名 通知方法 通知タイミング

三井住友

メール 前営業日

PayPay

メール、メッセージBOX 2日前

ソニー

メール 2〜4営業日前

住信SBIネット

メール、メッセージBOX 5日程度前(経験上、Web記載なし)

auじぶん

アプリ 2日前

GMOあおぞらネット

メール 前日

楽天

メール

1〜2営業日前

(楽天銀行以外は銀行コード順、楽天銀行は通知対象があること、通知しない引き落としがあるため別枠とした)

さて、この中で驚きは、メガバンクの三井住友銀行が入っていることでしょう。私自身、新興の銀行ばかりだろうと思っていたので、意外でした。

さて、楽天銀行だけ別枠にしたのは、他行と2つほど違いがあるからです。

1)残高不足になりそうな人にのみ、通知している

2)対象とならない引き落としがある

特に気になったのが、2)です。

こちらのページの口座振替事前お知らせサービスの適用企業について(2021年11月時点)に一覧があるのですが、その一覧に三井住友カードがないのです!

楽天カードのライバルなので、意地悪をしている、なんていうことはないのでしょうが、どういう理由なんだろうと不思議に思います。

紺綬褒章を拝受しました

公的な役職のない一般人には勲章褒章はほとんど縁のないものですが、紺綬褒章だけは一般に開かれています。

2022年1月7日版官報で授与いただけることが発表となってから、約5ヶ月となりましたが、6月3日に薩摩川内市より送付いただきました。

ここまでの経緯は、1月8日のブログをご覧ください。

驚くほど大きな1m x 60cmくらいのサイズの宅配便で届いたので、いったいなにが?と思ったのですが、開封すると

額入りで来るとは思いませんでした。

そして、紺綬褒章がこちら。

褒章には令和3年12月25日の日付が入っています。授与が閣議決定された日付です。

薩摩川内市からの記念品もありました。

立派な花瓶です。

そして、しおりがありました。

1ページ目を開くと、勲章、褒章に関することがいろいろ書かれていますが、「勲章等は、国又は地方公共団体等が行う式の際に着用する建前となっております」とあって、規則ではなく、建前だというのでちょっと可笑しくて笑ってしまいました。

勲章を着用する時は、大勲位だと男性は燕尾服、文化勲章だと紋付羽織袴、フロックコート、モーニングコートと決められているそうです。私がいただいた褒章は、平服でも良いそうです。

その後、勲章の付け方が書かれています。勲章の種類ごとに、洋装の場合、和装の場合で細かく書かれています。受章した方からの問い合わせも多くあったと思われ、こういうしおりで説明することになったのでしょうか。

紺綬褒章の付け方は、褒章または記章のところが該当します。

なくすといけないし、着用することはないと思いますが、紛失した場合は、自費で再交付してもらえるそうで、再交付発行願いもありました。再交付願いを使わないよう、心がけます。

 

完全テレワーク、週休3日に至る道のりを振り返る

当社は、2022年5月より完全テレワークでの週休3日制試験運用を開始しました。

いきなり完全テレワーク、週休3日にチャレンジしたわけではなく、ここに至るまで準備というか、よりよい働き方を求めて、社員とともに実践してきた結果としての週休3日チャレンジになります。

どういう経緯があったのか、ここで振り返ってみたいと思います。

 

2009年9月 初のテレワーク

新型インフルエンザ(H1N1型)のパンデミックに備えて1週間のテレワーク期間を設け、各社員1日ずつテレワークを実施。その後、「ノー出勤デー」と呼ぶなどして断続的に実施。

 

2011年3月 東日本大震災後のテレワーク

3月14日(月)から25日(金)までの2週間、テレワークを実施。

 

2012年以降毎年7月8月 毎週金曜日テレワーク

2020年の完全テレワークまで、夏の暑い時期である7月、8月につき、毎週金曜日をテレワークとしました。

 

2020年2月 新型コロナに伴い、完全テレワークを実施

 

2020年6月 7時間あがりを認める(週休3日への布石)

仕事をすべて片付けたら、17時以降であれば早上がりをしてよいとしました。多くの社員が7時間台で仕事を終われるようになりました。1日7時間で週5日とすると、週35時間の労働という計算になります。

 

2022年5月 週休3日制試験導入

1年間のテスト運用を予定しています。1年後に正式導入を目指しています。

 

こうやってみると、

初のテレワークから、完全テレワークまで10年5ヶ月

かかっています。

 

週休3日は、このまま順調にいけば、2年11ヶ月で正式運用となります。

 

このように、完全テレワークも週休3日も、思いつきだけではじめるのではなく、準備やテストをしながらやってきた、ということがおわかりいただけるかと思います。

週休3日制を選択すると、保育園に落ちる?!

インターリンクでは週休3日制試験運用がいよいよはじまりました。

インターリンク、給与そのまま週休3日制度を試行 「週40時間の仕事を32時間で片付ける」(IT Media)

この記事にもありますが、「社員の92%が週休3日制を選択した」のですが、逆に言うと、8%は週休3日を選択しなかったのです。なぜ週休3日制を選択しなかったのかという声はtwitterでも見当たらず、あまり気にする人はいなかったようです。

実は、週休3日制を選択しなかった人の67%は、保育園を退園させられる可能性があるから、という理由だったのです!

東京都の認可保育園入園は、ポイント制で、ポイントの高い人から、希望する保育園に優先的に入園させることができるようになっています。(ただしすべてを調べたわけではなく、当社社員居住地およびその近隣での調査です)

そのポイント計算の中に、たとえば豊島区の場合だと
月の労働時間160時間以上 20ポイント
月の労働時間120時間以上160時間未満 16ポイント

という項目があり、週休3日だと16ポイントになります。

たった数ポイントですが、社員が申し込んだ頃は、160時間未満の人はすべて落ちていたそうです。今回週休3日制を選択しなかった社員は、すでに保育園に入園済みなのですが、

申し込み後、または入園(転園)後に退職、転職、就労形態の変更、家庭状況の変更があった場合は速やかに書類を提出してください。選考や保育の必要性に影響するため「内定取り消し」または「月末で退園」となる場合があります。

というきまりがあるとのことで、退園させられるリスクを考えて週休3日制を選択せず、これまで通りの週休2日制を選択した、という経緯でした。

保育園の枠が少ない中、勤務時間が長い人が優先されるのは当然のことなので、週休3日制を導入する企業としては、週休3日になると不利益を被る、このような社員がいることを認識し、週休2日を選べるよう、選択制にしたほうが良さそうです。

今回の週休3日制試験運用でも、当社は選択制にしましたが、このまま順調にいって、本運用となった時も、選択制にする予定です。

電気はガスの方が安く、ガスは電気の方が安い

禅の公案ではありません(笑)

電気料金、ガス料金を、東京電力、東京ガスで比較した時の話です。

電気料金は、東京ガスの方が安く、

ガス料金は、東京電力の方が安い、

ということになっています。

西口に東武、東口に西武のある、池袋駅のようですね。


さて、なぜこのようなことを知ることになったのか、というと、

私が契約している楽天でんきが6月から大幅値上げするので、乗り換え先を探していてわかったのです。

そもそも楽天でんきを契約したのは、楽天市場での買い物にポイントが多くつくという特典があったからです。しかし、その特典は昨年なくなりました。それでも契約を続けていたのは、東京電力より安かったからです。

今回の値上げ幅は、すべての料金帯で値上げとなっており、4.3%から14.0%という大幅なものです。(楽天でんき料金改定のおしらせ

契約アンペア数と、使用電力量によって電気料金は決まるので、東京電力と楽天でんきでどちらが安い、高いとは一概には言えませんが、楽天でんきの方が高くなってしまう場面が増えるということは間違いありません。(楽天でんきと電力各社との比較

電力逼迫警報で、電力自由化について考えてみた」のエントリで書きましたが、燃料費高騰局面では、新電力の会社は経営的に非常に厳しくなり、値上げをせざるを得ず、結果的に「旧」電力の会社より電気料金が高くなってしまうことがあります。

私の契約だと、まだ楽天でんきの方が安い感じですが、今後の値上げもありそうだし、そもそも、楽天のポイントアップが目当てだったのに、それがなくなっていることから、東京電力に戻そうと思ったのです。

すんなり東京電力に戻したら、このエントリは書かなかったのですが、ここでふと考えました。

そもそも、新電力で経営難になる会社は、発電部門を持たない会社です。電力を買って、それを消費者に提供している会社は、非常に厳しい経営になります。「旧」電力の会社は発電部門を持っています。(そもそも電力自由化は、発電、送電の分離でした)新たに電力に参入した会社でも、しっかりと自社で発電部門を持っていれば問題ないと言えそうです。そこで、東京ガスの電気はどうかな、と調べたのです。自前のガスで発電できますし。こちらのページに東京ガスの電源について詳しく説明があります。ほぼ自社で賄っているようです。これなら問題なさそうです。

東京ガスの電気料金を調べはじめてわかったのですが、

東京電力と東京ガスは、いま、仁義なき戦いをしています。

つまり、

東京ガスは電気料金を、東京電力より安くし、

東京電力はガス料金を、東京ガスより安くしている

のです。さらに、電気ガスのセット料金、ここでも熾烈な戦いをしています。

さきほど、私は、「仁義なき」と書きましたが、実際は、

1 ライバルが下げてきても、それに対抗して下げることはしない。

2 相手の料金より大幅に下げず、小幅にさげるようにし、共倒れにならないようにする

という仁義があるような感じもします。東京ガスの電気が安いと言っても、ほんの少しです。

大幅に安いと、新電力と同様、経営的に厳しくなりそうですが、逆にほんの少しという点でも安心しました。

ということで、東京ガスのでんきを利用することにしました。

WeWorkもガラパゴスになっていた〜日本のガラパゴス化は今なお進行中

(写真:ガラパゴス ウミイグアナ Shutter Stockより)

ガラケーがなぜ、ガラケーと呼ばれるか、きっと今の若い世代はわからないと思います。

念のため説明しますと、外界から隔離されたガラパゴス諸島で、生物が独自の進化を遂げたことにちなみ、世界から隔離された日本で、ケータイが独自の進化をしたことを指して、ガラパゴスケータイ、略してガラケーと呼ぶようになったわけです。その後、iPhone, Androidの登場で、あっという間に時代遅れになりました。

日本独自仕様というのは、世界標準仕様にかなわない、とあの時多くの日本人は悟って、もう2度と同じことはしないだろうと思っていたのですが、実は今も、”時代の最先端”コワーキングスペース WeWorkで、日本がガラパゴス化していることに気づきました。

それはなにかというと、

All Accessというサービスです。

WeWorkのAll Accessのページを見ると、下記のように書いてあります。

そして、この「海外の年中無休のロケーションを表示」のリンクをクリックすると、

の各都市の拠点が出てきますが、日本はありません。上記の年中無休は24/7 Locationsとあるように、24時間年中無休です。

では日本はどうなっているかというと、WeWork JapanのAll Accessのページに書いてありますが、

つまり、

日本以外でAll Accessを契約すると、世界各地の拠点が使える。24時間365日利用可能。

日本でAll Accessを契約すると、日本の拠点だけしか使えない。利用できるのは平日9時〜18時のみ。

ということです。

いまや、テレワークで世界中の優秀な人材を集めてビジネスを作り上げていく時代なのに、日本だけ鎖国をしているかのようです。

価格については、サービス内容が低いにも関わらず、4/27調べで日本は5番目に高かったです。


旅行用スーツケースでRIMOWAというドイツの人気ブランドがあります。

その中でもルフトハンザモデルというものが人気が高く、ドイツの空港で売っています。私がフランクフルト空港のRIMOWAでルフトハンザモデルを購入した時、店員さんは自慢げに、「RIMOWAの製品は、世界中どこでも修理をしますよ」と言ってくれました。しかし、実はその当時、ドイツで買ったRIMOWAは日本では非正規品として修理をしてくれなかったのです。正規代理店となっている会社があり、日本で修理をしてくれるのは、その代理店が日本に輸入して百貨店などで販売したものだけでした。私はそれを知っていたのですが、「実は日本ではダメなんだよ」と言うと、その店員さんが落胆したらかわいそうだという気持ちと、フライトまであまり時間がなかったこともあって、「そうなんだ。すごいね。Great!」くらいのことを言ってその場を去りました。2015年くらいのことです。その後、RIMOWAはRIMOWA Japanの取扱いになって、今は、ドイツで買ったものも修理してくれるはずです。(自信はありません)


ガラパゴス化が一概に悪いとは思いません。地域にあった製品やサービスは必要です。ただ、日本でだけ利用できないとか、日本だけ除外されてしまう、というのは、日本の競争力を著しく落としていくことになると危惧します。

Windows 11 Sモードをポチりました。

価格コムの該当ページは、こちら

Windowsがどうしても必要な場面がほんの少しだけあります。

そこで安価なWindowsマシンを探していたところ、

HP社製ノートパソコン Windows 11  S搭載モデル

¥27,800

というものを発見!!! 早速購入しました。

4/25までの価格コム限定モデルだそうです。(4/26 9:30現在、同価格で販売していました)

さて、このWindows 11 SのSってなんだよ?!って話ですが、これはWindows Sモードというものになります。

Windows Sモードは、セキュリティとパフォーマンスに特化したWindowsのモデルです。

良く言えば

「セキュリティとパフォーマンスに特化」

ですが、

実態は、

「いろいろ制限つけて安全にしたし、アプリもインストールできないものも多いから、遅くならない」

ということになりそうです。

具体的なデメリットとしては、

Microsoft Storeにあるアプリしかインストールできない
ブラウザはEdge、検索エンジンはBingが既定となる
使えないプリンターがある

などがあります。(Microsoftよくある質問

まあ、これらもデメリットではありますが、セキュリティを高めるために仕方ないとも考えられますね。

私がWindowsマシンで利用するのは、特定のサイトにログインするのみなので、これらのデメリットも問題ありません。

まだまだ届きそうにありませんが、届いたらいろいろいじってみたいです。

 

衝撃!ワーケーションの、実はキビシイ現実〜新型鎌倉病か?!

ワーケーション(Work + Vacationの造語)が、テレワークになって実際にできるようになりました。

私も含め、当社社員でもワーケーションをした社員がいますが、事前に考えてたワーケーションと、実際のワーケーションは結構違っているという現実に直面しています(笑)

では、衝撃のワーケーションの事実とはなんでしょう?!

①観光はできない

せっかく観光地に行っても、昼は仕事をしているわけです。18時からどこかへ出かけようにも、京都の寺社仏閣をはじめ、たいていの観光地はその時間には閉まっています。

②旅館の夕食を毎日いただくのは、結構きつい

一泊か二泊なら、温泉旅館のボリュームある食事もいいですが、それ以上になると、私の年齢ではきついです。

③ランチ難民になりやすい

1時間の昼休み中に、土地勘のないところで食事をして戻ってくるのは、時間的にかなりタイトです。旅館などはランチ営業していないこともあります。

④PCや周辺機器が壊れたら大変

幸い、今までこういうことはありませんが、もし、PCや周辺機器が壊れた場合、近くにPCを扱うショップがないと、作業ができなくなります。

 


さて、売れてる漫画家が、かかりやすい病気『鎌倉病』をご存知でしょうか?

売れてきたので、海のある街、鎌倉で仕事をしたい
       ↓
せっかくだから豪華な仕事場兼住居をつくる
       ↓
一年くらいで東京に戻ってしまう

という、鎌倉のような海のある素敵な街に移住して、結局、戻ってきてしまうことを「鎌倉病」と呼びます。

鎌倉は文豪の住まいというイメージがあり、東京までさほど遠くもなく、漫画家が移住するにあたり候補になりやすいのでしょうね。基本、漫画さえ描ければいいので、東京に拠点を置く必要はない、ということもあるでしょう。

せっかく移住しても、アシスタントが来てくれない、夜に作業するような漫画家だと、夜中にあいている店が少なくて困る、などなどの理由で、早々に戻ってきてしまうようです。

下のtweetは、漫画家のうすた京介さんが、鎌倉病にかかり、鎌倉に仕事場兼住居を作ったが、引っ越したので、売りに出したが昨年8月時点で2年半以上売れてない、という内容です。

https://twitter.com/k_usuta/status/1430759567839821825

三井リハウスのページから情報がなくなったので、売れたのかな?と思った方がいましたが、売れてない、とうすた京介さんが返信されています。

漫画家が患いがちな鎌倉病については、こちらが詳しいです。

売れない理由ですが、アシスタント用の靴箱、作業台、ベッドが一般人にはあまりに使いづらいものになっているからと思います。

 


テレワークをはじめると、

通勤がなくて楽、天国だと思う、約1ヶ月
       ↓
どこで仕事してもいいんだから、せっかくだから海のある街とかで仕事したいなぁ
       ↓
楽天トラベルでいい宿見つけた!
       ↓
やっぱり今の自宅でいいや

と結局振り出しに戻るという、漫画家の鎌倉病とほとんど同じ経緯をたどります。漫画家より被害が少ないのは、家を建てたりせずに宿泊だけで済む点ですね。

その意味では、やはり漫画家がかかる鎌倉病は重症化しやすい、と言えそうです。

短時間労働について考えたこと

今日は、短時間労働について考えたことをつらつらと。

当社では、現在、子育て中の2名の方が、短時間労働をしています。ボーナスも出しますし、iPhone貸与もしますし、正社員同等の待遇をしているのですが、就業規則上は、規定労働時間に満たない者は非正規社員と書かれていることを知らされました。

就業規則を変更した方が良いと思い、いろいろ調べました。

規定労働時間は、普通は、会社で一つです。ただ、病院など職種によって規定労働時間が違う場合は、職種ごとに規定労働時間を定めているようです。

しかし、同じ会社の、同じ事務職で1日8時間の正規社員がいたり、1日6時間の正規社員がいる、というような場合の就業規則の雛形は見つけられませんでした。


さて、世間では「非正規」社員の待遇が問題になっていますよね。

そこで、正規社員、非正規社員とはなんなのか、調べてみました。

すると、なんと、法的には、「正規社員」「非正規社員」という区分はないとのことです。

非正規労働者も労働基準法上の「労働者」であることに変わりはなく、正規労働者と同様に労働基準法に定める有給休暇や解雇予告、労働時間等に関する規定が適用される(シティユーワ法律事務所)

正規社員と非正規社員が、同じ仕事をしているのに待遇が違う、というのが問題になり、「20条裁判」と呼ばれる争いが全国で起きているようです。

経営側が非正規という名称を使って、労働力を安く使ったという面は、残念ながらあるんだろうと思います。


そして今、私が考えていることは、

「正規」「非正規」と分けなければいいのではないか?

ということです。事実、当社では短時間労働の非正規社員にも正社員同様の福利厚生を提供しています。(ただし、有給休暇日数も法的に短時間だと少なくなるのと同じで、日数や金額などは労働時間数による部分はもちろんありますが)

まだまだ思いつきの段階なので、社労士さんとも相談しながら、さまざまな働き方ができる、新しい時代にふさわしい新しい就業規則を作れたらいいなと思っています。