「ドメイン」カテゴリーアーカイブ

【ドメイン名の意外な使い方】子供が生まれたら「ドメイン名」プレゼント、プロポーズにも?

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なんと、ウォールストリートジャーナルに

子供が生まれたら「ドメインネーム」を贈り物に

という記事が出ていて驚きました。

ドメイン名の斬新な使い方ですね!

他に面白い使い方がないか、と考えたのですが、

プロポーズに使う、というのを考えました。

自分の名字のドメインを取ります。

gonbeiドメインで検索してみたら、yokoyama.⚪︎⚪︎ というドメインは数百個くらい余っていますので、その中から好きなものを選びます。

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たとえば、yokoyama.moe とかです。

 これでレンタルサーバーを契約すれば、

⚪︎⚪︎⚪︎@yokoyama.moeというメールアドレスが作れます。

 もう、わかりましたね?

プロポーズに「(女性の名前)@yokoyama.moe」と書いた紙を渡して、「このメールアドレスを一生使ってほしい」みたいな感じにしたらどうでしょう?

 

 

誰もやらないとは思いますが(笑)

地域貢献型ドメイン「.osaka」、記者発表会開催

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2015年3月19日、ホテルニューオータニ大阪にて

地域貢献型ドメイン「.osaka」記者発表会

を開催させていただきました。

当日11時からの一般向け先行販売開始にあわせての開催です。

.osakaドメインは、これまでの日本の地名ドメインにない特長があります。

・利益の50%を大阪府内のコミュニティ活性化のために、NPOなどに寄附します。

・寄付先は大阪ドメイン有識者会議(ODAC=Osaka Domain Advisory Committee)に決めていただきます。

・ODACメンバーは、下記の3名の方にお願いしています。
大東文化大准教授 上村圭介様(ドメインに関する有識者)
NPOまちづくりネット熊取代表 松野隆一様(大阪府内まちづくりに関する有識者)
GIGAZINE編集長 山崎恵人様(インターネットメディア有識者)

 ・日本の地名ドメインとしては、初のファウンダーズプログラムを実施しました。そのため、記者発表の段階で、すでに稼働しているホームページがあり、ご紹介をさせていただきました。

・先行販売価格は¥28,000程度、一般販売価格は¥4,000程度となる予定です。(販売業者が価格を決めますので予想価格帯となります)

・他の日本の地名ドメインと比較して、高い値段設定ですが、世界の地名ドメインの中では一般的な価格です。また、ある程度の価格は、不正登録を防ぐ意味があります。

・これまで発表された日本の地名ドメインは、どなたにでも幅広く取得いただくという趣旨で登録要件はありませんでしたが、他の世界の地名ドメインがそうであるように、.osakaドメインには登録要件があります。大阪府内の団体、個人、その他大阪ドメイン取得に正当な理由のある方、となっております。

 

大阪府広報担当副知事 もずやん様がお祝いにかけつけてくれました。

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この時に撮った写真が、各種ニュースでの写真として使われています。

 

JPドメイン運営のJPRS社、.paris(パリ)レジストリ、.wien(ウィーン)レジストリ、ICANNからいただいたお祝いメッセージを披露させていただきました。

 

記者発表後すぐ、記事化していただきました。

■「大阪」に利益還元–地域名ドメイン「.osaka」で日本初の取り組み – CNET Japan 
http://japan.cnet.com/news/service/35061985/

■「.osaka」ドメインは利益の半分を寄付、GIGAZINEが寄付先を決める有識者会議の一員として参加することに – GIGAZINE 
http://gigazine.net/news/20150319-osaka-gigazine/ 

■〝ドット大阪〟登録してや~ 都市名ドメイン「.osaka」申請開始 – 産経WEST 
http://www.sankei.com/west/news/150319/wst1503190030-n1.html

■新ドメイン「.osaka」、儲けが出たらその半分を大阪へ還元 – INTERNET Watch 
http://www.sankei.com/west/news/150319/wst1503190030-n1.html

.APPをGoogleが約30億円で落札

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.APPのICANN主催オークションで、Google社が2500万1000ドル=約30億円(1$=120円換算)で落札しました。(ICANN該当ページ、英文

これまでのICANN主催オークションの最高額です。

このお金は、ICANNの懐に入ります。

申請社同士が合意の上、独自にオークションをする場合(=プライベートオークションと呼ばれます)、そもそもオークションがあったかどうかもわからないことも多い上、落札額も秘密になっていることも多いです。

2500万1000ドルが、すべてのオークションでの最高額かどうかはわかりませんが、多分最高額ではないかと思われます。

これまで多くのオークションで負けていたGoogle社が本気を出した、という感じです。

500番目の新gTLDは「.ntt」、その一方、「.docomo」は撤退

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 新ドメイン(新gTLD)は、本当にたくさんの数が出ています。

インターリンクでは、できる限り多くの新gTLDを取り扱っていますが、500番目の新gTLDが「.ntt」であることが発表されました。

(ICANN  500+ New gTLDs Introduced into the Internet)

「.ntt」は、一般販売されない予定です。

会社名、ブランド名のドメインは、自社使用することが多いです。

 

さて、その一方で、なんと「.docomo」は撤退しています。

(ICANN該当ページ)

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これは、審査不合格とかではなく、自らやめた、という意味です。

URLとして、「ntt.docomo」とか、良いと思うんですが、不要という判断になったようです。

 

ライバル社のソフトバンクは「.softbank」、KDDIは「.kddi」を申請しており、「.softbank」は契約の途中、「.kddi」は既に使用可能な状態です。

KDDIは「.au」を使いたいはずですが、2文字は国用になっていることと、すでにオーストラリアが「.au」を使っています。 

 ちなみに、「.la」はラオスの国用ですが、LA Names Corporationが使用権を取得、ロサンゼルス用のドメインだとして売っています。

KDDIがオーストラリアから使用権を取得して、ということも全く不可能ではないというお話でした。

(.laはラオスでの使用が少なかったのですが、.auは既に大量に使用されており、現実的には、不可能と思われます。)


 

 

 

忍者マラソン、ラスベガスで開催

GNNニュースによると、ラスベガスで忍者マラソンが開催されました。

「.ninja」を運営する会社が主催したそうです。

 

 

誰も走っていないようですが、早すぎて見えないらしいです。

 

・・・・というのはウソで、良くできたプロモーションビデオでした(笑)

 

ちなみに、TBSテレビの、「SASUKE」はアメリカでは、「アメリカン ニンジャ ウォーリアー」という名前で放映され、大人気を博しています。

 

Ninjawarriorlogo

 

 

 

忍者がこんなに有名になるとは、服部半蔵もびっくりでしょう。

 

と言いたいところですが、服部半蔵の祖先は室町時代に忍者だったそうですが、服部半蔵は武士で、忍者ではなかったそうです。

 

沖縄の地域ドメイン .ryukyu、一般登録開始

沖縄の地域ドメインは、.okinawaがありますが、もう1つ、.ryukyuが本日より一般登録開始となりました。

数ある新gTLDの中でも、.ryukyuはとても異色です。

と言うのも、同一地域で2つの地域ドメイン名があるのは、日本では沖縄だけです。世界では数は少ないのですが、いくつかあります。それらは英語表記と母国語表記の2種類です。

「.okinawa」と「.沖縄」

という、こういった感じで2つある、という例はありますが、.ryukyuのように琉球王国、琉球政府などで使われた過去の呼称というのは、他には見られません。

ということで、大変珍しい地域ドメイン名です。

ゴンベエドメイン .ryukyuのページ


 

ICANNからGALAパーティはなくなってしまうのか?

ICANNミーティングでは、参加者全員が集まるGALAパーティが水曜日夜に開催されるのがならわしでした。

しかし、前回のICANNロサンゼルスでは、「パーティのスポンサーが見つからなかった」という理由でGALAパーティがなしでした。

そして、次回のICANNシンガポールは、もともとアフリカでの開催予定がエボラで出席者が減りそうなため急遽シンガポールとなったのですが、実は1年前にもICANNミーティングはシンガポールで開催されています。

「前回やったばかりで、スポンサーが見つからない」ということで、シンガポールでもGALAパーティはありません。

そしてシンガポールの次は、ブエノスアイレスなのですが、こちらも2年前にICANNミーティングが開かれたばかりです。

GALAパーティが開かれない、というのが当たり前になりそうです。

歴史は夜作られる、という言葉にもある通り、参加者同士が食事を取りながら、情報交換をするというのはとても貴重な機会だったので、ぜひ復活させてほしいです。


 

次回の新ドメイン申請はどうなる?〜ICANN51LA

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まだ今回の新ドメイン(新gTLD)がそろっていない段階ですが、気の早い話で次回の新ドメイン申請はどうなるのか?ということがICANN51ロサンゼルスでは既に話題になっています。

申請時期については、2017年という予測もあれば、申請したい人がいつでも申請できるようにすべき、という主張もあります。

さて、ここで話題にしたいのは、似たような文字列が申請できるか?ということです。

当初のガイドブックを読む限り、既存のものに似た文字列は申請できないことになっていました。

たとえば、「.orz」は既存の「.org」に似ているのでダメだと考えていたわけです。

当然、申請のあった「.photo」(4,320円*)と「.photos」(3,240円*)は、どちらかが落とされると思っていましたが、実際には両方OKになったのです!

そこで、新たな問題が発生してきました。

次回の申請で、人気のあるドメインに似せた文字列がOKになるのか?ということです。

たとえば、「.com」に対して「.coms」とか、「.nets」、「.clubs」などが認められるのか?

.club」運営社にとって、「.clubs」が出てきて、安売りでもされた日には、死活問題です。

ICANN理事との懇談会で、この件を質問した人がいました。

ICANN理事の答えは「貴重なご意見、ありがとうございます」でした。

次回の申請でコバンザメ商法がOKになるのかどうか、注目されます。

(* 2014/10時点でのゴンベエドメインでの税込み1年登録料金)

新gTLDのDNS名前衝突ブロックリストとは?

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.moeのランドラッシュ期間(ちょっと高いけど、優先的に取れる期間)となり、多くのお申し込みをいただいています。

その中で、「欲しいドメインが取れないのはなぜ?」というお問い合わせをいくつかいただいています。

ランドラッシュ期間は、同じドメインを申請しても、オークションになるので、普通は「取れない」という表示になることはありません。

そのあたりについては、こちらをご覧ください。

ここでは、DNS名前衝突ブロックリストについて、もう少し詳しくご説明します。

たとえば、dell-pc1.moe がリストに載っていますが、これはどういう意味かというと、世界中の誰かが、ブラウザのURLに「dell-pc1.moe」を入れてしまった(またはそれに類似した行為)ということです。

正式な.moeができる前に、社内ネットなどのプライベートネットワーク上に、.moeというドメインを作って運用していた人がいて、dell-pc1.moeという名前を使っていたという可能性が考えられます。

そこでICANNは、プライベートネットワークとはいえ、使っていた人に不都合が生じないように、ということで、dell-pc1.moeをDNS名前衝突ブロックリストに入れた、とまあ、こういうお話です。

もちろん、この可能性よりは、「単に誤ってブラウザのURLに入れてしまった」というものの方が圧倒的に多いです。

たとえば、DNS名前衝突ブロックリストの4番目、

000db143c437c881c1287c0a0c2e7b7a0e88ff3a.moe などです。

DNS名前衝突ブロックリストは、ある程度の期間の後、解除されることになっています。

そのときはまたお知らせいたします。