ネットの混雑を高速道路の渋滞にたとえてみると…

インターネットが外出自粛で混雑しています。

ゴールデンウィークで高速道路が混まなかったかわりに、ネットが大渋滞を起こしたような感じです。

そこで、今回は多少の無理を承知で、ネットの混雑を高速道路の渋滞にたとえてみたいと思います。

多くの人は、渋滞というと上の写真のように、高速道路に車が溢れていると考えると思いますが、実はネットの場合は、高速道路は、こんな感じ↓

 

そうなんです。実は高速道路の本線は空いています。

では、どこが混雑してるのかというと、

料金所が大混雑しています。

ネットの混雑はほとんどこれが問題です。

そして、各管轄なのですが、

高速道路入口 …… NTT東西の管轄、各電話局

高速道路本線 ……インターネットプロバイダーの管轄

高速道路出口 ……コンテンツ各社 Netflixなど

もうおわかりと思いますが、当社のようなプロバイダーが管理できるのは、高速道路本線なので、入口と出口は管理できません。

特に現在、問題になっているのは入口の方で、NTT局でフレッツを収容する回線がいっぱいいっぱいになっていることが多いのです。

ここの部分は、NTTが設備投資時に決めた基準、一人あたりxxxkbpsというような基準によって増設をするため、その基準にあわなければ、「混雑してるから増設してよ」とお願いしても、してくれないのです。

そこで、管轄外の当社のようなプロバイダーが解決する方法としてはIPv6ネイティブ方式による接続があります。たとえて言うと、料金所を迂回して接続する方式です。

各社ともさまざまな名称でサービスしていますが、インターリンクにおいては、ZOOT NATIVE(ズット ネイティブ)という名称で販売させていただいています。

ではZOOT NATIVEは、常に ZOOT NEXT より速いのかというと、そういうことはなく、NATIVE方式ではIPv4⇄IPv6の変換をするため、そこに時間がかかり、最高速度は当社調べで400Mbps程度です。ZOOT NEXTは料金所ががらがらという感じで条件が良ければ、まれに最高速度600Mbps程度出る場合もあります。

全国に数あるNTTの局舎の混雑状況を当社が把握することは不可能なので、当社においてはお試し最大2ヶ月間を用意し、お客様ご自身で試していただくという方法を採らせていただいています。

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