私は毎朝、NHK BS「キャッチ!世界のトップニュース」を見ています。
あるとき、アメリカのニュースですが、なにかのイベントで俳優さんが集まったニュースで、「actress」という単語を俳優と訳していました。
日本では、特にメディアでは女優という言葉は使われなくなっていますよね。いつからか、ちょっと私も記憶にないのですが、いつのまにか、という感じです。
私は勝手に、「男女平等だから、女優という言い方をやめた、きっとアメリカからの受け売りだろう」くらいに思っていたのです。つまり、アメリカでも女優という言い方は、なくなってるんだろう、という風に思っていたので、actressという単語が現在も普通に使われていることに驚きました。
さて、現在は、She, Heをやめて They にしようという話もあります。カリフォルニア州バークレイ市では、単数でもTheyを使う条例が可決されています。
このように、男女を分けないという考え方もある一方、世界の言語では、名詞に性別をつけるフランス語のような言語もあります。(*1)
新型コロナウイルスは、どっちなんだろうと調べてみると、
『フランス語の「COVID」は女性名詞、学術機関が裁定』(CNN)
ということだそうです。
さて、さきほどメディアで女優という言葉は使われない、と書きましたが、実は、使われる場面もあります。
それは、、、、
そうです、
日本アカデミー賞です。
日本アカデミー賞には、主演女優賞というのがあります。
「今年の主演女優賞は、女優の○○○○さんです」、と言うのか、それとも「今年の主演女優賞は、俳優の○○○○さんです」、と言うのか、今度注意深く聞いてみようと思います。
(*1)単語に性別のない英語でも、代名詞にするときに、She, Heにするものがあります。shipはSheなど。